秀山荘オリジナル SB3 | 日々の日記(登山、機械式腕時計、クレカ・陸マイラー・沖縄・北海道、イタ車&バイクetc.)

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 久しぶりにマウンテンギアのご紹介。今回は秀山荘オリジナルのSB3です。

 6年前に数年ぶりに目覚めてしまった山登り。その後は登山を年間十数回も毎年繰り返しているうちに登山靴も自然に増え、冬山用にスポルティバのネパール、残雪期用にスポルティバのトランゴ、無雪期の縦走用にマムートのグラナイト、ハイキング用にスカルパのデイライト、岩稜帯用にファイブテンのキャンプフォーと5つの靴を使い分けてきました。

 このうちマムートのグラナイトは足型が一番フィットしていたものの、元々グリップ力がダメで岩場で不安だったところに、19回目の使用となった昨夏の北アルプス大縦走でつま先のラバーが欠け、ソールもそろそろ限界みたいだったので既に昨年“お払い箱”に・・・
 さらに今夏、スカルパのデイライトも南アルプス大縦走で使い、さらに17回目の使用となった折立~五色が原~室堂の縦走中にソールの端っこから剥離が始まり先日“お払い箱”に・・・
 冬山用のスポルティバのネパールはともかく、残るスポルティバのトランゴとファイブテンのキャンプフォーもまだ8~9回の使用とは言えいつ壊れるかわからないし、ここらでお払い箱になったグラナイトとデイライトが受け持っていた、無雪期時の縦走&ハイキングをこなせる登山靴の新規購入を検討しました。

 そんな時、ふと立ち寄った秀山荘のおんぼろ市でよさげな靴を見つけました。それがSB3です。
 以前、秀山荘オリジナルのSB1というモデルを持っていました。一番グレードの高いやつで現在は販売されていませんが、堅牢さは群を抜いており、今の軽い登山靴とは違ってメンテナンスすれば一生履き続けられるような靴でした。
 ただ重いんですよね、このテの重登山靴はめちゃくちゃ。足首に錘を付けてトレーニングしているみたいな(笑)。それと靴下を2枚履いている時代に買ったこともあり、1枚しか履かなくなってからは靴が大きすぎて踵などに靴ずれを起こしてしまうこともあったので処分してしまったんです。

 で、このSB3ですが、私が買ったSB3は普通のSB3と違って、職人さんがサンプルで固いソールのものを1点モノで作ったやつなんです。レギュラーのSB3は比較的柔らかいソールなんですが、付いていたソールはSB1にも使われて、また私が普段使っている秀山荘オリジナルのチロリアンハードにも使われている硬いソールをテストで装着した靴なんです。
 故に爪先で岩の上に立っても踵が落ちません。その分柔軟性には欠けてハイキング程度の山行には不向きかもしれませんが、SB3の重さはレギュラーのもので650gとスウェードの厚い革を使っているのに持っているスポルティバのトランゴより軽いです。

 色が地味ですが、オジサン受けはしそうな玄人好みの靴ですね。ゴアなんかは使っていませんが、早速蜜蝋を指で塗りこんで革に防水性を持たせるようにしています。またこのテの靴は履きつぶしたグラナイトやデイライトのようにソールがダメになったら“お払い箱”にはなりませんから、一生使い続けられるのではと思っています。