素敵なお話
皆さまに知っていただきたいので、
ご紹介致します
「生きてるだけで十分」被災カップル21日に挙式
会社員井上昌洋さん(34)~佐賀県三養基郡基山町出身~と
妻佳菜さん(28)~佐賀県杵島郡江北町出身~は、
転勤先の宮城県仙台市で激しい揺れと大津波に襲われた。
佳菜さんはパート先の仙台港内の工場で被災。
夫の昌洋さんは仙台港から5キロ離れた宮城野区の勤務先にいた。
携帯の充電は夕方切れ、港に向かう道は通行止め。
互いに連絡が取れないまま不安な一夜を過ごした。
「佳菜は絶対生きてる」
胸の中で何度もくり返した昌洋さんは、
隣の若林区で数百人の遺体が確認されたとのニュースに
心が折れそうになりながらも、必死に探し続けたという。
震災から24時間後の12日夕方、
自宅近くの鶴巻小で2人は奇跡的に再会した。
車で3日過ごして山形空港から羽田を経由、
15日に福岡に戻り着いた。
「よかったと思う反面、亡くなった人を思うとつらい」
と昌洋さん。
被災地の様子を撮ったビデオを見返すたび、
自然と涙がほおをつたう。
佳菜さんは実家に戻った今も
風で建物が揺れるたび、体が固まる。
2人は2年半前に籍を入れ、
21日には地元佐賀で結婚式を挙げる予定だった。
「すべてを失った人もいる。
あきらめていたけど、私たちは恵まれている」
「いつ戻れるか分からないけど、生きてる。
それだけで十分。一緒なら乗り越えられる」
21日佐賀県鳥栖市で開く式では2人の固く、
強い愛とともに復興を願いウエディングベルを鳴らした
言葉は要りません
そんなお手伝いをさせて下さい
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