『新宿そだち』 大木英夫・津山洋子
1968年(昭和43年)7月15日付け オリコン・ランキング
1位 『エメラルドの伝説』 ザ・テンプターズ
2位 『星影のワルツ』 千昌夫
3位 『天使の誘惑』 黛ジュン
4位 『小樽のひとよ』 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
5位 『小さなスナック』 パープル・シャドウズ
6位 『サウンド・オブ・サイレンス』 サイモン&ガーファンクル
7位 『シーシーシー』 ザ・タイガース
8位 『星を見ないで』 伊東ゆかり
9位 『新宿そだち』 大木英夫・津山洋子
10位 『たそがれの銀座』 黒沢明とロス・プリモス
新宿そだち 大木英夫・津山洋子
昭和40年代初め頃は、アダルトなデュエット曲って多いですね。
『銀座の恋の物語』、『東京ナイト・クラブ』、『愛して愛して愛しちゃったのよ』、『二人の銀座』・・・
歌の舞台は銀座、東京、赤坂あたりが多そうですが、新宿をテーマにした曲は案外少ない。
この『新宿そだち』が流行っていた当時、僕は東京に行った事がなく、
銀座と新宿の違いが分かっていた訳ではありませんが、
この曲は都心デュエット曲のような成熟した男女の歌ではなく、
ヤングアダルトチックで、新宿らしい若さを感じましたね。
『新宿そだち』
作詞・別所透 作曲・遠藤実
♪
女なんてサ女なんてサ
嫌いと思って見ても
ひとりで飲む酒まずい酒
指名しようかいつもの娘
俺もおまえも新宿そだち
男なんてサ男なんてサ
嫌いと言ってはみても
貴方の名刺を胸に抱く
一目惚れさすにくい人
恋に弱いの新宿そだち
大木英夫の指パッチンアクションが、新宿っぽいです(?)
小粋に歌うというよりも、ちょっと粋がって歌うとちょうど良いですね。
今夜もスナックで歌っているオジさんたちも多いはず。
改めて聴くと、大木英夫の声はずいぶん低く、渋いですね。
最近の澄んだ高音歌手にはない力強さがあります。
この当時は、低音歌手は多くいました。
フランク永井、水原弘、神戸一郎、美川憲一、石原裕次郎もそうですね。
そういえば、漫談家・牧伸二も歌っていました。
♪
フランク永井は低音の魅力
神戸一郎も低音の魅力
水原弘も低音の魅力
漫談の牧伸二 低脳の魅力
ホントに最近は、ヤンなっちゃうことが多すぎです。
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