父きみじにまつわるお話は、こちら
先日、ダーリンは、結婚式のニ次会へ参加するために、大阪へ出向いた。
その日は、一人でもなんなので、実家で過ごすことにした。
◇
「早くも戻ってきてしまったぜ…。」と思いながら、実家の目の前まで来ると、ベランダから父が顔を出した。
すると…
布団を叩きながら、満面の笑みで、歓迎のリズムをとってくれた。

パンパンパパパン!!!
おぉ、喜んでる、喜んでる。
この日の夕食の準備は父がしており、「鰹節がないぞ!」と騒ぎ出した。

「おーーーーい!ママ!鰹節!!」
「ペンギンの中でしょ!」
その辺の入れ物を探し回るきみじ。
「ペンギンなんてないぞ!」
なかなか目的のものにたどり着かないきみじに、腹を立てた母が近づいてくる。
「あるでしょ!!ここに!!」
「ペンギンじゃないぞ!!コレ、河童じゃん!!」
「どこが河童なの!」
「どう見てもわし、河童にしか見えん。」

あんたが、河童にしかみえないよ。
久しぶりともいえない実家での一日は、父きみじの布団叩きによる歓迎の音楽と共に始まり、ペンギンのPINGUを河童呼ばわりする父きみじの罵声と共に終わった。
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