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ネパール旅日記3

ネパール旅日記第三弾です。
今回は最終回ですし、特に前回からの続きものなのでまず1と2からどうぞ。
 
 
では最終回の3!
 
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真夜中。突然目が覚めました。
異様な人の気配がしたからです。
もしかして誰か入り込んできたか?と思い、部屋の扉を確認すると鍵が開いていました。
いや、かかっていなかったというか鍵をかけ忘れただけかもしれない。何しろ疲れていたし。でも普段そんなことないんだけどなぁ…
などと考えながら鍵を閉め、念の為バスルームの中も確認。
誰もいません。
泊まっていた部屋は寝室とバスルームの2室という平均的な部屋だったので、他に誰かが隠れられるような場所もなく、やはり気のせいかということでバスルームの扉を閉め、また眠りにつきました。
 
そしてしばらくすると、、、
 
キィィィィ…
 
バスルームの扉が勝手に開きました。。。
三泊目だけど今までそんなことなかったのに。。。
 
しかしまぁアレです。そういうことです。
実際の人間じゃないのであればまぁ良いかと考え、気にせずに寝ました(^^;)
こういう時は気にしないのが一番ですよ。
 
以前僕は寺の隣に住んでいたことがあるんですが、その部屋がどうやら霊の通り道だったらしく、似たような経験は何度もしているんです。
そういう時は怖がっちゃダメです。気にしないで無視する。これが一番何も起こらないので。
 
慣れていて良かったw
というわけですんなり眠ることができ、朝。
気持ちの良い朝です。
この日は天気も良く、空気もいつも以上に澄んでいたようで、遠くのヒマラヤ山脈も綺麗に見えました。
 
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ここにエベレストがあるんだなぁと思うと何やら感慨深く、よし、顔を洗って最終日となるカトマンドゥを満喫しようと、バスルームへ入ろうとすると、、、
 
鍵がかかっていました。。。。。
 
昨夜扉が開いたところまでは確認してるんですけどねぇ(^^;)
無視してたから機嫌損ねていたずらでもしたということでしょうか(^^;)

もちろん部屋の扉が開いていたわけでもなく、密室でしたから。

不思議なこともあるもんです。

でも、不思議なことって結構身近というか、よくあるんですよね。

霊的な話に限らず、この世で生きているということがまず既に不思議なわけで。

こうやってネパールという遠い国へきているということも不思議なわけで。

 

スタッフに来てもらい扉を開けてもらいました。

鍵がかかっていたわけではなかったようで、開けるのに工具を使って苦労していましたが開けてもらうとやはり中に誰かいたわけでもなく、不思議でしたね。

 

気を取り直して朝から散歩。

するとクールなグラフィティを発見。

 

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HIP HOP文化は世界中に根付いているんですね。
 
うろうろ歩いているとお腹が減ってきました。
カフェのような店を発見し、OPENと書いてあったので入ってみると受付が。
新聞を読んでいる店員さんがいたので、やってますか?と聞くとOKと中へ入ることを促されたのですが、特に案内されるでもなく。
適当に席につこうとすると店員さんが寝てましたw
まぁアジアではよくあることですw
 
寝ている人を邪魔するのはよくないので、開いている席を見つけて座りましたが、誰も来ません。
誰かを呼ぼうと探してみると、他の場所には他の店員がスマホをいじっていたり、ボーっとしていたり。目が合ったので来てくれるかと思いきや来てくれず。
すみませんと声をかけても無視。
こりゃダメだと帰ろうとしたら、受付の店員さんが苦笑いしながら中に来て、席に案内してくれ、担当のスタッフを呼んでくれました。
最初からそうしろよ!w
 
まぁアジアではよくあることですwww
 
メニューからチャナマサラという豆カレーを注文。
ロティというパンを一緒に注文したのですが今の時間はロティができないとのこと。
ならばカレーだけで良いですと、カレーとドリンクを注文し、食べて飲んで店を出ました。
味は普通。値段が安かったので問題無しです。
 
しかしまだ食べ足りない感じだったので、他の店は無いものかと歩きまわりましたが、土曜ということも関係してか、なかなか朝からやっている店がありません。前日までは普通に朝からやっていた店も軒並みしまっている様子。
困ったなぁとさらに歩いて発見しました。凄まじい現地感の店を。

 

 

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ネパールはネパール語というヒンディー語に近い言葉が公用語で、民族によって使う言葉が違い、様々な言語があるので英語も公用語的に使われるようです。

看板には何語かわからないのですが恐らくネパール語。そして英語も書いてあったので、何とかなるでしょう。

見た目結構なハードコア具合ですが、こういう店でこそ現地の本物の味を味わえるってもんです。

 

店内入ってみると訝し気にネパール女性店員がオーダー取りにやってきました。一応英語は通じました。以下やり取り。

 

僕「メニューください。」
店「メニュー無いのよ。」
僕「おぉ。そしたら、カレーが食べたいんですが。」
店「カレー?」
僕「タルカリでも良いですし、ククラコマスとかカシコマスとか、カレー味であれば何でも。」
店「カジャセットならすぐ出せるけど、どう?」
僕「いいですね。ではそれでお願いします。」
店「ベジ? ノンベジ?」
僕「ノンベジでお願いします。」
店「ノンベジだと水牛になるけど大丈夫?」
僕「大丈夫です。おいくらですか?」
店「130ルピー。」
僕「OK! ではコーラも一緒にお願いします。」

 

やった!

カジャセットが食べられる!

しかも130ルピーって!!!

日本円で130円から150円くらいの値段ですよ。凄い!

 

カジャセットというのはネパールのおやつセットというかおつまみセットというか、とにかく軽食セットなのですが、食べてみると最高に美味しく、これがその値段で食べられるのは素晴らしいですね。

お店も綺麗ではないですし薄暗いですし、接客も丁寧ではないのですが、これがリアルな現地味です。

素朴な美味しさで、とても安い。

そう考えると高級店のコースのダルバートは2000円とかするわけで、凄い差だなぁと。

 

日本の価値観で考えるのと海外の色々を考えるのは文化が違うので、日本に例えたり差を認識したりするのが非常に難しいのですが、現地人の中でも裕福ではない人向けの店、平均的な店、高級店と、色々行ってみると色々と見えてくるものがあります。

特に裕福ではない人向けの店でこそ見えてくるものは多いですね。

色々なことを考えながら完食。支払いを済ませて店を出ました。

 

ホテルはこの日でチェックアウトだったのでチェックアウトを済ませ、この日は行くあてもなく色々と散策。

既に旅の疲れが出ていたのでネパールマッサージに行ってみました。

マッサージやらヨガやらスパやらネイルやら、色々と手広くやっているお店を発見。

値段を聞いてみると30分で1000ルピー。60分なら1500ルピーで、そちらがおすすめと言われたのですが、何しろ初体験のネパールマッサージです。下手なマッサージを60分受けるのはなかなかの苦痛なので、とりあえず30分でお願いしました。

 

以前カンボジアでマッサージを受けた時、60分でお願いしたのですがあまりに下手くそで、最終的には僕がちゃんとしたマッサージを教える為に施術者の女子をマッサージするというわけのわからない状況に陥ったことを思い出しましたw

 

薄暗い部屋に案内されると、ベッドがあるのみ。

 

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どうしたもんかと待っていると、担当の若い女の子がやってきました。可愛いです。

微笑まれつつ突然「脱いで」と言われてちょっとおかしな気持ちになりかけましたが、国によってはマッサージは脱いでするものと決まっている所も少なくないので、とりあえずパンツ一丁に。

 

僕の裸を見た女の子に「おぉ! 素敵!」と言われてちょっとおかしな気持ちになりかけましたがw、僕はかなり鍛えている上に色々と絵が描いてあったりする体なので、そういうのが好きな方からはよく褒められる方です。まぁそういうことだよなと「ありがとう」と伝えてうつぶせに。

 

すると背中のブッダアイに気づいて、「あぁ! ブッダアイ!」と言われてその部分をソフトタッチされて、ちょっとおかしな気…

しつこいですね(^^;)

 

結果的におかしなことにはまったくならず、普通に健康的なマッサージしてもらって終了。

ネパールマッサージの特徴としては、肉をしっかりつまんで揉みこむ感じでした。

エステに近い感覚です。

ネパールのマッサージということでもないのかもしれませんが、このお店はそんな感じでした。

他には女性客しかいなかったたので、もしかしたら女性向けのエステ的お店だったのかもしれません。

いずれにしてもなかなか気持ち良かったです。

 

外に出ると気分と裏腹にどんよりした空。

雨が降るのかもしれないなと思いながらまたタメル地区へ。

タメルは相変わらずの凄まじい砂埃です。

 

マッサージしてもらったことによって東南アジアを思い出し、その関連からタイ料理を食べたくなりました。

タメル地区の老舗タイ料理店に入り、グリーンカレーを食べました。

すると雨。

しかも結構な土砂降り。

傘は持っていません。

とはいえどこへ行くでもなし、とりあえずここでゆっくりしようということでカレーの後にデザートもいただいて長居。

 

ちょっと雨が軽くなってきたのを見計らって外へ。しかしまたすぐに雨が強くなって。

雨宿りがてらどこかまたお店に入ろうと思ったらカリーキッチンというわかりやすすぎる店名のお店を見つけたので入ってみました。

 

こちらはインドカレー系のカフェという雰囲気。

店内は雨宿りの外国人観光客でいっぱい。

フィッシュカレーと、朝食べられなかったロティをここでリベンジ。

 

またゆっくりしていると、ようやく雨がやみました。

朝から既に4カレー。

超満腹で外に出ると最高に良い天気!

 

 

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ネパールに来て初めてクリアに見える景色!

空気もめちゃめちゃ綺麗なんです。

凄まじかった砂埃は雨によってなくなり、本来の山の空気。

人間が自然を壊しているんだなぁなどと感じつつ、でも既に僕は文明の恩恵を受けまくった生活をしていて、それでもそんな中でしか生きていけないよなぁなどと考えつつ。

 

ふらふらと歩いてウインドウショッピング。

店員さんと会話しつつ何を買うわけでもなく。

気持ち良くなった街が嬉しくて無駄に歩き回りました。

 

途中、街中でパレードのようなものがあり、生演奏と共に行列が。

その割に皆どこか浮かない顔。

何だろうと思ってみてみると、真ん中に担がれていたのは神輿ではなく、死体。

もちろん布にくるまれてはいましたが、お葬式なのでしょうか?

調べてもよくわかりませんでしたが、その土地土地で色々な風習があるものですね。

 

気づけば夕方。しかし飛行機は夜遅い便だったので、とにかく時間つぶし。

空港に行っても何もないのはわかっていたのでとりあえずカフェに入り、トゥルシーをいただきました。

 

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トゥルシーとはハーブティー。

これが美味しいんです。

日本でも出しているお店がたまにあって、見つけると決まって飲む僕の好物のひとつ。

ただただお茶を飲み、ただただボーっと過ごし、やはり贅沢な時間だなと。

 

空港へ向かうまであと1時間半くらい。

最後に何をしようかと考え、やはりここはカレーだなということで、最後ですし高級店に行って締めくくろうと、ネパール料理の高級店へ。

こちらは高級店らしく、ネパールダンスも見れたりして実に豪華。

 

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民族ごとに違う踊りであり、それの説明もしていたので勉強になりました。

カレーももちろん美味しかったです。

 

遂に夜。

空港へ向かう途中の車から、見てみたいと思っていながら今回は行けなかったパシュパティナートも見れてラッキー。

あとはポカラに行きたかったなぁ。

しかしポカラはカトマンドゥから車で7時間くらいかかるそうで。

劣悪な道路状況で、ボロボロの車に乗って7時間は確実に疲れますから。

今回は行くのを諦めたわけでした。

 

ネパール。

一番印象に残っているのは凄まじい砂埃。

そして親切な人々。

美味しいカレー。

僕にとってネパールはこのような印象となりました。

 

水道工事が落ち着くであろう10年後とかに、また行ってみたいなと思います。

その際には今回行けなかったポカラにも!

でもその時はポカラが水道工事だったりして(^^;)

 

いずれにしてもまた行きたいです。

元々好きな国でしたが、さらに好きになって帰ってきました。

 

ネパールよ、またいつの日か!

 

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ネパール旅日記2

ネパール旅日記第二弾です。
1はこちら↓
 
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三日目。
前日のスワヤンブナートがいたく気に入ったのですが、さらに大きなストゥーパがあるということで、それを見にボダナートまで行ってきました。
ボダナートは歩いていくには遠い場所だったのでタクシーで。
ホテルの前でタクシーを止め、「ボダナートまでいくら?」と聞くと「400」と。
妥当なラインです。
全日はボダナートより近いスワヤンブナートで500取られたわけですが、車が綺麗だからと言っていたのと、運ちゃんの簡単なガイドつきだったので500で全然OK。
この日はボロボロの車。運ちゃんは何も話しかけてこない。それで少し遠いボダナートが400円。
どちらも妥当でしょう。
 
ぼったくられるのはアジアではよくあること。
特に乗り物の料金交渉は慎重にしないといけません。
インドなんか酷いもんですし、タイも乗り物の料金ぼったくりに関してはインドに負けないくらいです。
しかしネパールはぼったくろうとしないんですね。
この帰りもタクシーを使ったんですが適正価格の400でしたから。
もちろん中にはメーターで行ってくれるタクシーもあって、そうするともっと安いということですが、それでもこの値段なら騙されたという感じはせず、良心的な国だなと思いました。
 
朝から活気ありすぎる街。
砂埃の酷さも相変わらずです。
運ちゃんに「ついたよ。あっちだ。」とぶっきらぼうに言われて下車。
しかしネパール最大のストゥーパが見えません。
ボダナートに行けばどこからでも見える的な話を聞いていたのですが。。。
困ったなとうろうろしてみると、確かにあった!!!
 
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いやはやデカい!

大きなものを見るとテンション上がりますね。

方向はわかったのでそちらの方に向かうと入り口が。

入場料を払って入ってみれば大きなストゥーパを囲むようにして様々なお店が軒を連ねていました。

一回りして様子見。

二回り目。上に登れる所があったので昇ってみました。

デカい! 白い! 美しい!

 

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ネパール大地震で壊れたと聞いていましたが、しっかりと復旧していました。

街中はまだまだ地震の爪痕を感じる場所も少なくなかったのですが、こういう象徴的な所は優先的に直すべきですからね。

一刻も早い完全復旧を祈ります。

 

そんなストゥーパを囲むお店の中にカフェもあったので行ってみました。

これを見ながらカレーを食べたいなと思って。

 

店に入り、メニューからカレーとドリンクを注文。

「OK」と行った店員。暫くして戻ってきて「Today is no curry」と。。。

ここでもカレー食べに行ったのにカレー食べられない能力が発動してしまいました(^^;)

 

でも景色は素晴らしかったのでとりあえずチャイだけ飲みました。

 

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カレーは近くにあったフードコート的な場所で食べ、まぁ普通に満足。

ここからタクシーで一度ホテルへ戻り、軽く昼寝。

昼寝ができるなんて僕の日常ではまず無いですから、贅沢な時間だなぁと思いながら横になったのですが、既に髪の毛は砂埃でギシギシだったのでそれが気になって眠れず。

風呂に入ったところでまたすぐギシギシになるしなぁと考え、だったら寝るのは辞めて読書しようということで部屋でゆっくり読書。

いずれにしても贅沢な時間でした。

 

キリの良い所まで読み終えて、続いて向かったのはダルバール広場。

かつての王宮広場で色んなお店があって活気があるということだったので。

 

地図を頼りに歩いていくとどんどん道が狭くなっていき、それでいて活気のあるエリアに入っていきました。

古い街ということでその古さがまた良い感じで。

 

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中には宗教的な建物も色々あり、ヒンドゥーの神々に関するものも。

ヒンドゥー三大神に数えられるシヴァの化身のひとつである、カーラバイラヴの前で写真撮ってもらいました。

 
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ここの前で嘘をつくと死ぬという伝説があったそうです。

 

ダルバール広場ではカレーのスパイスを買ったりお茶を買ったり。Tシャツも買いました。

Tシャツを買う際に、お店の外看板にプリントTシャツ350ルピーと書いてあったんです。

それなら安いと思って店内入り、買おうとすると430と言われて「え? じゃぁ買わないよ?」というと「350」とすぐ下げる店員さん。

 

流石にこのダルバール広場はカトマンドゥでもトップクラスの観光地だからか、軽くボってこようとするんですね。

でもあくまで軽くなんです。

すぐに適正価格になります。

このあたりがインドとは違うところ。

 

ネパールで色々と思ったのは、インドと似ているんだけど、インドの悪い部分が少ないということです。

インドの悪い部分というのは主に人。

もちろん中には親切で優しいインド人もいるんですが、向こうから話しかけてくるインド人は8割がこちらを騙そうとしたり、金をふんだくろうとしてくる悪人。

しかしネパールではそういう人がほとんどいないんです。

だから人で疲れるということは全くありませんでした。

ただただ砂埃で疲れましたが(^^;)

 

買い物終えて歩いてタメルに行き、気になっていたカレー屋、タカリバンチャへ。

タカリ族というネパールの中でも料理に特化した民族のお店です。

 

流石のタカリバンチャ。ダルバートも最高に美味しければムスタングコーヒーがこの街にぴったり合う美味しさで。

ネパールのコーヒーってインスタントが多いんです。

普通にお店のメニューで「ネスカフェ」とか書いてあったりするくらい。

インスタントコーヒーも嫌いではないので良かったのですが、このムスタングコーヒーはそんなインスタントコーヒーにラムと蜂蜜が入ったもの。

これが最高に美味しくて。

ついついおかわりしちゃったくらいです。

 

お店の雰囲気も現地の人で適度に賑わっていて良い感じだったのでゆっくりしていると、隣の席に全身タトゥーの若者2人組が。

 

前日にスワヤンブナートで話しかけてきたネパール人も、ネパールでもタトゥー入れている人は結構いるという話をしていたのですが、確かにそのとおりなんですね。

街でもちょくちょく見かけていたのですが、この二人組はそのタトゥーの量というか範囲も広く、なかなかの好き者の様子。

 

チラチラ見ていると目が合ったりしたので、上着を脱いで話しかけてみました。

すると実に人の良い笑顔で意気投合。

一緒に写真なんか撮ってもらったりもして。

 

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カレー屋で出会ったネパーリータトゥーマン。
カレー好きな奴はだいたい友達ですからw
 
ムスタングコーヒーで軽く酔っぱらってた勢いもあって話しかけたわけですが、結果的に良かったです。ムスタングコーヒー様様ですねw
 
酔っぱらうと食欲が増すタイプな僕なので、ここからもう一軒カレーはしご。
近くにあるムスタングタカリチューロへ。
こちらではセットがライスかディドを選べるということで、ディドでお願いしました。
ディドというのはネパールのそばがきです。

 

 

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カレーも色々とついていたのですがかぼちゃのカレーと山羊のくず肉カレーみたいなものが最高でした。
そしてこちらのマスター、日本語ペラペラなんです。
最初は英語で話しかけてきたのですが、僕が日本人とわかると色々なことを教えてくれて。
 
特に砂埃の謎について教えてくれました。
ざっくりまとめると以下のような感じ。
 
カトマンドゥはここのところ人口が急増していて、水道も電力も不足している。
特に水道は深刻なレベルなので、国を挙げて水道工事中なのだが、工事する際に地面を削って出る粉塵の対策をしっかりとしていないので、これがカトマンドゥ中に舞い散りまくっている。
ここ数年間ずっとこんな感じだし、この先数年間もまだ続くだろう。
 
とのこと。
それだけ砂埃や粉塵が舞うのであれば水を撒けば良いのにと思っていたのですが、そもそもその水が不足していてそれを解消する為に工事しているからこその砂埃だったとは。
そりゃ水も撒けないって話です。
 
他にも日本におけるネパールカレーの話などで盛り上がっていると、今お店に日本から修行しに来ている人がいると。
聞いてみれば大阪の名店の方。
気になっていながらまだ行ったことのないお店だったので、いずれ行きますと約束しました。
マスターは名刺もくれて、「またネパール来ることがあればなんでも相談してください!」と。
ありがたいですね。
ネパールで友達ができました。
 
あ、そういえばタトゥーマン達の連絡先聞くの忘れてたな。。
一期一会。
縁があればまた会えるでしょう。
 
満腹になりホテルに戻り、ゆっくり風呂に入ってベッドへ。
お酒でも飲みたいなと思っていたのですが、気軽にお酒を買える店が見当たらず。コンビニ的なお店もほとんど無かったので。
ホテルのサービスで頼もうかとも思ったのですが、そうなると割高ですから。
ならば本でも読もうと思っていたのですが疲れすぎたのかいつの間にか眠りに落ちていました。
 
ふと気づくと真夜中。
妙な胸騒ぎがして突然の目覚め。
 
その胸騒ぎとは…
 
今回はここまでw
次回に続きますw

 

ネパール旅日記1

ネパールに行ってきました。
帰国後もすぐに色々忙しくして旅日記を書かないでいましたら、「今回は旅行記無いんですか?」なんて聞かれちゃったもので少しずつ書き始めますね。
 
まず、何故ネパールだったのか。
もちろんカレーを食べる為です。
カレーといえばインドじゃないの?と思う方も少なからずいらっしゃるでしょう。
もちろんインドもカレーの国なのですが、ネパールはインドの北に隣接する国。
インドと、インドに隣接する、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、スリランカあたりまではカレー天国であり、ほぼどの食事もカレー的な味がする、いわばカレー文化圏といえるわけです。
 
特にネパールは、日本にあるインドカレー屋に見えるお店のかなりの割合が、実はネパール人によるインドネパール料理のお店であることもあり、知られていないだけで日本人にもなじみ深いカレーの国なんですよ。インド人のお店よりネパール人のお店の方が圧倒的に多いですからね。
 
ただ、本当のネパールカレーはそのようなインドネパール料理のお店ではなく、ネパール料理にこだわったお店でしか食べられないのですが、まだまだ日本においては少数派。
最近は大久保エリアに本格的で美味しいネパール料理のお店も増えてきましたが、そのようなお店に行って本格的なネパールメニューを頼むと、店員さんから「ネパール行ったことあるの?」なんて聞かれることも多くて。
「無いけどネパール料理が好きなんだ」と答え続けること数年。すると決まって店員さんは悲しそうな顔で「行ってみてください」と言って会話が止まってしまってきました。
いい加減この辺で行っておかないと!
 
というわけでネパールのカレーを食べる為にネパールに行ってきたんです\(^o^)/
 
ネパールは直行便が出ていないので今回は香港経由で。
乗り継ぎがスムーズな便は高かったので香港で4時間程滞在する流れで、都合12時間くらいかかりました。
それだけでなかなかの疲れです。
疲労困憊で夜22時。ネパールの空港に到着!
 
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まず最初に思ったのは、空港が小さい。そして暗いということ。

暗いのは何故かというと、ネパールは年中電力不足に悩まされているんだそうです。

繁華街でも停電は当たり前。空港からその雰囲気がびしばし伝わってくるとは。

 

空港を出てトイレに入ってみると、なかなかです(^^;)

トイレの環境を見ればその国がどんな感じかなんとなくわかるもんですが、ネパールは、なかなかです(^^;)

空港のトイレでこれだと先が思いやられるなぁ。。。

空港出た所で車を拾い、時間も時間だったのでまずはホテルへ。

 

道すがら、外の様子を見ていたのですが夜22時すぎだというのに既にかなりの暗さ。

夜遅くまで営業している店はほとんどなく、車の明かりがあるくらい。

20分ほどでホテルに到着。

 

ホテルも暗いです(^^;)

でも思ったより良いホテルでした。ネパールは電力不足な上に水不足でもあるのでバスタブはついてないのが普通で、この値段だとついていないだろうと思っていたのですが、ちゃんとバスタブつき。

ラッキーです。

 

何しろ山国ですから。エベレストのある国ですから。

といっても首都カトマンドゥの標高は1400メートルくらいでそこまで高いわけでもなく、高山病の心配もいりません。

とはいえ山なので、やっぱり水や電気の供給は難しいのでしょうね。

 

そんなことを想いながら窓から外を見ると、そこには満天の星空!

というわけでもなく(^^;)

ネパールは大気汚染に悩まされているということも勉強済みです。それにしたってこんだけ暗いんならちょっとくらい星見えるだろうと思ってたんですが、東京の晴れの日の方がまだ見えるくらい(^^;)

そんなこんなで一日目はただただ寝ました。

 

二日目。

僕が足繁く通うカレーバー、パパスバルのオーナーのアンディがネパール人なのですが、アンディにおすすめのお店を事前に聞いていました。

まずはそのアンディイチオシのお店に向かいます。

 

地図を見るとホテルからも徒歩圏内。

散歩がてら行ってみようということで外へ。

実に良い天気です。

しかし歩いてみるととても気持ち良いとは言えず。。。

大気汚染が凄いというのは聞いていたのですが、排気ガスとかそういうことではなく、異常な砂埃なんです。

街行く人は頑丈なマスクをする人も多く、ノーマスクで行ってしまった僕にはかなりの苦しさ。

 

大通りにいけばいくほど砂埃が立ち煙り、先が見えない程だったので小道に入れる時はそちらに入りつつ、お店を目指しました。

しかしすぐ近くまで着いたはずなのにお店が見当たりません。

フラフラと迷っているとネパール人の青年が声をかけてきました。

 

「何か探してるの?」

「この店を探してるんだ。」

「あぁ、それなら、すぐそこだよ。見えてるだろ?」

「おお! あれがそうなのね。ありがとう!」

 

笑顔で見送ってくれる青年。

優しいです。

これがすぐ隣のインドだと、「案内してやるから金よこせ!」みたいな輩ばかりなんですが、ネパールはそんなこともなく、ただただ優しい。

もうそれだけでネパール最高ですw

というかインドが酷すぎるだけなんですが(^^;)

 

入り口はわかりにくかったものの、建物が見えていれば何とかなります。

ようやくたどり着いたBhojan Grihaというお店。

建物も立派で中庭もあり、かなりの高級店という印象。

まだ朝の10時頃だったのですが、営業していました。

ただ、他にお客さんがいるでもなく、完全に貸切状態。

座敷席に案内され、コースメニューを出されました。

 

コースでも良かったのですが、せっかく最初のネパールカレーですから好きなものを好きなだけ食べたいと思い、アラカルトメニューを出してもらい、頼んだのはアルタレコ、カシコチョエラ、マスコダル、アルボディタマ、そしてバート。

なんのこっちゃわからない方の方が多いと思いますが、全部ネパール料理です。

 

僕は英語も中学生レベルですし、他の国の言葉を話せるわけでもないのですが、異常なレベルでカレー屋に通い詰めてるおかげで、料理の現地名は覚えているんです。その名前が日本語でいうと何なのかもだいたいわかります。

だからどこの国へ行ってもカレーには困らないんですよ。

 

店員さんもその頼み方なら納得だという感じでニコニコ顔。

「ネパールワインだよ。ウエルカムドリンクだ!」といってお酒をついでくれました。

ネパールワインと言ってましたが、飲んでみればロキシーじゃないですか。

ネパールのひえ焼酎です。

「おぉ! ロキシー!」というとまたもニコニコ顔で「よく知ってるね!」と。

 

こういうことなんですよ。

例えば我々日本人からしたら、見た目完全に外国人で日本語もおぼつかないやつが日本料理店に入り、メニュー出しても意味がわかってるんだかわかってないんだかと思って説明しようとすると「なめろう。あと、わけぎのぬた、あります?」なんて言い出したら、「お前なんでそんな渋いの知ってんだよ!」ってことになりますよねw

そんな感じなんだと思います。

お店としてもそれは嬉しいことなので一生懸命作ってくれるし、なんならサービスも良くなる。

カレー食べ続けてきて良かったと思える瞬間ですw

 

頼んだものを一皿に盛り付けてみました。

 

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なんと美しい\(^o^)/

味も最高でした! 特にカシコチョエラが抜群に美味しくて。

今まで色んなお店でチョエラ食べてきましたが、ここほど美味しいチョエラに出会ったことはありません。

もうこの時点でネパール来て本当に良かったと思えました。

 

量はかなりあったのですが飲み物もおかわりして日本円で2300円くらい。

コースを頼むより結果的にお得になりました。

良かった良かった。

 

大満足で一度ホテルへ。

ホテルからお店までの距離は徒歩12分程度だったので、迷った時間を含めても行き帰り30分くらいの歩きでしかなかったのですが、既に髪の毛が砂埃でギシギシに(^^;)

これがネパールで一番つらいところなのでこれから行く方は帽子とマスク必須ですよ。

 

食事も食事で最高だったのですが、せっかくですから観光もしないと。

というわけで向かったのはスワヤンブナート。小高い丘の上にあるネパール最古の仏教寺院です。

歩くと結構ありそうだったのでタクシーで。

ホテル前でタイミング良くタクシーを捕まえ、料金交渉。

相場は日本円で400円くらいなのは下調べ済みだったのですが、タクシーの運ちゃんが「500だね。グッドプレイスだよ! 俺の車は良い車だし!」と。

確かに他のタクシーに比べて新しく、乗り心地も良さそうですし、運ちゃんも人の良い笑顔だったので乗り込みました。

色々と話しかけてくれて、豪快に笑う運ちゃん。

途中途中に「ここは〇〇だ。おすすめだから行くと良いよ。」など、ガイドもしてくれたので結果的に500でも損はしてないと思えました。

 

到着したスワヤンブナート。

入場料を払って門をくぐると、心地良い風にはためくすごい数の旗!

 

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なんだか幸せの黄色いハンカチを思い出しましたw
高倉健さんになったような気分でしばしこの旗を茫然と見つめること5分以上。
隣に武田鉄矢も桃井かおりもおらず、代わりにいたのは猿! 猿! 猿!
とにかく猿が多いんです。
それにしてもネパールで初めて空気が美味しいと思える場所でもあり、深呼吸する度に体内の邪気が外に出ていくような、超絶パワースポットでした。
本来は空気が綺麗なんですね。
 
さらに上に上るとストゥーパが。
ブッダアイです。
僕の背中にも入っているブッダアイです。
せっかくなので背中のブッダアイと一緒に写真を撮りたいと思い、ストゥーパ近くにいたネパール美女にお願いして撮ってもらいました。
 
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仏教的な由緒正しい場所なので裸になることは避けましたが、タンクトップで撮ってもらっていると、近くにいたネパール兄ちゃんにたどたどしい日本語で声かけられました。
 
「日本人?」
「そうだよ」
「どこ住んでる? シンジュク? ネリマク?」
 
何故練馬区なんだwwwww
 
「違うよw 詳しいねw」
「六本木で働いてたよ。タトゥー、カッコイイね!」
「ありがとう」
「ヤクザ? チンピラ?」
 
おいおいチンピラってwwwww
 
「違うよw 本当に詳しいなw」
 
と、ここから以下は英語で。
「日本はタトゥーに対する理解が無さすぎて大変だよな。ネパールにも結構タトゥー入れてる奴等いるけど、みんなちゃんと理解あるもの。見た目だけで色々決めるのは良くないよ。」的な話を。
わかってるじゃないか!
これが世界基準なんですよね。
日本には日本の文化と歴史があるのは重々承知していますが、そもそもその文化と歴史、特に刺青における文化や歴史について誤解が多いのは知られていないこと。
なのに自分が知っている全てこそが唯一の正義と思ってしまっている人が多いから、さらなる誤解が生まれるんです。
 
こういうことも世界を見ないとわかりません。
もっとみんな世界を見るべきですよ。
海外旅行へ行くといつも思うんですが、日本は本当に小さい。しかし、日本は本当に素晴らしい。
日本の良い部分も悪い部分も、海外に行くと見えてきます。
日本の全てが良くて全てが正しいなんてことはありません。
海外へ簡単に行ける時代なのですから尚更です。
 
スワヤンブナートを堪能し、気分も良くなったのでそこからは歩いて運ちゃんにすすめられていた場所へ行ってみました。
カトマンドゥの街はそれほど広くないので、歩こうと思えばあちこち結構色々なところまで行けます。
京都の街がひとまわりかふたまわり小さくなったくらいの感じでしょうか。
ただ、本当に尋常じゃない砂埃なのでずっと歩く気になれないだけです(^^;)
 
それでも気分良く、まずはタメル地区というカトマンドゥ最大に栄えているエリアへ。
お茶を飲み、日本人経営のカレー屋でカレーを食べ、一休み。
カレーについては僕のカレーブログの方を参照してください。
 
また歩いて色々な店を見てまわり、ネパール料理のモモを食べたりしながら夜の目的地であるNepali Chuloへ。
目当てはもちろんカレーです。
 
お店へ行く途中で巨大な爆発音!
なんだ!?と思って音の方を見てみると火花を散らす電線と、そこから落ちていく鳩。
鳩が電線にぶつかって爆死したようです。
 
カトマンドゥの街は異常な程に電線が張り巡らされています。
そしてその切れ端が地面に落ちていたりして危険極まりないのですが、みんな平然とその電線を踏んで歩いているので、大丈夫なものなのかなと油断してもいたのですが、そこにこの事態。
やはり油断してはいけないようです。
 
電線を避けながら歩いてやっとこさ到着。

 

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実に豪華! 今回はコースでいただいたのですがこちらも最高に美味しいお店でした。
 
食べ終わった頃にはあたりは暗くなっていました。
時計を見ると19時頃。
そろそろホテルに戻るか。しかし食べ過ぎたから歩いて戻ることにしよう。というわけで歩いて帰宅。
しかしやはり凄まじい砂埃!
この写真の下の方と先の方が白い感じわかりますかね?

 

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写真では全て伝えるのが難しいのですが、本当に先が霞んで見えない状態なんです。
そして明かりは車の明かりがメイン。
街灯もたまについているんですがたまにレベル。
 
そんな中で危険な電線の嵐。
さらにはネパールのみならずアジアあるあるですが信号を守らない車とバイクと人。
信号待ちなんかしてたら一生渡れない道だらけです。
 
僕はまだアジア慣れしている方なのでマシですが、それでも久しぶりに来ると疲れますね。
砂埃の疲れ、信号の疲れ、電線への気疲れのトリプルショックで、ホテルに戻ってすぐ風呂に入り、すっきりしたところで気づいたら爆睡していました。
 
続きはまた後日!
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