【東京ドームのラストサムライ ~桃色行脚'15~】 | 監督のささやき戦術
 14日間にわたって各国代表が熱戦を繰り広げた「プレミア12」は、韓国代表の優勝で21日(土)に幕を下ろした

 初開催の国際大会、ましてや2駅隣でやってるとあっては、これはちょっとだけでも参加するっきゃない!、と行ってきた、大会最終日のデイゲームの話をさせて頂く。


 というわけでやって来た、正午ちょい前の東京ドーム
ドーム前
 桃魂グラコンをこの秋初装備。

 この日の3位決定戦&決勝戦の通しチケットをゲットした際には、日中は某国同士の3位決定戦を東京ドームで観戦し、夜は侍ジャパン世界一への挑戦をお客様と一緒に当スタジアムで盛り上がる、というシナリオを寸分も疑わず思い描いていたのだが、ご存じの通りにこの前々日の準決勝で韓国に敗れた侍ジャパン
 というわけで、この日の3位決定戦は日本VSメキシコまさかの「侍ジャパン観戦」が実現してしまったわけだが、もちろん「ラッキー」とは思えるはずもなく…


 この試合のマイシートは内野自由席、エリアは東京ドーム2階席の全域
 正午ちょい前に到着した時点では半分も埋まっていない状況であったが、それでも混んでるところ忌み嫌う習性をいかんなく発揮し、空いていたメキシコ側の三塁側に陣取る。
マイシート
 とりあえず持ってきた「キャプテン嶋」タオルを広げてみる。まさかこの日は出場しないとはこの時は知る由もなく…。

 プレイボール1時間前のスタンドの様子。
プレイボール前
 御覧の通り、1階席はガランガランである。指定席エリアの人たちは、のんびり来るのであろう。


 定刻の13時に試合開始「BRONZE MEDAL GAME」の文字が、分かってはいても虚しい…
カード
スタメン
 スタメンはこちら。

 アルファベット表記で目立たないが、「田」のつく選手がスタメンに5人
 その「田」軍団が軒並み大活躍を見せた一戦となった。


 日本代表の先発は、ホークスの武田投手
武田投手
 3回を投げて1安打無失点の好投

 3番のスワローズ山田選手
山田選手
 先制ソロを含む2打席連続アーチで3打点。

 今大会大暴れであった、5番のファイターズ中田翔選手
中田選手
 2回に2ランホームランを放ち、大会通算打率.429、3HR、15打点でベストナインにも輝いた。

 今大会打撃好調だった6番ドラゴンズ平田選手
平田選手
 この試合でも2安打1打点で、打率.423で今大会を終えた。

 そしてこの試合では7番を打った、ホークス松田選手
松田選手
 2回、一塁に平田選手を置いた場面でホームランを放つ。

 と、「田」軍団の打者4選手で、都合8打点の荒稼ぎであった。


 試合中、グラウンドレベルのあの人を発見。
グラウンドレベル
 肖像権にうるさい事務所さんに怒られないよう、顔にモザイク処理

 恐らく今季最後の球場観戦になるであろうこの試合。
ラストる~び~
 この後仕事という事実を意図的に忘れ、今季の野球場る~び~納めをひっそりと執り行う。


 自軍本拠地神田スタジアムへ帰還するため、14時30分で観戦を切り上げる。
離脱時スコア
 ちょうど4回裏終了時点まで。この時点で試合は既にワンサイドの様相を呈していた。

 来た時にはガラガラだったスタンドも、帰る事にはこの埋まり様であった。
試合中
 チケットに子供料金の設定がないにもかかわらず、スタンドにはかなり大勢のちびっこの姿があった。
 国際大会を子供たちに見せたいという親御さんの思いの現れなのだろう。野球人気の低迷が叫ばれて久しいが、まだまだ捨てたもんじゃないと思わせられるとともに、このちびっこたちがお酒が飲めるような年齢になるまで、当スタジアムを存続させねば…、なんてことも思ったりしたのだった。


 そんなわけで、7回に「田」が付かないライオンズ秋山選手の2ランホームランで10点差をつけた侍ジャパンが、今大会最終戦を今大会初のコールドゲームでメキシコを下した様は、当スタジアムのモニタで見届けた。

 初開催の「プレミア12」を銅メダルで終えた侍ジャパン
 この悔しさをバネに、気づけばもう1年半後に迫っている「WBC2017」での世界一奪還を果たしてほしいと願っている。


 「WBC2013」の真っ只中にオープンし、その直後に侍ジャパンが破れてしまったため、実質的に当スタジアムにとっての初の国際大会がこの「プレミア12」となったわけだが、場内の全員が同じく喜び、同じく落胆する光景は、シーズン中には見られない新鮮な眺めであった。

 「WBC2017」も、次は2019年に予定されている第2回「プレミア12」も、「侍ジャパンのPVならリリーズ」と多くのお客様に指名して頂けるよう、引き続き野球居酒屋道に邁進してゆきたいと思う。
 

 「プレミア12」も終わり、ファン感も残り2球団で、いよいよ本格的シーズンオフに突入した11月下旬。

 シーズンオフも引き続き皆様の当スタジアムへのご来場を心よりお待ちしております。