こんにちは、ミラーです。(^^)
の続きを書きますね。
十一面観音像の真下にいき、その足に直接触れて感じた
「あふれる炎のような何か」
その余韻にひたりつつ
正面から、そのお顔を見て、わたしはそこから動けなくなりました。
わたしの胸にぐぐっと迫ってきたもの・・・。
それは
「深い深い悲しみの感情」
だったのです。
えっ？えっ？
観音さまが、どうして悲しいの？？
最初は、よく解りませんでした。
どこからみても、ひかりを放つ美しさ。
人々に慕われ
不可能を可能にする不思議な力をもった存在・・・。
完璧ですよね？
それが、どーして悲しいの？？？
・・・その答えは、その瞳にありました。
涙がいっぱいで
今にもこぼれ落ちんばかり・・・。
そして、その瞳は、まっすぐに、こう語りかけてきたのです。
「わたしには、なにも出来ない。
こうして、ただ、ここに立って
人々の悲しみ、苦しみ、深い悩みを聞いているだけ。
わたしには、ただ、それだけしか出来ない。
わたしには、すべての人を救うことは出来ない・・・。」
圧倒的な、その感情。
本当に驚きました。
・・・・・・でも、そうですよね。
とっても現実的に考えてみると
人ならぬ立像には、人に触れる手もなければ
歩いていける足もなく
文字通り、ただ、そこに立っているだけ。
そこに、あとからあとから
雨のように、降り注がれる、人々の思い・・・。
「あぁ、なんて悲しくて、苦しいのだろう。」
まさか、人々が遠くからわざわざ会いに来る
観音さまが、こんな苦悩を抱えていたなんて・・・・・・。
（※これは、あくまでも、わたしの個人的なイメージのお話です。）
ビックリすると同時に
思い出したことがありました。
インドには、白い肌のホワイトターラ菩薩と緑色の肌をもつ
グリーンターラ菩薩という菩薩さまがいます。
※ホワイトターライメージ
※グリーンターライメージ
千の手を持った観音菩薩さまが
千の手を持ってしても、どうしても救いきれない衆生がいると悟り
その深い悲しみから流した涙から生まれた菩薩。
菩薩の抱えた深い深い悲しみ・・・。
最初は、その大きな感情のうずに飲み込まれそうに
なってぐるんぐるんしていたのですが(^_^;
その時にハッと気づいたことがあるのです。
「ひょっとして、菩薩さまに出来ないる事をするのが人の役割なのでは？」
いろんなことが、一気に腑に落ち、同時にわたしはあることを
決意しました。
それについては、また後日・・・。
ただ、この時感じた「人の持つ役割」については
直接、ライブでお会いした人にお伝えしていきたいと思います。
「あなただけの役割について」です。
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