スラムドッグ$ミリオネア
ブログネタ:最近映画館で観た作品 参加中
第81回アカデミー賞で、作品賞、監督賞を含む、計8部門に輝いた作品です。
GWとあって、公開されてからしばらく経つのに
映画館は結構混んでました。
年齢層は高めですね。
インドのスラム出身の18歳の少年ジャマールは
人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、
あと1問で2000万ルピー(日本円にして約4000万円)を手にできるところまできた。
しかしこれを快く思わない番組のホストは警察に連絡。
彼は不正をして正答を得ていたとされ、
詐欺容疑で逮捕されてしまう。
ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、
正答を知ることになった自分の過去を話し始める。
テンポもよく、笑えるところもあるのだけれど
私はこの兄弟たちや、スラムに住む人たちの
過酷な運命に心が痛みました。
怖かった。
つらかったです。
100ドル札(約10,000円)の絵は知っていても
1000ルピー札(約2,000円)の絵は知らない人生って。。。
それと私は「イン・ハー・シューズ
」と同じように
お兄ちゃんはつらいよねーと思ってしまいました。
お兄ちゃんや、目をつぶされた少年のことを思えば、
ラストシーンはちっともすっきりしませんでした。
インドのことは何も知らなかったので、
ボンベイがムンバイと改称されたことすら知らなかったので
インドを少しだけ垣間見られたのはよかったです。
アメリカの本当の姿も。(笑)
最後の問題は私にもわかりました。
こんな簡単な問題でいいの?と思いましたが、
そういうことってありますよね?
勝ち続けていかないとだめなわけですから。(笑)
逆に最初の方の問題はさっぱりでした。
インドの方だったらわかるのかな?
まー、これはストーリー上というのもありますけれどね。
ジャマールのガールフレンドの衣裳が素敵でした。
ラストはインド映画を意識してか、
お決まりのダンス。
良い映画ですが、
アカデミー賞の作品としては物足りない印象があります。
アメリカはまだ夢に希望を託したいということでしょうか?
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★