講習会の終盤、最高師範が「黒帯は自分を2番目におくからな・・・」と呟かれた。これも、大先輩たちを前にして言い過ぎた私に対して、窘められたような気がした。
最高師範の前であるから、十分遠慮していたつもりであったが、空手に関してはクソ真面目な性分であるため、この目で見たものしか信じられず、大石道場門下としてのプライドが許さないのである。
大会を主催する大石道場としては、型の試合は、しっかり型ができる方に審判をお願いしたい。また、組手試合も、できることならある程度大会実績のある方にお願いしたいのである。
今回の講習会は、他道場の師範方と意見交換させていただき大変有意義であったが、型・組手とも判定基準など若干違うかもしれないと感じた。
◆◆◆
講習会後、後方より基本と型を見ていたコウヘイたちに聞いてみた。
私 「後ろでやっていて、誰が良かった?」
コ 「押忍!最高師範です」
私 「当たり前だろ!他には?」
コ 「カノウ先生です」
私 「ふ~ん、他には?」
コ 「・・・」
私 「誰かいるだろ?誰か?」
全員 「・・・」
コ 「あ、長澤師範です!」
私 「・・・」
コウヘイくん、取ってつけたような言い方、ありがとう。前方から見学していた弟のユウスケは「長澤師範が基本も型も1番カッコ良かったです」と、嘘でも言ってくれるのだよ。リュウジ・エイジ・ソラ、みんな冷たいよな・・・。
「丹田を鍛え、軸をつくる」
※昨日、他道場の代表師範よりメールをいただきました。丁寧なお言葉で、大石道場と共に真を目指したい、というものであり、大変恐縮いたしました。私はまだまだ若輩者ですが、最高師範ご指導のもと熱い志を持って稽古に励んでおります。無礼な言動をお許しください。これからもよろしくお願いいたします。押忍。