愛の国のSo選挙 | アナナスのサイトーシング・10。

アナナスのサイトーシング・10。

私たちのDNAの中の窒素、歯の中のカルシウム、血の中の鉄、アップルパイの中の炭素は、崩壊する星の内部で作られた。私たちは星でできているんだ。
(天文学者カール・セーガン)
あなたもわたしも⭐️で出来ている。

総選挙と言ってすぐに「またAKBか・・・」とつい思っちゃう日本人のアナナスです。

フランスの大統領選挙だったのね。

元銀行員VS勢いのあるおばちゃん。

元銀行員のマクロンさん勝利というわけでしたが・・・。

 

このマクロンさん。39歳。

奥さんが25歳年上なんだってねー。ほほー。

しかも中学校の時の国語の先生。《国語、フランスだからフランス語ね》

このマクロン君、頭良かったらしい。そらそーだろーだけど。

当時・・・なんでしょーねー・・・フランスだから・・・「肉体の悪魔」でもクラスで朗読してた頃でしょうか・・・、マクロン君の希望で、週1で国語の個人レッスンを始めたらしい。で、それが奥様のブリジット先生。当時40歳《既婚》とマクロン君15歳。

で、「彼の知性に溺れていったの・・・」先生本人談。さすがフランス文学の先生はすごいこと言いますね。

というわけで、マクロン君は17歳の時に彼女にプロポーズ。

お互いいろいろありつつ、ブリジット先生54歳、マクロン君29歳の時に結婚したんだって。

 

これが日本なら「先生が生徒騙して何やってんだ!」となるところですよね。犯罪者扱いで、PTAが、教育委員会が黙っちゃいない!笑

クラスメイトもドン引きでしょう。

「・・・ちょっと、ウチのクラスの真黒君、現国の鰤子先生と付き合ってるらしいよ・・・?」

「マジ?!・・・・頭いい人って、やっぱ変わってんのかなあー・・・やばくない?!」的な反応???笑

 

私の経験談でも、たまに、先生と生徒で付き合ってた先輩がいましたけど、なんせ中高一緒の学校だったしなんせ多感な女子校。「やべー、体育のあいつ、ロリコン?」的な扱いは否めませんでした・・・。

真面目なおつきあいだったらしく先輩が短大卒業後結婚されたそうです。

生徒と先生なんていろいろ面倒くさいだろうから、ほんとに好きじゃなきゃ恋愛なんてできないですよねー。

 

まあいろいろ脱線しましたが考えて。

真黒君と鰤子先生。ひとつの純愛だったのでしょうね。。

どこもだいたいフランス以外は「へえー。奥さん、中学の国語の先生だったの!?・・・いやー、なんつうかフランス人だねえ・・・」な反応。

フランス国内は「だって愛だもん!」でフツーに受け入れてる。「大統領になれたのも、ブリジットの愛のおかげだねえ!」な感じ。

 

で、一方アメリカ。

アメリカでは「・・・おいおい、あのフランスの新しい大統領・・・物好きにもほどがあるよな・・・・」と、いう反応らしいです。

パワーとマネーのある男がなんでわざわざババアと結婚してんだよ・・・というとてもわかりやすい反応。

トランプさんち、奥さん24歳年下。。。

もちろん、トランプ爺さんは、普通に考えて、ある程度以上金と権力に物を言わせただろうし、メラニーさんだって、そんなアナタが大好き。いい生活させてちょうだい。離婚したらお金もっとちょうだいネッ!

もちろんだよ、メラニーちゃん。

私たち、愛し合ってるわねーーー!

愛し合ってるネーーー!

ってノリのほうが全く腑に落ちるという国で。

 

日本人には、なかなかどっちも手が届かない感覚・・・笑

 

昔、二十歳くらいの頃、学校の研修でフランスに行った時。

先輩が、修学旅行中の小学生にマジ口説かれてました。

引率の担任の先生は「まあ、あの子ったら。うふふ、うまくいくといいわね!皆で見守りましょう!」クラスメイトは「がんばれ!連絡先聞いてこい!」な感じ。

こっちの引率の先生は「はぁぁぁ?何やってんの小学生!担任の指導どうなってんのよ!?」と呆れ・・・笑

彼も小学生といえども、中学生くらいには見えるんですが。

でも小学生ですからね。

 

先輩びっくりして固まる。

私たちもわけわかんなくて遠巻きにただ見てる・・・。

 

私もデパートの入り口でじいさんに、スーパーで弁当買ってたらメタルやってるにいちゃんに、レストランでエスカルゴ必死に食ってたら、シェフのおじちゃんにナンパされ。タクシー運転手にはそのまま彼の実家までドライブに連れて行かれそうになり・・・・。それを日本では拉致といいます。

友達は新婚旅行中に、隣に新郎がいるのに、毎時でナンパされ。新郎カンカン。

 

それがフツーな国。

油断できません。フランス。

 

愛の国ガンダーラ・・・じゃない、フランス。。。