【オープン戦ダイジェスト・後編 ~桃色行脚'16~】 | 監督のささやき戦術

 球春到来にアドレナリンの制御弁を全開にし、短時間観戦となるのも厭わず、あちこち精力的に出没しまくったここ2週間ばかりのオープン戦観戦記ダイジェスト後編をお送りする。

 ※前編はこちら

 

 

⑤3月16日(水) ライオンズVSホークス (西武プリンスドーム)

 今季二度目のプリンスドームへは、10年ぶりにこの球場のマウンドに立つ平成の怪物、松坂投手を見るためにやって来た。

 

 その松坂投手は、2回を投げて被安打3、坂田選手にソロアーチを浴びて1失点という内容。

 球速も最速142キロで、ストレートのほとんどが130キロ台で制球にもばらつきがあり、復活への道のりはいまだ半ば、という印象であった。

 

 松坂投手を初めて生で見たのは、彼が高卒1年目であり、この球場の屋根が完成したばかりであった1999年の夏

 あれからもう17年。お互い歳を取ったものだ…、と帰りの西武線の車中で、時の流れの早さをしみじみ実感したのだった。

 

 3回までの観戦となった試合は、2-1でライオンズが勝利

 

 

⑥3月17日(木) スワローズVSタイガース (神宮球場)

 カープ戦から中1日でやって来た木曜日の神宮球場は、タイガース戦

 

 昨秋のドラフト会議の際に、「慣れた神宮で一緒に頑張ろう!!」と、真中監督がよそのチームのドラ1にかけた激励の言葉がついに実現。

 その当たりクジ勘違い事件の当事者、1番レフトでスタメン出場した高山選手は、最初の打席でいきなりツーベースを放ち、真中監督の激励に手痛い一発回答を見せる。

 

 4回まで観戦した試合は、最終的に1-1のドローだった模様。 

 

 

⑦3月19日(土) ジャイアンツVSイーグルス (東京ドーム)

 今季三度目のご贔屓イーグルス戦観戦で、今季初めてビジユニ姿を見る。

 そして守備につく赤い今江選手も初めて見た。

 

 開幕まで6日に迫ったこの日の試合は、両チームとも開幕投手がオープン戦最後の登板

 エラーなどもあったものの、序盤から失点した則本投手と、3回を1安打無失点に抑えた菅野投手で明暗分かれる格好となったが、「別に開幕で巨人と当たるわけじゃないし…」と自らを慰めつつ、正味30分の短い観戦を切り上げたのだった。

 

 菅野投手は全然打てなかったものの、交代後の投手を攻めて、イーグルスが逆転勝利を収めた模様は、当スタジアムのモニタで見届けた。

 

 

 以上、2回にわたってサクッとお送りした7試合が、3月第2週から第3週にかけて足を運んだオープン戦の全てである。

 

 2月28日の今季初観戦から数えると、既に13試合に達したのだが、ご覧の通りの時限観戦だらけで、イニング数に換算してみたら多分半分にもならないであろう。

 

 

 前回の記事でちらっと触れた、今年のオープン戦で個人的に密かに立てた「ある目標」であるが、今季現地観戦12試合目、上記の試合でいうと⑥の17日の神宮の試合で、無事に達成することが出来た。

 

 その目標とは、「オープン戦期間中に、12球団全てを生観戦する」という、どうでもいいっちゃどうでもいいもの。

 オープン戦、春季教育リーグの日程が出た瞬間に、「あれ、今年はいけるんじゃ…?」と立てた計画が、1試合たりとも雨天中止の憂き目を見る事無く、無事に計画通りに消化できたのである。

 

 そして同時に、当スタジアム開場以来4シーズン連続での12球団生観戦も達成となった。

 今季もなるべく広く見て回りたいと思う。と、毎年開幕前に言いつつも、終わってみればイーグルス戦に偏重するのだが…。

 

 

 各地で熱戦を繰り広げてきたオープン戦も、明日で全日程を終了

 

 その明日は、当スタジアムは本日の貸切臨時営業のスライドで休場日とさせて頂き、港町でイーグルスオープン戦優勝の行方を見守ってくる予定である。

 参戦予定の方は、現地でお会いした際には遠くから生温かく見守って頂ければ幸いである

 

 というわけで、週末にいよいよ開幕を迎える今週は、明後日22日(火)から、引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。