Still Ill (The Smiths)
Still Ill (The Smiths) >>日本語の歌詞つきの演奏
上はスミスのStill Ill。The Smithsのファーストアルバムに収録されている。この詩は、最もモリッシーらしさが出ていると言える。実際、ジョニー・マーは、「タイトルだけ取ってみても、モリッシーの全てが言い尽くされているんじゃないかな?」と語っているほどだ。特に、哲学的な揶揄、
身体が精神を操るのか?
それとも精神が身体を操るのか?
わかんないや・・
を含む歌詞も、彼らの人気を高めるものになっていたと思う。現在の日本の経済的苦境、若者の苦悩とあまりにもオーバーラップしている。
Pretty Girls Make Graves (The Smiths)
この楽曲は、現在の草食系男子の心性をよく表現した内容になっている。これもファーストアルバムに収録。
What Difference Does It Make? (The Smiths)
これもファーストアルバムに収録。この辺りの楽曲は皆なんとなく似ている。現在のモリッシーの楽曲にみられる余裕などない。
このシングルは1984年に発売されているが、テレンス・スタンプ肖像権の問題で後にジャケットの写真が差し替えられている。モリッシーが全く同じポーズで写っており、見分けがつかないほど似ている。実は、この楽曲は英国チャートで12位まで上がるヒットになったが、このバージョンはモリッシー本人は気にいらなかったらしい。(レコーディングに満足していなかったといわれる)
This Charming Man (The Smiths)
このように美しく歌える人はなかなかいない。全くモリッシーのヴォーカルは素晴らしいと思う。
This Charming Manは彼らの代表的なシングルであるが、現在はファーストアルバムにも(それも何故か中ほどに)収録されている。This Charming Manはさまざまなバージョンがあり、1枚のCDとして発売されている。This Charming Manは感傷的なメロディと辛らつな歌詞を持ち、また、ジョニー・マーの美しいギターワークも印象的である。
A Rush & A Push & The Land Is Ours (Morrissey)(>>スミス時代のPV)
スミスの4枚目のアルバムから。これはマンチェスターで2004年5月22日に行なわれたモリッシーのライブ映像である。彼は1959年5月22日生まれなので、誕生日にマンチェスターに戻ってきてライブを行なっていることになる。(現在アメリカに在住)。このマンチェスターのライブはDVDとして発売されているが、あまり録音状態が良くないのでお勧めできない。しかし、この楽曲はスミス時代の名曲であり、モリッシーのライブでこの演奏が入っているのは珍しい。この点で僕はちょっとだけ満足した。実はこれはオリジナルとは別バージョンであり、かなりゆっくりしとした演奏になっている。モリッシーがファンに「音程がずれていなかったかい?」と聞いているのが面白い。
参考
ザ・スミスとセルゲイ・プロコフィエフ
Morrissey
Barbarism Begins At Home(The Smiths)
BGMをスミスやモリッシーにしたいが・・