札幌ビール博物館 | Lancashire スローライフ

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イギリスLancashireより、何気ない普段の生活を紹介しています。
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イギリスに帰ってきてから、ずっといいお天気に恵まれてます。
庭に放置していった植物たちは、ハーブ類は、ちょっと水不足?だったけど、トマトなんか、もうワサワサ生い茂って、モンスター化してました。
イチゴもちょうど赤くなり始めてて、少しずつ収穫中。
ただ、にんにくの茎が枯れてて、あれ?にんにく大丈夫かな?
チリとパプリカは、なんかなめくじに食べられてしまった様子
1か月ほったらかしてたので、しょうがないですね。

さて、もうしばらく、日本帰省の話が続きます。
北海道の田舎(東川)に住むボンのイギリス人の友達Gが、札幌に遊びに来てくれたので、ボンが前から行きたがってた札幌ビール園の中にある札幌ビール博物館へ行ってきました。



札幌ビール園には、ボンと一緒に今まで2度ほど行ったのですが、一度は夜、ジンギスカンを食べに行ったので、博物館は閉館していて、2回目に行った時は、休館日の月曜だったので、結局中を見学できず・・・
3度目の今回、やっと中を見学する事ができました。

20分毎にガイドツアーがあって、無料で参加できるんですが、私達が到着したとき、ちょうど始まったばかりで、日本語だけのツアーだと言う事で、私達は、英語の説明書をもらって、自分達で見学しました。

  


見たことのない昔のビール瓶が展示されてました。
左が初めて出荷された冷製ビール、右が熱処理ビールだそうです。





ラベルが右から左に書かれてるのが、なんだか古いなぁ~と。
日本のビールって、ドイツビールの影響を受けてるとは思ってましたが、札幌ビールも、ドイツでビール製法を学んできて、明治9年(1876年)に開拓使が醸造所を設立し、ビールを作り始めたそうです。

一時は、エビスビールを作っていた日本ビールとアサヒビールと合併し、大日本ビールと言う会社になり、更に他の会社も合併し、シェア7割を占めるほどの大きな会社になった事もあったそうです。
その後、また、分割し、今に至るようです。





リボンシトロンってサイダーは、日本全国で発売されてますが、リボンナポリンって、確か北海道限定なんですよね?
オレンジ色のサイダーで、ナポリンちゃんって女の子がキャラクターになってて、子供の頃、よく飲んでて、大人になってからも懐かしくなって、関東で働いてた時も、北海道帰って来ると、飲みたくなってたんですよね。
1915年から発売されてたなんて、そんな長い歴史があったんですね。
今現在も、現役です。



ビール仕込み用の大きな銅釜(ホップの苦味や香りをつける行程などで、用いる煮沸釜)が展示されていました。実際に札幌工場で使ってた物らしいです。
何リットル入るって言ってたかなぁ~。


こちらは、ビール酵母の純粋培養装置。



こんな昔のビールの商標板っていうのかな?が飾ってありました。



そして、こちらは歴代のサッポロビールのポスターが勢ぞろいです。
ボンは、こういうポスター大好きで、以前、居酒屋に飾ってあったアサヒビールの古いポスター欲しくて、お店の人にどこで買えるか聞いたら、わざわざ取り寄せてくれて、無料で戴いた事もあるんです。
先日、紹介した従姉と飲みに行った時に行ったお店でもサッポロビールのこの中のポスター色々飾ってあって、写真撮ってたんですよね



初めてビールが売り出された頃、ビールはすごく高価な飲み物で、瓶ビール1本、現在の値段で数万円とかしていたそうで、庶民が口にできるものではなく、芸者さんのいるようなとこでしか飲めなかったらしいです。
そんな事もあり、昔のポスターは芸者さん達が描かれていたようです。



そのうち、時代も変わり、日本にも洋装が入ってきて、ポスターのモデルさんの服装も変わっていくそうです。

  


他にもこんなミュンヘンビールなんてビールがあったんですね。
右のポスターは、”ジョッキーがビールを飲みホース”なんてダジャレで紹介されてました



こんなポスターの後は、現代のタレントさんをモデルにしたポスターに変わってきてました。

他にも美味しいビールの注ぎ方の講習なんかもガイドツアーでは紹介してました。
グラスは斜めに倒さず、3度に分けて注ぐのがポイントと


博物館で、札幌ビールの歴史やビール作りの話などを勉強した後は、お楽しみの試飲です。
残念ながら、こちらは試飲は、無料ではなく有料でした。
1杯200円から~。



小学生だったかが作ったちぎり絵のポスターが飾ってました。
とっても上手にできてますよね。



試飲のできるビアホールの椅子に、札幌ビールのシンボルの星のマークが入ってました。



私達は、せっかくなので飲み比べセットを注文してみました。
ビールクラッカーとチーズ(プレーン、オニオン)の1点がおつまみスナックとして付いてきました。

左から黒ラベル、クラシック、開拓使の3種です。
黒ラベルは、皆さんご存知ですよね。1977年に発売されて以来のロングセラーでサッポロビールの主力商品です。
クラシックは、北海道限定販売になっていて、麦芽100%の生ビール。
開拓使は、創業当時の味を再現したビールで、麦芽100%、酵母が生きたまま入ってます。こちらのビールは、工場限定販売になってます。
左から、どんどん味が濃くなってくるので、左から飲むのをお薦めされました。
暑い日だったし、工場出来立てで、新鮮だからかどれも美味しかったです。

ビール飲みながら、おしゃべりに花が咲き・・・
さぁ、次、どうしよう?
お昼食べに行こうか?なんて話してたら、Gが外は暑いし、ビール美味しいから、もう1杯飲んでいこうと言う事で、全部美味しかったけど、せっかくなので、ここでしか飲めない開拓使ビールをもう1杯追加で注文。



この敷地内には、いくつかレストランも併設されていて、ジンギスカンを食べることもできます。
昼過ぎに外に出たので、ジンギスカンの匂いが漂ってました
こんな天気のいい日は、外でジンギスカンも美味しいんですけどね。

私達は、サッポロビール園を後にして、大通り公園を少し歩いてから、スープカレーを食べに行きました。



天気もいい暑い週末だったので、大通り公園も家族連れや友達同士、カップルなど人があふれてました。

目指して行ったのは、GARAKUと言うスープカレー屋さん。
スープカレーと言えば、札幌発祥なので、Gに食べたことある?って聞いたら、東京ではあるって言ってて、札幌発祥とは知らなかったようなので、じゃあ、スープカレーにしようと言う事だったのだけど、ビール園に長居してしまった私たち。
狸小路をブラブラしながら、お店に到着した時には既に14時半近く。
ドアには、本日はスープ完売の為、閉店と張り紙が・・・

私達も行った事がないお店だったので、気になってただけにショック。
でも、スープ完売って事は、やっぱり美味しいんだろうなぁ。
又、これは、いつかの機会にリベンジです。

もう時間的にもお腹はペコペコだし、Gもせっかくだからスープカレーが食べたい!と言う事で、
狸小路のお店の若い店員さんに、この辺でGARAKU以外にスープカレー屋さん、ないですか?って聞いてみたんです。
GARAKUさん、スープ完売で閉まってて・・・と話したら、じゃあ、ノベルサの向かいにあるすあげ+も同じようなスープで人気ですよって教えてもらい、そこに行ってみました。



ビルの2階にあって、ここも並んでました
もう15時近くなのに並んでいるなんて、きっと美味しいに違いないと

ボンとGは、パリパリ知床鶏と野菜のカレー、私は、道産せせりの塩こうじづけカレーを頼んだら、私のカレーは完売してて、結局普通の野菜たっぷりベジタブルカレーを戴きました。



ぱりぱり知床鶏と野菜のカレー



私の頼んだベジタブルカレー。
アボカドとトマトが乗ってるスープカレーは初めてだったかも。

さすがこちらも人気店だけあって、本当にスープが美味しくて、大満足でした。
マイタケがいい味だしてて、あ~、イギリスでもマイタケ食べれたらいいのに・・・なんて思ってしまいました。
ボンもスープカレー大好きで、この滞在中はまだ食べてなかったので、喜んでたし、Gも美味しいと気に入ってくれたようです。
イギリスでも一度、スープカレー作ってみたけど、何か味が物足りなくて・・・
やっぱりお店で食べるのは、何かが違いますね。
私ももう少し研究しなくては

このお店もすごく美味しくて気に入ったけど、やっぱり今度はGARAKUも挑戦してみたいなぁ。

食べ終わって、札幌駅に戻ったら、Gがもう帰る時間で、バスターミナルでお見送り。
あっという間だったけど、久しぶりにGとの再会も楽しい時間になりました。