おはようございます。アシシです。

デンマークから4月5日(月)に帰国し、2日後の4月7日(水)に東京から大阪に移動し、サッカー日本代表対セルビア代表の親善試合を観戦してきました。

世界一蹴の旅-スタジアム外観
夜桜が映える長居スタジアム。


世界一蹴の旅-スタンド
試合前にゴール裏に掲げられた日の丸とジャパンブルーユニフォーム。


世界一蹴の旅-国歌斉唱
選手入場。


ちなみに僕、1週間前まで対戦国セルビアに滞在してたんですが(過去日記参照)、現地からこんなお土産買ってきました。

世界一蹴の旅-マフラー
キリル語で書かれたセルビア代表のマフラー。


世界一蹴の旅-アシシ
セルビアのタオルマフラー持って応援する日本代表サポはそういないかとw


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ま、ほとんど誰もセルビアマフラーだと気付いてくれる人はいなかったですがw



試合結果についてご存じでない方は、スポナビのこちらのページをご覧ください。



試合内容の詳細については、いつもの通り僕は言及しません。

それはプロのジャーナリストの方々の聖域だと思っているので。



今日のセルビア戦は

・海外組招集されず
・対戦相手も3軍メンバー
・平日水曜開催
・当日夜は驚異的な冷込み

などなど、マイナス要素がたくさんあったにもかかわらず、46,270人の観客が詰め掛け、スタジアムは満員となりました。

そして、3点リードされて試合も終盤に入り、残り10分を切った頃から観客がぞろぞろと帰り始めました。これはよくある風景です。所詮フレンドリーマッチだし、明日も仕事ですしね。

会場の2~3割に空席が見え始め、時計が87分を過ぎた頃、会場に異変が起きました。



ホームゴール裏から延々と繰り出されていたニッポンコールに対して、初めてスタジアム全体が呼応し、会場全体を包み込むようなあたたかい手拍子が巻き起こったのです。



この風景ってテレビ画像で映し出されました?例えば解説者が「会場で今更手拍子が始まりましたね」とかそういうコメントってありました?



0-3という絶望的なスコア、必死さが感じられない日本代表のプレー、もう席を立ってもいい時間帯、いろんなことを鑑みても、この試合展開で今更応援がヒートアップする要素はどこにも見当たらないんです。

少なくとも、国立や埼スタ、横国でこんな試合をしたらゴール裏を除いた会場全体がしらけ切った雰囲気に包まれること間違いなし、という状況でした。



これはもしや、関西人の高度な皮肉ギャグか?もしくはブーイングの意味も込めた拍手?



色々と勘繰ってみましたが、僕は単純に思うに「頼むから点を取ってくれよ。折角観に来たんだからさ」という切実でピュアな気持ちの現れだったんじゃないかと。

試合会場にはワンセグで阪神巨人戦@甲子園をチェックしている人を多く見掛けました。つまり、今日の46,270人の多くはライトなファンであり、「今年はW杯だし、久し振りにサッカー日本代表の試合、観にいってみるか」とか思って足を運んでくれた関西人(普段は阪神ファン)が多かったんじゃないかと。

そうじゃないと、あんなタイミングで応援の波長が突然狂うことの説明が付きません。それくらい摩訶不思議な手拍子でした。そりゃーゴール裏から辛辣なブーイングは出てましたし、一部のコアファンが会場に足を運んでいたのも事実ですが。。

とはいっても、あんなに酷い状況で会場全体がラスト数分で日本代表に暖かい声援を送る光景に僕はちょっと感動しました。

それでも日本代表はその期待に応えることができませんでした。



そういった意味で、関西圏のライト層数万人の淡い期待を最後まで裏切り続けた日本代表の罪は重いかと。



僕らコアなファンにとっては、この敗戦は正直どうでもいいんです。僕らはどんなに日本代表が体たらくでも、一緒に日の丸を背負ってカミカゼ特攻隊の如く南アで共に心中する「覚悟」ができてますから。



課題は日本全体のサッカー離れの加速、これに尽きます。

4年に1度のW杯イヤーでライト層を取り込むか手放すかは、日本代表の結果次第。

ウキウキ気分で初めて代表戦を観に来た子供達の「希望」を踏みにじるプレーだけは勘弁してください。結果も重要だけど、そういったピュアなハートを持ったライト層の心に響くプレーをしてください。



それができなければ、日本サッカー界の未来はないです。



代表メンバーがこのブログを読んでいるわけはないですが、サッカー日本代表に人生を捧げている一サポーターの心の叫びとして、ここに僕の想いを記しておきます。



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