ラスト・ブラッド | 映画、言いたい放題!

ラスト・ブラッド

記事を書くのが遅くなってしまいました。( ^ _ ^;

原作の映画、北久保弘之監督の「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は、

海外でも有名な作品で、

クエンティン・タランティーノはこの作品に影響されて

「キル・ビル」でヒロインに日本刀を持たせたという噂である。
私も原作は気に入っていて、

実写のリメイクはどうなんだろうと不安だったのですが、

実は試写会で2回も観ました。f(^^;)

1回観に行った後に、ワールド・プレミアにご招待して頂いたのです。\(^0^)/

映画は結構気に入ったので、

もう一度観てもいいなと思っていたところで、

しかも生・小雪が見られるなんて♪(^u^)

所詮ミーハーな私なのです。^_^;

というわけでワールド・プレミアに行きました。

会場は渋谷にあるライブハウス・SHIBUYA-AX。

舞台上には大掛かりな装置があり、

映画のシーンをイメージした、

アクション系の人たちの派手なたちまわりがあり、

主演のチョン・ジヒョン嬢と小雪が現れました。

白い服を着たチョン・ジヒョン嬢はモデルさんの様、

小雪は薄い紫と白の市松の着物でした。

バックが赤いせいか、小「雪」なのに色が黒く見える。(爆)

でも顔、ちっちゃ!!
他にはアクション監督で出演もしている倉田保昭氏と

この作品の原作映画を出している、

プロダクションI.Gの社長・石川光久氏が来ていた。

何故に石川氏?(笑)

チョン・ジヒョン嬢は他の人よりスタイルがいいし、

舞台上の他の人も決してバランスが悪いわけではないのだけれど、

小雪があまりにも顔が小さいため、

遠近法が狂って見えた感じです。

恐るべし小雪。

司会は「鈍獣 」の時と同じ、

映画パーソナリティという怪しい仕事の人。

この人、気がきいた質問できないし、

空気拾えないし、だめなんだよねー。(-_-)

それでもチョン・ジヒョン嬢の印象はかなり良かったです。

一生懸命、真摯に答えてました。

司会の「日本の俳優で共演したい人はいますか?」の問いに

「男性ですか?」と聞いて、

しばらく考えて 「木村拓哉さん」と答えてました。

可笑しかったのはその時会場がシラ~~ッとなってしまったことです。

その次に「オダギリジョーさん」と言ったら会場は

おおーーっと声が上がりました。

キムタクって私は好きじゃないけれど、

世間でもそんな評価なのね。(^_^;)

チョン・ジヒョン嬢は

「共演してみたい人は沢山います。

日本には、ハンサムな人が多いですよね~。(*^^*)」

と普通の若い女の子らしい一面をのぞかせてました。

驚いたのは

後で報道されている内容を見たら、

キムタクと答えたところしか報道されていなくて、しかも

同じ日に木村拓哉出演の映画のワールド・プレミアがあったのですが、

“チョン・ジヒョン、敵に塩を送る”と書かれてて

マスコミって怖いなと思いました。

チョン・ジヒョン嬢は小雪のことはベタ褒めで

また共演したいと言ってました。

小雪は「映画創りは皆さんが想像するよりもとても過酷なのです」と言っていた。

なんか小雪が言うと説得力があるな。

映画では倉田氏のアクションが抜きんでていたので

倉田氏にはもっといろいろ聞いて欲しかったのだけれど、司会は
「倉田さんはブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リーなどと共演していますね。」

なんて、それ、今聞かなくてもいいんじゃないの?という質問で

また私をイラっとさせた。

倉田氏はいい人で、自分がリー氏に会った時のことを熱く語ったのだが、

彼女は聞いた割にはそれをひろうこともなく、

舞台はなんかシラ~としてしまい、

またダメ司会ぶりを見せていた。

もうホントこの人、いらないよ。(-_-)(-_-)

この日、原作の「BLOOD THE LAST VAMPIRE」のブルーレイ版が発売になるらしく、

石川氏はちゃっかり宣伝をしていきました。

なるほど、そういうわけだったのね。。。( ^ _ ^;


1970年ベトナム戦争渦中の米軍関東基地で

一週間に3人もの人間がオニによって惨殺される。

父親を殺したオニゲンへの復讐を胸に、

オニ殲滅のために作られた組織の協力を得ながら

オニの処刑人としての日々を送っていた、

天涯孤独の16歳の少サヤは、

米軍基地内の高校に潜入する。

そこでは、女子生徒に化けた2匹のオニが、

基地司令マッキー将軍の娘アリスに襲いかかろうとしていた。

サヤはアリスを助けるが

アリスはオニと組織の戦いに否応なしに巻き込まれていくのだった。


猟奇的な彼女 」の時はあまり好きではなかったチョン・ジヒョンですが、

今回はとても良かったです。

浅草に丸ノ内線は走ってないだろうというツッコミは置いておいて

冒頭から、雰囲気あります。

他にもツッコミどころは沢山あるし、

原作と違っているところも多々ありますが、

これはこれでありかな、というか、

なるほど、こう来たか、とニヤリとすることころもあって

それはそれでよかったです。

この作品の創り手が原作を大事に思っているのが伝わります。

原作の企画協力をしている、かの押井守氏は

「次回作こそは自分が撮る」と言ったそうですが、

わかる気がします。

いい意味でやられた感があるというか。。。

アクションシーンはとても苦労したという甲斐があって、

とってもよいです。

チョン・ジヒョン嬢が一番気に入っている雨の中のアクションは

迫力あります。

ウェットスーツの上に制服を着て、

雨の中でアクションをして本当に大変だったそうですが、

納得の出来だと言っていました。

アクション監督をした倉田氏のアクションはさすがです。

抜きん出ています。

彼が演じたカトウが活躍する森の中のシーンが格好よいです。

小雪のキャラクターはいらない気もしますが、

まぁそれはそれで…という感じですね。

残念だったのはサヤがカトウと日本語で話すシーンがあるのですが

その部分が吹き替えだったこと。

しかも声が本人の声よりも高いトーンなので

浮いて聞こえてしまうのです。

カトウにすがって泣く本人のシーンは良かったので

もったいない感じがしました。


この作品を観た方には

原作となった「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を

是非見て頂きたいと思います。(^^)



ストーリー  ★★★
映像     ★★★
音楽     ★★★
総合評価  ★★★


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