血液をドロドロにする血栓

血栓とは血の塊のことで、血液の流れを遮り、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる病気の原因になります。通常は血管が傷ついたり破れたりした時に、そこを修復する働きがあります。血栓によって止血され修復した血管は、そのままでは血管が狭くなって血液が通りにくくなります。それで、血栓を溶かす作用が自然に働くのです。

この血栓を凝固させる働きと溶かす働きのバランスが崩れた時、血栓が出来やすく、溶けにくい体質になってしまいます。



血液をサラサラにする薬

血液をサラサラにする薬の一つにアスピリンがあります。
2014年末にアスピリンの効果を検証した試験結果が論文として発表されました。(JAMA.2014;312:2510-20.)

試験対象者は高血圧、糖尿病、脂質異常症のどれかまたは複数合併しているが心血管疾患は起こしたことの無い人達です。
年齢は60歳~85歳の高齢者(平均70歳、男性42%)。全国から登録された7220人にアスピリンが投与され、心血管疾患を発症するかどうか追跡調査されました。5年後、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患を発症した人は、わずか2.77%でした。ほとんどの人が心筋梗塞や脳卒中を発症せずに済んだのです。

では、本当にアスピリンは心筋梗塞や脳卒中を起こさないようにする効果があるのでしょうか


アスピリンの心血管疾患予防効果

実はこの試験には続きがあります。7220人にアスピリンを飲んでもらうのと同時に別の7244人にはアスピリンを与えずに追跡調査をしました。

その結果、アスピリンを飲まなかった人達の5年後の心血管疾患発症率は2.96%だったのです。

統計学的に見ると2.77%2.96%の差は意味のある差とは言えません。


アスピリンの副作用

血液が固まるのを阻止する働きのあるアスピリンの副作用は出血が起こりやすくなる事。今回の試験で輸血や入院を必要とするほどの重症の頭蓋外出血を発症した人はアスピリンを飲んだ人で0.86%、アスピリンを飲まなかった人達では0.51%でした。

0.86%0.51%は統計学的に見て意味のある差といえます

実際にこの試験は当初の予定より早く打ち切られました。

今回のケースは薬を使った治療のケースでそのまま当てはめる事はできませんが「血液サラサラ」イコール「健康に良い」という概念は成り立たないと思います。

血液をサラサラにする食品やアロマが合っているかどうかは体質次第。そもそも血液を凝固させる力が弱く、血液を溶かす力は強い人が血液をサラサラにする必要があるのかとの問題もあります。

TM理論を勉強した人ならわかると思いますが、血液をサラサラにするという事はやる気が抑制されてしまったり、朝起きにくくなる、動きが鈍くなる事をも意味します。

だから、これから紹介する血液をサラサラにするアロマレシピはやる気が空回りする人、松岡修造氏のように熱すぎる人、リアクションが無駄に大きい人、「絶対◯◯であるべき、すべき」といった発想になりやすい人、サバイバー的な人におすすめです。


血液をサラサラにするアロマレシピ

ウィンターグリーン 5滴
ヘリクリサム 5滴
レモングラス 5滴
ラベンダー・アングスティフォリア 5滴
キャリアオイル 25ml


夕方から夜の時間帯に背中や首のマッサージに使うと良い。

体質的には人の話を最後まで聞けない、前向きで反省しない人、明るくて行動的な人は心血管疾患のリスクが高い体質ともいえるのでアロマと同時に果物、生野菜、お酢を積極的に摂取する事をおすすめします。

もちろん、体質は日々変化しているので自分の体質の見極めは大事です。

簡単な見極め方は上記レシピがいい匂いに感じる内は使い続けたら良いです、食べ続けたら良いです。
止めどきは匂いを普通に感じるようになった時です。

TMP会員の皆さんはどの体質の事をいっているかわかりますよネ



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