人間関係をスムーズにする方法 | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

EQはemotional intelligenceの略で「感情知性指数」と訳されます。ただ、これだとわかりにくいので、「心の知能指数」と呼ばれることが多いようです。



ダニエル・ゴールドマンが書いた『EQ』は世界中で大ヒットし、日本でも『EQ――心の知能指数』というタイトルで翻訳出版され、ベストセラーになりました。


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その後、ゴールドマン自身の著作やそれ以外の手になる類書もかなり出版されています。

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今回はそのEQについて書かれた5 Ways to Quickly Improve Your Emotional Intelligence(EQをてっとりばやく上げる5つの方法)というタイトルの記事を取り上げます(→外部記事リンク)。筆者は人間関係論やコミュニケーション論の専門家で『How to Communicate Effectively and Handle Difficult People』などを出版しているPreston Ni教授です。


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では、さっそく読んでみましょう。



Emotional Intelligence (EQ or EI) can be defined as the ability to understand, manage, and effectively express one's own feelings, as well as engage and navigate successfully with those of others. According to Talent Smart, 90% of high performers at the work place possess high EQ, while 80% of low performers have low EQ. Emotional Intelligence is absolutely essential in the formation, development, maintenance, and enhancement of close personal relationships. Unlike IQ, which does not change significantly over a lifetime, our EQ can evolve and increase with our desire to learn and grow.

「心の知能指数(EQ/EI)は、他人の感情を精力的にうまくコントロールするとともに、自分の感情を理解し、制御し、効果的に表現する能力として定義づけられる。タレント・スマート社のよると、職場で高い能力を発揮する90%の人が高いEQを有しており、仕事ができない人の80%はEQが低い。心の知能指数が必要譜翔であるのは、組織化、人材育成、人材活用、人材開発などの分野である。生涯を通じてさほど変化しないIQとは違い、EQは向上心があれば増進させられる」


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では、どうしたらEQを上げられるのでしょうか。筆者はその5つの方法を、名言と共に解説します。1つ1つ見てみましょう。



1. The ability to deal with one's own negative emotions

 「自分のネガティブな感情への対応能力」


We become what we think about all day long.―Ralph Waldo Emerson

私たちはいつも考えているとおりになる。(ラドルフ・ワルド・エマーソン)


EQにおいて最も大切なのはネガティブな感情をコントロールすることです。状況を変えるためには、それに対する自分の考え方を変えなければなりません。自然とわきあがるネガティブな考え方を断ち切るために開発されたANT療法なら、簡単に実行できます。

そのやり方はYouTube上で開発者が解説しています。YouTubeにリンクしますので、関心がある方はそのやり方をマスターしてください(→YouTubeへ)。



2. The ability to stay cool under pressure

 「重圧があっても冷静でいられる能力」


Trouble comes from the mouth.―Chinese proverb

口は災いの元。(中国のことわざ)


誰でもストレスはあります。ストレスのかかる状況を乗り切るには、前向きと後ろ向きの境界と、バランスがとれた状態と撮れない状態の境界をつかむことです。大切なのは心を平穏に保つことです。具体的にはいかのようなことに留意してください。


(1) 誰かに怒りを感じたら、あとで悔いるようなことを言わないように、深呼吸して10まで数えます。ほとんどの場合、10まで数えたら対処法がわかってきます。それでも怒りが消えないなら、落ち着いてからもう一度考えてみましょう。


(2) 不安を感じたら冷たい水で顔を洗い、新鮮な空気を浴びましょう。温度が下がると不快感も減ります。カフェイン飲料は避けてください。


(3) 恐れを感じたり、憂鬱だったり、落ち込んでいたりする場合は有酸素運動をして、やる気を取り戻しましょう。からだを使うと感情も大きく変わります。


(4) 圧倒されたり、混乱していたり、傷ついたりしている場合は、外に出て頭をすっきりさせましょう。自然に触れて緑や青のものに囲まれると落ち着く作用があります。良い景色を探し見て、歩き、深呼吸をして、頭をからっぽにしましょう。

戻ったときは考え方が変わっています。



3. The ability to read social cues

 「実社会で空気を読む能力」


We don't see things as they are. We see things as we are.― Anais Nin

私たちはほかのものをありのままには見ない。私たちは自分のことをありのままに見る。(アナイス・ニン)


高いEQがある人はほかの人の感情を適切にくみ取る能力があり、自分の意図を伝えるすべも知っています。


(1) 相手の伝えたいことがわからないときは「友人が電話を折り返さなかったのは、私を無視するためだ」などとすぐに結論づけずに、「多忙だったのかもしれない」などとほかの選択肢を考えること。状況に対する見方を広くすれば、誤解する可能性も下がる。


(2) 確かめる必要があるときは確かめよう。必要であれば第三者にも尋ねてみよう。そのときは「単に聞きたいだけなんだけど、もし知っていたら教えてくれない?」のようにYes-No questionにならないように尋ねて、非難や即断は避けよう。



4. The ability to be assertive and express difficult emotions when necessary

 「必要時にはあえて難しい感情を表現する能力」


Being who we are requires that we can talk openly about things that are important to us, that we take a clear position on where we stand on important emotional issues, and that we clarify the limits of what is acceptable and tolerable to us in a relationship.― Harriet Lerner

私たちがありのままであるために必要なことは、大切なことでもおおっぴらに語り、感情における重要問題に明確な意見を持ち、人間関係において受け入れられることや我慢できることの限界をはっきりさせることである。(ハリエット・ラーナー)


日常では、賛同できないとかノーと言わなければならないなど、けじめをつけて接する局面がありますが、そういったときほど自然に言わなければなりません。

こうったときは、以下に述べる「状況ZであなたがYすると私はXと感じる」というXYZテクニックを使うといいでしょう。

I feel strongly that I should receive recognition from the company based on my contributions.

「自分の貢献を考えると、私は会社から功労を受けなければならないと強く感じる」


I feel uncomfortable that you expect me to help you over my own priorities.

「自分の優先順からすると、私があなたを助けると期待することを、私は不快に感じる」


I feel disappointed when you didn't follow through when you told me you would.

「やるといったのにあなたがそれをやらないと、私は落胆を感じる」


You are、You should、You need toのようにYouで始めるのは避けてください。



5. The ability to express intimate emotions in close, personal relationships

 「親しい個人的関係において親密な感情を表現する能力」


We live in the shelter of each other.―Celtic saying

私たちはお互いの庇護のもとに生きている。(ケルトのことわざ)


やさしさや愛情を効果的に表現する能力は、親しい人間関係を保つのには必須です。この場合の「効果的に」は、親しさを適切な関係性において共有することです。



結局、最後は愛情が大切ということになりそうです。



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