今日がシュムリアップ最終日です。
朝食をしっかり食べて出発です。
一昨日、昨日と歩き回って、アップダウンが多かったので今日はゆっくり過ごす予定です。
今朝も盛り沢山の朝食、ヌードルスープはビーフが一番僕好みでした
最後なのでエッグベネディクトは2個注文
ホテル前からトゥクトゥクに乗りました。5ドルでした。
ハンモック付きのトゥクトゥク?も路上を走っていました
朝食後にトゥクトゥクで向ったのは「戦争博物館」です。
主にポルポト政権時代の内戦で使用された武器の展示や、地雷で負傷した「ミス地雷」の写真などが展示されていました。
共産政権を指示するロシアや中国から多くの武器がカンボジア国内にもたらされていたようです。
ここでもベトナムと同様の「共産主義圏」VS「自由主義圏」の代理戦争を呈していたのですね。
戦争博物館は屋外の施設です、入場料は5ドル
T54という戦車は1954年USSR製、ロシア製です。
DM2という水陸両用車は1962年USSR製、僕の生まれた年でした。
この85mm砲は1946年中国製、第2次世界大戦終結の翌年に中国で製造されたものです。戦勝しても兵器製造は盛んだったのですね。
この105mm砲は1953年アメリカ製です。ロシア、中国、アメリカと大国が大きく関与していた内戦だったのです。
クメールルージュと呼ばれた共産軍、ポルポト軍です。
ポルポト政権下でクメールルージュによって虐殺された人骨の写真
様々な地雷の写真、一番ポピュラー?な地雷の現物も沢山置かれていました
地雷危険というマーク、地雷はLANDMINEというのですね。
ミス地雷の写真がありました。片脚が義足です。落ち込まないで明るく生きるカンボジア人気質でしょうか?パラリンピックに通じるものを感じました。
ホテルは12時にチェックアウト、その後は15時にトレンサップ湖ツアーのお迎えが来るまでホテルプールでリラックスしました。
プールサイドでビール&読書です。
なんとこのホテルのプールにはロッカー室がありません。
部屋で水着に着替えてからプールに来るシステム?です。
チェックアウトしてしまった僕はバスタオルで下半身を隠して着替えました。
ホテルに戻ってプールでリラックス、殆ど貸し切り状態でした
プールサイドで読んでいたのは「世界のエリートの失敗力」という佐藤智恵氏の著書です。最後まで読み終えました。
トレンサップ湖へのツアーのお迎えが来たのですが、直接連れて行ってはくれません。始めにホテル近くの「オールドマーケット」を案内されました。
野菜、魚介類、肉類、調味料などのお店が数百軒集まっているエリアです。
結構、強烈な臭いがします。
床(土間?)も汚くて写真を撮って、場外へ退出しました。
地元の住民は皆ここで食料を調達するのだそうです。
シュムリアップの街中にある観光名所「オールドマーケット」、昔ながらの市場です
アミの塩辛、魚醤のような感じで料理の味付けに入れます。蟹も塩辛で同様に使うそうです。魚醤は大丈夫ですが、ここまでくると臭いが強烈で食べられないと思いました。
野菜や魚の干物も種類はやたらと豊富です
カンボジアのドラゴンフルーツは中身が赤いのが特徴だそう、シルクの布も売っていましたが本当にシルク?という感じ。実際に偽物も多いそうです。
カンボジア民主党の大きな看板がありました。与党だそうです。一応、選挙も行われる民主主義ですが中国の経済的支配下にあると言っても過言ではない位中国寄りの政権です。
オールドマーケットの場外にあったジェラード屋さんで一休み
懐かしい、日本ではもう見かけませんよね
川遊びをしている子供達、川は異常に汚いですが大丈夫?
オールドマーケット観光を終えて、やっとトレンサップ湖へ車で移動です。
ここは乾季でも琵琶湖の3倍、雨季になると8倍近くの面積を有する湖です。
もちろん水平線が見えます。ワニも住んでいる湖です。
食べ比べた事が無いから分かりませんが、ガイドのポーさんは「トレンサップ湖で穫れた天然の魚は養殖物とは全然違って旨いよ」と力説していました。
魚の値段も養殖物よりも高いのだそう。
ちなみにガイドのポーさんは新婚で、来週から新婚旅行で日本を1週間訪れるとの事でした。
カンボジア人にも日本は旅行先人気ナンバーワンだそうです。
10人乗りくらいのエンジン付きの船でトレンサップ湖に向いました。乾季なので水位が低く、座礁しないように気をつけて進みます。
湖上で皆生活しています。洗濯は湖の水で洗って干すだけ?
移動は船です。滅多なことでは陸地に行かないそうです。
向こう奥に見える湖上家屋はベトナム難民が住み着いたものだそうです。ベトナムとはとても近いのです。未だにベトナム国籍は持っていてカンボジアで暮らしているので実質「二重国籍」の状態だそうです。パスポートチェックがある訳でもなく、アバウトな感じです。
青い建物は小学校、生活全てが湖上で完結します。トイレはもちろん垂れ流しだと思います。
ワニも当然のようにいます(これは観光客用で柵に被われています)アンコールトムの回廊に湖に落ちてワニに襲われている兵士のレリーフがあったので、昔から生息しているのだと思います。
トレンサップ湖の夕日をバックに写真を撮りました
子供は基本裸足です。左の男の子は船を操縦していました。免許は要らないの?
トレンサップ湖観光を終えてシュムリアップの街に帰ってくるともう真っ暗でした。
昨日のようなローカルフード的な焼肉はこりごりでしたので、きちんとしたレストランをチョイス。
ホテル近くの「カフェ・インドシナ」というお洒落なレストランで一人ディナーです。格好をつけて白ワインを頼みましたがテラス席だったので、あっという間にグラスの温度が上がってワインが美味しくなくなりました。
東南アジアの屋外ではワインは駄目ですね。
シュムリアップ最後の夕ご飯はお洒落なカフェ・インドシナというお店です
生ではない海老春巻き、これが一番美味しかったです
空芯菜の炒め物はボリューム多過ぎ
ステーキは固くて残しました
夕ご飯を終えてもフライトまでは時間があったので、足裏マッサージに挑戦。
思っていたよりもソフトタッチなマッサージで僕にはぴったり。
以前、バンコックで受けた「タイ古式マッサージ」で肉離れを起こした経験があるので、ハードマッサージは禁忌です。
値段の安さにもビックリです。
夕食後はホテル近くのマッサージ屋さんに行きました。足裏マッサージ30分で4ドルと激安でした。もっと早くに知っていれば何度も通ったのに、と残念でした。
帰りの空港まではトゥクトゥクで5ドル、ホテルカーだと30ドル。断然トゥクトゥクですね。
シュムリアップ空港はとてもローカルな感じでした
空港のラウンジではまたしてもビール、フライトまで時間があるから仕方ないですね
夕ご飯を食べてからそれほど時間が経っていないにも関わらず「ヌードルスープ」を注文。これ日本人にはぴったりの味付けで美味しかったです。
飛行機のタラップまでは歩いて移動です
帰りのアシアナ航空で供されたのは「蛸雑炊」でした。胃に優しそうで不味くはなかったのですが、お腹いっぱいだったので殆ど残しました。
トランジットのソウル仁川空港ではシャワーを浴びてさっぱりしました。カップラーメンとスクランブルエッグの朝食を摂りましたが、カップラーメンは薄味の素麺でした。定番の辛ラーメンにすれば良かったと後悔。