1月17日は、我が家にとっては忘れられない一日です。

1995年、1月17日、5時45分。阪神大震災が起きた日時です。

当時両親と暮らしていた家は、家屋全壊。姉も数時間埋まっていました。

この寒い季節になると、いつも思い出す震災。あれから18年。


私は新しい家族ができ、子どもたちは震災は知らない。

だからこそ伝え続けなければいけないし、親として子どもたちの命を守れるように普段の防災意識を高めています。



息子達の学校送り迎えでは、通学路で危険な場所を繰り返し伝えています。

ブロック塀、自販機、マンホール、溝等々…揺れがあったときに危険はいっぱい。

我が家は河川が近いため、縮流(街の小さな路地など、津波が合流する場所では、時速が上がり、一気に水かさがあがる現象)箇所の想定も話し合っています。


育児と介護の両立×仕事も楽しむ黒子ケア 【介護のフリーランサー記/独立型ケアマネジャー記】


長男坊は3歳になり、防災についての理解が解りつつあります。
危ない場所、安全な場所、避難場所も定期でしっかり話し合っています。

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神戸、阪神間は地震の経験から、震災関連の建物も多いのですが、神戸にある『人と防災未来センター』は定期で行くようにしています。子どもでも理解できる防災ワークショップや資料もたくさんあるので、減災を深めることができます。神戸市も異人館や夜景だけでなく、こういう場所もスポットに盛り込んでほしいとさえ思います。今地元のNPOさんが、震災後にできたモニュメント、慰霊碑のマップを作成しています。200以上ある場所をまとめるのは大変な作業だと思いますが、私たちの地域にとっては大事な行動だと思います。

そんなこともあり、市民ひとりひとりが積極的でもあり、イベントもたくさん。

先日は、息子たちと、「生」の石をみんなでつくるイベントに参加。この「生」の石は、作家有川浩さんの「阪急電車」の作品にも登場しています。地元の復興、鎮魂の想いの元、有川さんも住まれている宝塚の武庫川にアートオブジェとして「生」の文字石が積まれています。

震災前日の16日夕方にライトアップされます。


長男坊も石に描き…


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石を重ねました…
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二男坊も背伸びしながら、石を重ねました。

なんとなくわかっているのでしょうか…、いつもはふざける息子達も真剣なまなざしでした。

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震災に関するイベントに少しでも参加することで、この子たちが大人になったとき、自分たちの問題として、災害を見つめてほしいと思います。

震災を経験した立場から、知らない世代に引き継ぐこと。小さな行動ですが、その積み重ねしかないと思います。


震災のことで取材を受けました♪



防災食の試食も家族みんなで行っています(介護の学校でも定期で試食会を行っています)。

最近は、防災食とは言えないくらい、すごいものが出ています。パスタやすぐに温まる食材は当たり前になり、高級有名店が続々と防災食に参入しています。毎年春にあるインテックス大阪の地域防災展では、新作の試食もできますが、味の向上に毎年驚いて帰ります。

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両親が足の裏ガラス片で刺さって血まみれで、小さな外傷のため、神戸の病院では手当てができませんでした。その経験から寝室に分厚い靴をおいています。

姉が長く埋まっていて、近隣者から借りたのこぎりで屋根をはいで救出された。当時自衛隊が「国にチェーンソーがもっとあれば、多くの人が救えたかもしれない」という新聞記事を読んで、社会人1年目のボーナスで、チェーンソーを購入した。今も倉庫においています…使うことがないことを願って。



震災を振り返ると、たくさんの想いやできごとが出てきますが、長くなりましたので、この辺で記事を終えます。いつまでも風化することない震災。



※過去の防災関連の記事まとめです。気になるテーマがございましたら、ご覧ください(^^♪


阪神大震災編まとめ


防災福祉編のまとめ(東日本大震災前)

昨年の1.17を振り返る

震災と神戸(復興しない街と心)

専門職としての防災

教員としての防災