東の果てに続く路…湿原を抜けて | 狸力の巣

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まぁ…なんとなく作ったモノです。



最近の状況なんかを綴ってみたりしてます。

目が覚めて布団がいつもと違う…あぁそうかビジネスホテルだ。

此処は釧路、時間は6時前でまだ眠れる。

 

昨日の疲れと暴飲暴食が響いて腹痛で起床、寒そうだし準備して0640過ぎに部屋を出る。

朝食無料なので…腹の調子考えてあまり食べられず、釧路と言うと勝手丼が有名になったけど朝からそういう海産物は得意じゃ無いし髙い。

 

7時過ぎに宿を出たは良いもののレンタカーは8時から、仕方ないんで駅の周囲をウロウロして

丁度良い処の陸橋から構内を、国鉄っぽい線路配置が残っているなぁ。

 

腹痛に見舞われバスターミナルで事無きを得る、そう言えばさっきの勝手丼の市場は

8時からで準備中、セイコーマートには行ったけどね。

 

すぐ横の公園に保存車が居るんで

北海道タイプのC58、結構状態は良いんじゃないかな。

 

では8時になるんで車を借りよう、一泊二日で7500円だから何でも良いや。

案の定白いヴィッツと言う平均点が来た。

 

さて路面は…凍結も積雪も殆ど無いし気を遣う点も少ないね。

釧路0818発の普通から間に合いそうだしスタートしよう、直ぐの撮影地…釧路川の橋りょうが有名だったな。

 

無難に一枚、根室行だけど流氷物語のラッピング車も入るのね。

 

で次は…釧網本線の普通も気になったけど、釧路製作所の保存車が気になる。

車なら訳無く着くんで、敷地外から柵の隙間で

8700です、雄別鉄道にいたやつです、かなり古い機関車ですなぁ。

 

柵が鬱陶しいけど正面。

 

ライブビュー使って側面も、2-Cの軸配置も珍しく輸入機とそのコピー機です…これはコピーの方。

東海道本線の急客用から、最後は炭鉱鉄道に転じる辺りも中々興味深い。

 

うん見たかったんだコレ、さて今度こそ撮影地に行くぞ~と思ったらナビの道中に気になるモノが。

明日寄る予定だったけど気になっちゃって数分だけ。

わぁい太平洋コールマインだ~踏切から撮ってくださいと言わんばかりの場所に停車中だ。

 

連なる石炭車は

連接構造の珍車だし、反対側にも機関車が居るPP編成で

電気式ディーゼル機関車でGEのスイッチャーとほぼ同型、そして着くなりエンジン始動で煙を高々と上げた!!

 

格好良い!!

 

でもこの機関車の停車位置は

この撮り辛さ…軽自動車は機関士の車だから文句言えないし。

 

明日は走らず、今日は10時過ぎに一本だけと近くに居た地元の同業者が教えてくれた…うん無理だ。

明日また見ようと誘惑を振り切って車に。

 

ふと敷地側に目を向けると

格好良い建物が沢山…うん明日もう一回見ようっと。

では車を走らせて、住宅街を抜けると…いきなり視界が開けた。

 

遠くに阿寒の山々も見えるし原野と言っていい感じに、数分で此処迄変わるか!?

 

国道44号に合流、その前に根室本線…花咲線と言った方が実情に合ってるかをオーバーパス。

さて東に進路を取る、交通量は結構あるねぇ。

 

路面はドライだし日も出ていて快適なドライブな陽気…あぁトイレ行きたい気がしてきた。

 

撮影場所までの時間と列車のダイヤ踏まえると…健康に悪いけど我慢だな。

途中格好良い地名”ルークシュポール”が気になりつつ。

 

厚岸町の望洋台に着いたのは0940過ぎ、トイレに間に合った~さて撮影だ。

駐車場に車を置いて道路を渡る、1分も厚岸側に歩けば

行けそう…雑草が茂っているのがきついけど、上手く躱せるかな??

 

厚岸0951発なのでそんなに余裕は無いね、望遠レンズ覗いていると

来たねぇ~ヘッドライトが見えた。

 

んでメインは厚岸の街を遠望して

あ!!よく見たらルパン三世のラッピングだった、うん良い雰囲気。

側面逆光だけど、雪で反射するのか潰れ切らないのはこの季節の利点だ。

 

上着も要らない位暖かくなって来たねぇ、窓も少し開けて厚岸の街中に。

駅で入場券を、かきめしも買いたかったけどまだやっていないのかな??

どうせ次は12時台迄列車無いけど、10時を少し回った辺りで時間に余裕あるね。

 

駅でのガイドマップで愛冠岬が眺望効きそうだ、行ってみるか。

 

 

で展望台に行く駐車場で除雪は終わっていて、更に熊が出るため立入禁止になってた…。

畜生~先にそう書いておけよ、しょうがないんで帰り道に

厚岸の街を俯瞰する、厚岸大橋が出来て湾の南北の街が繋がっているけど南の方が本来の中心部っぽいね。

 

蝦夷三大官寺の一つ国泰寺も有る…けど殆ど古い建物残っていないのね。

この門にある三つ葉葵の紋がその由来を残している感じ。

 

さてまだ1030だ、どうする??

道の駅コンキリエ厚岸に向かう、牡蠣一押しなのね。

腹の調子はまだ本調子にならず…でもこの先飯を食いっ逸れると判断。

かき弁天丼を注文、ご飯の上に昆布と牡蠣天とイクラで…不味いはずが無いですなぁ。

 

一気に食べてしまった、うん旨かったし体調も戻ってきた気がする。

さてでは気合入れて撮影だ、その前にガラナを一本。

 

 

厚岸出て直ぐ線路も道路も別寒辺牛湿原に入るんで、其処を俯瞰したいねぇ。

厚岸水鳥観察館が直ぐにあって車置けるね、其処からてくてく歩く。

 

ものの2~3分で…アレ登るのねと言う場所を確認。

踏み跡も有るし行けるでしょ~登山靴だしと思って足を掛けたら…土がぬるっと滑るぞコレ。

温度高くて凍っていた土が溶けて来ているのか、ぬるっと滑って力入らないぞ。

 

生えている木に掴まったりしながらなんとか中段へ、最初は此処でも…と思ったけどどうせ次はいつ来るか分からないし~と根性で上段へ。

降りる時が怖いけど。

 

さて足元は平地で安定しているけど…シカの糞だらけで踏まないように気を遣う。

遠く厚岸側を望んで1159発の快速が

別寒辺牛湿原を越えて小さく見えてきた。

 

此処から数分間

近付いてきた、半逆光から逆光のアングルだけど凍った湿原からの反射が眩しい。

 

んでメインは

木々の間から良い感じに。

 

そしてこの列車は

撮影場所の直下を通るんで、広く湿原を入れて…手前の道路が乾いているから目立つねぇ。

 

更に後追いで

う~ん良い雰囲気、キハ54はこの標準色が一番良いなぁ。

 

大満足…大自然だ、日本じゃないようだ。

でもこの快速は二駅先の茶内で釧路行と交換するんで、30分弱の待ち時間なら待った方が良いね。

 

幸い暖かいけど暇な時間を過ごして

遠くにライトが見えた、其処から予想よりも軽快な速度で

流氷物語カラーがやって来た~あぁ…良いなぁ。

 

直ぐに引いて広く

手前に電柱が有るのだけが…ねぇ。

 

更に

冬の北海道は12時過ぎでもこんなに太陽が低い。

 

あぁ…別寒辺牛湿原、良いなぁ此処。

で降りるんだけど、滑らない様に一苦労…幸い滑っても落ちる事も汚れる事も無く済んだけど。

 

さてここからが今日の一番焦るポイント、60キロ強を1時間で移動して更に撮影地迄10分ほど歩かないと。

 

そして其処迄の道は行った事無いからよく知らない。

 

さぁどうなる??