時をかける少女(大林宣彦監督)
テレビでやっていたのをたまたま観ました。
もちろん初見ではないのですが、
忘れていたところも沢山ありましたね。
土曜日の放課後、
掃除当番の芳山和子は実験室で不審な物音を聞く。
しかし人の姿はなく、
床に落ちたフラスコからは液体が白い煙をたてていた。
和子はラベンダーに似たその香りに包まれて気を失ってしまう。
その事件から和子は時間の感覚がデタラメになったような
奇妙な感覚に襲われる。
和子はクラスメートの深町一夫に相談するのだが、
デジャヴュだと慰められるだけだった。
角川映画大型新人募集特別賞受賞を取った原田知世のデヴュー作です。
彼女と相手役の高柳良一の棒読みセリフに目まいがしますが
ノスタルジックな世界観が何とも懐かしいのは
彼らと同世代なせいでしょうか?
「時をかける少女(細田守監督) 」が陽の作品だとすると
こちらは陰という感じで、
なんとなくじめっとした感じがします。
桃栗三年、柿八年の歌は、
すっかり忘れていたけれど凄い内容ですね。f(^^;)
可愛い顔で、
♪梨の馬鹿めは~
なんて歌われると、ちょっとびっくりしますね。( ^ _ ^;
作品全体に大林ワールドっていう感じが溢れています。
今改めて見ると、賛否両論あったというエンディングも
笑ってみることができますね。
「時をかける少女(細田守監督) 」の」方が断然好きですが、
この作品へのオマージュのカットもあるので
この作品あってこそうまれたものなのかもしれませんね。
あれから20余年。
原田知世さんと同い年の私も
時をかけぬけました。
わーはっはっ。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★☆