パキシル、社会不安障害の適応を取得
先週金曜日(2009年10月16日)、パキシルに「社会不安障害」の適応が追加承認されている。今までもこのような症状でパキシルを処方されていた人はいたと思われるが、晴れてこの診断で処方できるようになった。
過去ログの「パキシル」のエントリでは、以下のように書いている。
効能・効果は、うつ病、うつ状態、パニック障害、強迫性障害となっているが、デプロメール(フルボキサミン)で認められている社会不安障害の適応はない。社会不安障害に対してももちろん効果があるが正式な適応がないということである。ひょっとしたら、現在の売り上げを見ると、社会不安障害に対しても、むしろパキシルの方が多く処方されているのかもしれない。パキシルは海外では社会不安障害の適応が認められている国もある(多いかどうかまでは詳しくない)
この部分の記事は先週金曜日から変更になる。既にパキシルは社会不安障害の適応を100カ国以上で取得しているらしい。
パキシルは疾患により投与できる上限が変わるが、社会不安障害の場合、上限は40㎎である。
実は、この社会不安障害は2008年に日本精神神経学会で「社交不安障害」と名称が変更されている。この変更の経緯については詳しく知らない。グラクソ・スミスクラインは変更前に効能追加申請を行なったために、このようなズレた事態になっている。
今でも社会不安障害の方が一般的に知られている名称のように思う。もし「社交不安障害」とレセプトに記載した場合、チェックする医師に落とされる危険性がある。だから、レセプト的には社会不安障害でよいというか、そう書かねばならない。
参考
パキシル
過去ログの「パキシル」のエントリでは、以下のように書いている。
効能・効果は、うつ病、うつ状態、パニック障害、強迫性障害となっているが、デプロメール(フルボキサミン)で認められている社会不安障害の適応はない。社会不安障害に対してももちろん効果があるが正式な適応がないということである。ひょっとしたら、現在の売り上げを見ると、社会不安障害に対しても、むしろパキシルの方が多く処方されているのかもしれない。パキシルは海外では社会不安障害の適応が認められている国もある(多いかどうかまでは詳しくない)
この部分の記事は先週金曜日から変更になる。既にパキシルは社会不安障害の適応を100カ国以上で取得しているらしい。
パキシルは疾患により投与できる上限が変わるが、社会不安障害の場合、上限は40㎎である。
実は、この社会不安障害は2008年に日本精神神経学会で「社交不安障害」と名称が変更されている。この変更の経緯については詳しく知らない。グラクソ・スミスクラインは変更前に効能追加申請を行なったために、このようなズレた事態になっている。
今でも社会不安障害の方が一般的に知られている名称のように思う。もし「社交不安障害」とレセプトに記載した場合、チェックする医師に落とされる危険性がある。だから、レセプト的には社会不安障害でよいというか、そう書かねばならない。
参考
パキシル