「とても不幸な朝が来た」 黛ジュン | 昭和歌謡ブログ マンボウ 虹色歌模様

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とても不幸な朝が来た 黛ジュン

阿久悠・三木たかしコンビの曲は、前回でとりあえず一服。
本日は、同じくスター誕生!審査員・中村泰士と阿久悠のコンビ作品です。

黛ジュン「とても不幸な朝が来た
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窓ガラスふるわせて 始発の汽車が行く
外はまだ薄暗く あなたは眠ってる
足音をしのばせて 帰りの仕度して
てのひらに部屋の鍵 だまって握らせる

六時に逢って なつかしみ
七時に あれこれ話し合い
九時から あとのしあわせが
もう消えて行く
とても不幸な朝が来た


とても不幸な朝が来た 昭和46年
http://www.youtube.com/watch?v=EBMQg4FEZhc
作詞・阿久悠
作曲・中村泰士


デビュー当時の軽いビート感ではなく、
ちょっとハードに刻んで進むロック、カッコいいなあ。

中村泰士は作曲家になる前は、美川鯛二って歌手だったとか。
でもヒット曲には恵まれず、同じように低迷していた友人の佐川満男のために作った「今は幸せかい」が大ヒット。

「今は幸せかい」をきっかけに、佐川満男は奇跡の大復活を、
中村泰士は、「喝采」「北酒場」で、レコード大賞2度の大作曲への道を開いたのでした。

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しかし、この「とても不幸な朝が来た」の歌詞、かなりシリアス。

2番の歌詞に、「2年前あなたからもらった指輪を置いてゆく」とあります。
結婚指輪か婚約指輪か、いずれにしても2年前に付きあっていた訳で。

久ぶりに逢ったのというのに、女は別れを決断しているんですね。
夜6時に再会して、7時にあれこれ話し合って、
9時からムニュムニュ楽しんだのに、翌日の始発にはこっそり出て行く女。

朝起きたら連れがいない 2年前にあげた指輪が置いてあると気付く男・・・(°д°;)

結局、不幸な朝が来たのは、男の方なんですど。。。。



この曲、歌詞が不道徳という理由で、NHKは非公式の放送禁止扱いだったとか。
うム、「セーラー服を脱がさないで」の方がずっと不道徳だと思うけど(*^.^*)


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