標準値(型講習会1) | 極真静岡本通道場ブログ

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 昨日、千代田区総合体育館にて第1回となる型講習会が行われた。極真連合会に加盟している道場、他派閥、他流派から約70名の参加があった。
 講習会に先立ち、最高師範から参加者たちの紹介があった。「身構えないで仲良くしましょう」、初対面の人間に対してすぐに警戒心を持ってしまう私に向かって話されたような気がした。

 全員で基本、その後できる人だけがその場に残り、一通りの型で汗を流した。余分な挨拶よりも、そこは空手仲間である、共に稽古するのが一番!
 休憩後はいよいよ型のすり合わせである。空手界の重鎮たちが見守る緊張の中、大石道場からは本通のコウヘイ・ソラ・リュウジが恐れ多くも平安の型を発表。とても良い経験をさせていただいた。

 大石道場と田中道場の型は、軸のブレが少なく、スタンダードとなりえる型であると思った。木村道場の少年部4人組は、とても元気が良く、極真らしい型であった。門馬道場の型は、ダイナミックで力強い印象を受けた。
 どちらの道場の型も、それぞれ素晴らしく、判定基準を決めるのは大変である。何十年も空手の世界に身を置く方たちだから、それぞれの理論理屈があるだろう。

 最後に大石道場のカノウ先生・タツミ先輩、門馬道場のイワサキ指導員が重厚で気迫溢れる型を披露した。個人的には、型試合を男女に分けていただきたいと思った。私は判定に迷うと「組手だったらどちらが強いか」で決めてしまうところがあるので。

 カノウ先生の型は、人間力とでも言おうか、彼の芯の強さが出ており、大石道場の代表と呼ぶに相応しいもの。一方、イワサキ指導員の型は、彼女の小さな身体からは考えられないオーラを放ち、勝敗を超えてもっと観ていたいとさえ感じるものであった。


型講習会2に続く。