お好み焼き、初体験
ロス支店からBillが東京へセールスにやって来た。年は、20代後半、Nice Looking(ハンサム)Guyである。彼の訪問したい企業が何社かある。
私が各社へ連れて行き商談の通訳をすることになった。商談と言っても、すでに日本側でビジネスが制約した顧客へのAfter Sales Serviceである。
通訳といっても、サービス面で問題があるかとか、サービスに満足しているかとかアンケートに近い形で、話が進められたので、適当に済ませることが出来た。(私の入った会社は、サービス業に属している)
顧客訪問前
ビル:How long have you been working here?
どのぐらい働いているの?
私:I have just joined this company!
会社に入ったばかり。
ビル:Me too! 同じだよ。
Have you ever been to the States?
アメリカへ来たことあるの?
私:Yah, I lived in San Francisco for 3 months and San Jose for a month!
そうだね。サンフランシスコに3か月とサンノゼに1か月住んだことあるよ。
ビルの発音は聞きやすい。ロスのディズニーランドの話をしながら親交を深めた。
ディズニーランドのキャラクター商品が、ほとんどMade In Japanで、日本に持って帰ってから
がっかりした思い出を話した。( 一体いつ頃の話をしているかって?
今は、Made In Chinaですよ~って)
ビルと顧客訪問を終え、事務所へ戻った。先輩達が、“お前、若いし独身だから、
今晩、ビルの相手をしてやりな!”、
“夕食終えたら、Discoにでも連れいってやり”と
。
事務所は赤坂にある。(現在のアカサカ・サカスに近い場所)
私:Bill, What do you want to eat?
ビル、何食べたい?
ビル:Japanese local food! What do you recommend?
庶民的な食べ物。何かお勧めは?
私の頭の中で、様々な食べ物が浮かんできた。赤坂は高級料理店と焼き肉店が多い。
“しめた、自分の好きなものが食える!”、"何が食べたい?”と自問している自分。
私:How about Okonomi Yaki! It’s Japanese Style Pizza!
お好み焼き、どう? 日本式のピザ。
ビル:That’ll be fine with me.
それでいいよ。
ビールで乾杯し、サラダ、お好み焼きのMix、焼きそば等を頼んだ。
焼きそばは気に入っていたが、お好み焼きはいまいちの様子だった。
それもその筈、ビリーも自分で焼いたのだが、形は流星型、中身はべちょべちょ,
具ははみ出し状態。
私:笑いを堪えながら、How do you like it? 気に入った?
(気に入るわけないだろう。。)
ビル:This is a Japanese Pizza, ha! これが、日本のピザ???と苦笑していた。
Poor Billyであった。かわいそうなビリー。
次回、ロスからの訪問者 Part2へ続く