遂に鑑定書終わる。
今さっき、やっと精神鑑定書を書き終わった。本当に参ったよ。命じられて、1ヶ月くらいで書き上げないといけない。その期間は他のことが全然できないし、遊びにもいかないので、まさに他のすべてを犠牲にしている感じ。書く間、ずっとノートパソコンに向き合っているので、ブログの書き込みはむしろ増えていた。息抜きに書いたこともあったからである。
病院に出かけたのが6回。風邪を引いたりと健康面で問題がなかったのが良かった。ずっと前だけど、鑑定時(司法)に、交通事故で「むちうち」になりまさに死ぬ思いでしたことがある。こんな厳しい日々も1ヶ月に限定しているのが、かえって良いかもしれない。これがもし2ヶ月なら、その期間、同じプレッシャーにさらされるからだ。今回の鑑定書のプロパティを見ると、A4で21ページ、21000字くらいだった。今回は少し短めにした。前回は26ページだったので2割くらい少なくなっている。今後もなるだけ簡潔に書きたい。
犯罪の内容にもよるが、供述調書だけで膨大なことがある。殺人事件などは、調書の厚さが30cmくらいあったりする。それが、2冊におよぶとか。前々回は殺人事件だったが、一通り調書に目を通すだけで7時間かかった。日曜日、朝から始めて、それだけで1日が終わった。ある時、調書を読みながらおにぎりを食べていたら、死体の写真が出てきてゲッとなった。白黒だけど。死体も、どのような感じなのか一応見ておかないといけない。不自然に見えることも稀にある。一方、バカに調書が薄いこともある。例えば強制わいせつ事件など。やはり重罪の中でも格のようなものが存在している。
今回の調書はわりと薄かった。犯罪自体はけっこう大物だけど。調書が薄いと、自分で面接していろいろ聞き出さなければならない。つまり雑用が増える。薄いなら薄いで仕事がそれなりに増えるのである。今回は、犯罪と疾患の関係がはっきりしていたのが良かった。誰が書いても同じような鑑定結果になったと思う。プレッシャーを感じつつ、一区切りついたのでした。
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