弱虫ペダル夢小説 巻坂(巻島×坂道)後日談⇒今坂(今泉×坂道)?part1 | 或梭 才の妄想

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巻坂・後日談⇒今坂(?)





注意は巻坂の時と同じです。

さらっとネタバレが含まれています。

御了承ください。





★今泉俊輔(総北自転車競技部1年)

中学の頃は県内屈指の自転車レーサー。
クールに見えて負けず嫌いな熱血家。世界最速を目指すオールラウンダー。

インターハイを通じて、以前よりも坂道や鳴子を『親友』として強く意識するが、

勿論表面に出すことはない。


★鳴子章吉(総北自転車競技部1年)

関西から転校してきた有力なレーサー。赤髪。
派手なことが大好きな目立ちたがり屋で、風を切り裂くスプリンターだったが、

インターハイ後に大阪に帰り、御堂筋との試合に負け、オールラウンダーに切り替える。

友達想い。今泉を『スカシ』と呼ぶ。

※)うp主が関西弁をあまり知らないため、変ですが許してください(-_-;)




8月26日(月) 天気・☀

クライマーである坂道がたいてい別メニューになってしまうのだが、

今日は坂道と鳴子と3人で同じメニューのコースを走った。

その練習前に、イギリスへ行ってしまった巻島さんから電話がきた。

坂道について、やはり彼も好意を持っていたようだ。

思わず巻島さんに喧嘩を売ってしまった。

だが不思議と反省はしていないし、後悔もしていない。



「小野田。練習行くぞ」

今泉が携帯を片手に誰かと話している坂道に声をかけると、

坂道は嬉しそうに微笑んで言った。

「い、今泉君!丁度良かった!鳴子君もいるかな??」

「?」

今泉が坂道の言葉に首を傾げていると、関西弁の意気の良い声が部室に木霊す。

「いるでー!!どないした小野田くん」

外で準備運動に励んでいた鳴子がタイミングよく部室に戻ってきた。

今泉と鳴子がそろった姿を見ると、坂道は彼らの前に自分の携帯を突きだす。

「巻島さんが2人に言っておきたいことがあるって!!」

「巻島さんが・・・・?」

イギリスに行ったばかりの巻島と坂道がもう連絡を取り合っていることに、

今泉は意外だった反面、不快な気持ちになる。

先輩・後輩というのは、こうも親しいものなのだろうか?

だがその考えをすぐに払拭した。

考えすぎだ。

坂道のことになるとすぐに熱くなってしまうのは、自分の悪い所だった。

「―――――――」

今泉は相変わらずのポーカーフェイスでそのようなことを考えていると、

黙り込む今泉を鳴子と坂道は互いに顔を見合わせ首を傾げた。

とりあえず今泉は坂道から携帯電話を受け取ると、耳に近づける。

鳴子も頑張って背伸びをしながら、何とか携帯からの声を拾おうと耳を近づけた。

「『今泉と、鳴子か?』」

画面向こうから聞こえてきた声は間違いなく巻島だった。

まだ数日しか顔を合わせていないだけで、彼の声が懐かしく思える。

その声を聞いただけで、先ほどの不快感はもう消え失せていた。

「うす」

「そうっすけど」

2人がそれぞれ巻島の応答に答える。

「『ちゃんと部活に励んでるか?』」

「そりゃもう言われるまでもないですわ!!」

鳴子の返事に巻島と今泉はホッと胸を撫で下ろした。

巻島はただ単にきちんと練習していることに安心したのだが、

今泉は鳴子の意気の良さと声の明るさに安心した。

スプリンターをやめ、オールラウンダーを目指し始めた鳴子の状態を、

今泉は気にしていた。

そもそも自分が彼にスプリンターをやめてオールラウンダーになれと言ったのだ。

気にするのが当たり前である。

鳴子は自分の前では決して弱音を吐かない。

坂道の前だとどうかは分からないが、とにかく鳴子は意地を張る。



―――――意地?そんなもん張ってナンボやろ!!――――――

(※弱虫ペダル23巻参照)


それはインターハイ三日目で当の本人が言っていたことであり、

事実だった。

そして彼は感情がすぐに顔や声色や振る舞いに出てしまう単純、

良く言って純粋な奴だった。

だから今、彼が明るく巻島に返事を返していた姿を見て、

とりあえず彼なりにオールラウンダーに切り替えてからも順調そうで、

今泉は心底良かったと思う。









⇒中途半端な所で切れてます・・・・・字数制限もうイヤだ・・・・・・

⇒続く