「禁じられた愛の言葉」 島和彦 | 昭和歌謡ブログ マンボウ 虹色歌模様

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禁じられた愛の言葉 島和彦
悦楽のブルース 
雨の夜あなたは帰る

禁区の禁つながり(汗)

禁が付く歌は沢山あるかと思いますが、今回は島和彦の「禁じられた愛の言葉」にズーム・イン。
1966年(昭和41年)10月発売の、アダルトな1曲。

 

と、その前に島和彦デビュー曲「悦楽のブルース」を

どうでしょう、曲のタイトルも官能的ですが、下から見上げる訴える様な眼もゾクッとします。

 

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悦楽のブルース

泣いちゃ 泣いちゃ 泣いちゃ 泣いちゃいないわ 
カクテルの 青い 青い 青い 青い グラスが 目にうつる 
作詞:吉岡治 作曲:船村徹

フジテレビ男性アナウンサー風、またはどこかのホスト風・島和彦の歌う「悦楽のブルース」は、映画「悦楽」の主題歌でもあり、40万枚のヒットでした。
ところが、なぜか「悦楽のブルース」は、放送禁止歌になってしまったようです。

放送禁止になるような内容の歌詞でもないの、なぜそうなったのでしょう。
放送禁止歌は、日本民間放送連盟が自主規制で放送を差し控えた楽曲であり、昭和40年代は多くありました。
「イムジン河」「自衛隊に入ろう」「悲惨な戦い」「網走番外地」・・・・

自主規制なので、外部からは分からない内規もあったかもしれません。
その後解禁になり無事復活している曲は沢山あります。
「悦楽のブルース」も、復活しているのでしょうか?


デビュー曲の放送禁止に関わらず、島和彦はその後もヒットを飛ばし、代表作「雨の夜あなたは帰る」では紅白歌合戦に出場しています。
今でもこの歌は、歌謡番組では聴くことがあります。
 
島和彦 雨の夜にあなたは帰る
雨の夜にあなたは帰る
そんな気がしてならないの
すがりついたら放さないわ
濡れたあなたのカルダンコート
これもかなしい夢かしら

作詞:吉岡治 作曲:船村徹

カルダンコートは、ピエール・カルダンのコート。
この当時はあまり商用権の意識が高くなかったのか、商品名が入る歌が少なくないように思います。


そして、もうひとつのヒット曲が、「禁じられた愛の言葉」です。
島和彦 禁じられた愛の言葉
禁じられた愛の言葉 昭和41年
愛は哀しいなんて 誰が教えたのさ
別れの涙なんて 信じたくないのさ
一度だけ 君の手をとり
一度だけ 君に告げたい
僕の秘めた 僕のこころ 僕の言葉
禁じられた愛の言葉を
作詞:吉岡治 作曲:船村徹

これまたネトっとして、妖しげで哀しげな曲。
最後に語る禁じられた愛の言葉とは、いったい、どんな一言なのでしょうか?


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