野球好きにとって春の訪れを感じるのは、桜前線ではなくオープン戦の北上であろう。
東京に上陸したそのオープン戦前線で、今季の「野球始め」をしてきた本日日中の話をさせて頂く。
やって来たのはもちろんこの球場。
昨季の「野球納め」となった11月の「プレミア12」3位決定戦以来約3か月振りとなる東京ドームが、今季の野球観戦のスタートの場となった。
対戦カードとスタメンはこちら。
東京ドームのジャイアンツ主催のオープン戦でその年のプロ野球始めを迎えるのは、気づけば今年で4年連続となり、そのうち直近3年は毎度スワローズ戦である。
様々な改修がなされた東京ドーム。プレイボール前に少々見て回る。
1階バックネット裏上段から、三塁側に移設された記者席。
現在空き地となっている旧記者席エリアは、1席150万からの超高級シーズンシートができるらしい。
内野スタンドに導入された新しい椅子。
以前のものに較べると色が濃くなっているのが、2階席から眺めるとよく分かる。
座っていないので、座り心地は分からない。
明らかにフカフカそうな内野スタンドの椅子は見ただけで、試合はジャイアンツファンクラブからもらった招待券で、2階内野自由席の三塁側、今年も引き続き固い椅子に座って観戦。
指揮官としては初めてお目にかかる、高橋由伸新監督。
同姓のよしみで密かに応援している。
今季初観戦という事で、主に「お初」の方々を重点的に見てきたので、ざっと触れてゆく。
パリーグファンとしては見慣れた選手の、見慣れないユニフォーム姿で試合はスタートした。
バファローズからやって来た坂口選手。
残り少なくなってきた近鉄戦士には、セでもう一花頑張ってほしい。
こちらは見慣れた中心選手の、見慣れない後ろ姿。
青木選手と同じ背番号的出世を果たした、山田選手の新1番。
前任、前々任の背番号1と同じく、いつかは海を渡ってしまうのだろうか…?
9番ライトでスタメン出場していた、前評判の高いドラ5ルーキー。
日大出身の山崎晃大朗選手。
第1打席でいきなりツーベースを放つ活躍を見せていた。
ジャイアンツでは、ドラ2ルーキーが2番レフトでスタメン出場。
早稲田大出身の重信慎之介選手。
昨年の東京六大学野球や秋の神宮大会などで見たことがあるので、何となく親しみを覚える。
3億円の新助っ人は、4番ファーストで出場。
196センチの長身外国人、ギャレット選手。
出身校がアンドリュー高で、ファミリーネームがジョーンズという、犬鷲ファン的に妙に心がざわつく事が名鑑に書いてあった。
見慣れた選手の見慣れぬユニ姿シリーズ、ジャイアンツではこの選手。
マリーンズからやって来た、クルーズ選手。
当たり前だが、東京ドームのウグイス嬢によるクルーズ選手のアナウンスのトーンは普通であった。
野球始め早々、毎度お馴染み出勤前の時限観戦であったため、スワローズの2番手としてこの新外国人投手がマウンドに上がったあたりで、タイムアップとなった。
ヤンキースからやって来た、デイビーズ投手。
どうでもいいが、このデイビーズ投手を含め3名が新加入し、現時点で5名いるスワローズの外国人選手は、全員ヒゲである。
3回裏途中まで、時間にして40分足らずの短い観戦となったが、グラウンドで躍動するプロ野球選手、スタンドで応援するファンが作り上げる球場独特の空気に触れ、また場内では当スタジアムのお客様に多数お声がけを頂き、「ああ、今年も野球の季節がやって来たな…」という気持ちの高ぶりは十分に得る事が出来た、今季最初の野球観戦であった。
3月に入り本格化するオープン戦から、今年も精力的にあちこち足を運んでゆきたいと思う。
本日貸切臨時営業を行った関係で、4年に一度の明日2月29日(月)をスライド休場日とさせて頂くので、当スタジアムの次回営業日は3月1日(火)となる。
野球前線が列島全体に拡大する3月も、引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。