これならわかる!? 助詞の「ハ」の使い方  教えてgoo〈2〉 | tobiの日本語ブログ それ以上は言葉の神様に訊いてください

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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【19】 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1959556460&owner_id=5019671 

mixi日記2017年月日から 

 ご意見をうかがうために、mixiでトピを立てた。 
【【「は」と「が」】外伝 初心者にもわかる助詞の「ハ」の使い方】 
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=83095700 
 知識はあっても常識がないいつものホニャララのコメントがついてゲンナリした。 
 この鼬コメントに関してはいろいろ思うところがあるが、それは別の機会に。 

 直接的には下記の続きだろうな。 
【これならわかる!? 助詞の「ハ」の使い方  教えてgoo】 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12285486151.html 

 で、あまり必要ではない後半部。 
 〈1〉では助詞のハの80%は「主題」と書いた。 
 一般の方々は、こういう記述を見たときに「主題ではなく主語を表わすのでは」という疑問が湧かないのだろうか。このあたりをちゃんと説明しないと、「主語」「述語」になじんできた日本人にはピンと来ない気がする。 
「日本語には主語がない」って考え方はそのとおりだと思う。 
 そのとおりだとハ(強調? 再問題化?)思いながら、自分の中にも納得できない気持ちがある。 
「私は学生です」の「私」は主語じゃないのか? 

 基本を理解するための考え方として、これは「主語」でもいいと思う。厳密に言うと「主語」ではない、と考えるのは上級者の仕事。もちろん、日本の国語教育が「日本語には主語がない」という考え方をしてくれて義務教育の段階でそう教えてるなら、それでもいい。 
 現実には「主語」「述語」で育ってきてんだから、それを引っ繰り返すのはたいへんじゃないかな。だったら、そのまま「主語」でいいじゃん。「日本語には主語がない」と考えるのは、専門的な勉強を始めてからで十分だよ。 
 もちろん、「主語」とはいいにく例も多々見られる。「きょうは……」あたりが典型だろうか。 
「きょうは私がご飯を作る」の主語は……「私」だろうな。 

 うんとシンプルに考える。 
 助詞のハの80%は「主題」。ただ、そのなかには、義務教育で「主語」とされているものが相当含まれる。割合としては半分くらい……でいいや。つまり、「主題」のうち半分は、「主題=主語」で、残りは、「主語」とは言いいにくいもの。 
「私ハ学生です」とか「私ハご飯を作る」なら「主題=主語」だから、義務教育レベルの考え方で問題がない。うんと乱暴に書くと、ガに置きかえられそうなハは、「主題=主語」と考えていいはず。 

 ついでに書くと……。 
「きょうハいい天気です」だけなら「主題」。 
「きょうハいい天気です。だから洗濯をします」でも、この段階では「主題」。 
 これが「きょうハいい天気です。きのうまでハ雨続きでしたが」となるなら「対比」。
「きのうまでハ雨続きでしたが、きょうハ(試合があるので)晴れてほしかった」だと「対比」を通り越して「限度・強調」だろう。 
 このあたりはいろいろな考え方ができると思う。

 

 

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