tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


テーマ:

 

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9167842.html

 

質問の内容。
===========引用開始

 

存命中のことを「生前」と書くのはなぜですか?

 

===========引用終了

 

No.3

  • 回答者: 1311tobi
  •  
  • 回答日時:2016/02/01 22:14

一般的には「食事」を境にして「食前」「食後」です。


「誕生」を境にして「誕生前」「誕生後」です。
 論理的に考えれば、「死」を境にして「死前」「死後」になるはずです。
 
 この話にはいろいろな説をくっつける人がいますが、おそらくスッキリした答えはないはずです。
 忌み言葉の「死」を避けるためかなあ……くらいに考えています。
「前」は不思議な性格をもっているので、あまり深く考えても意味がないと思います。
 以前下記に答えた回答を転載しておきます。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9144925.html

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「前」の話は諸説あります。
 ほかにもいろいろ不思議な現象があって……。
「なぜ」とか考えても、たぶんわからないと思います。「そういうもの」と考えるしかないような……。
 詳しくは下記をご参照ください。
【前(まえ・ぜん)と後(うしろ・ご) 先(さき・せん)と後(あと・ご)】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12113891855.html
 以下は一部の抜粋(重言)。

 この「前」の話は昔からいろいろ出ている。 
【前 空間 時間】の検索結果。約 52,600,000 件 
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%89%8D%E3%80 … 

 素人がウカツに口を挟んではいけないとは思うが、↑のリンク先を見ても何がなんだか。 
「前進する」は「空間的な前」の話で、「以前」は「時間的な前」の話ってことだろう。 
 地道に辞書をひく。全文は末尾に。 
 o( ̄ー ̄;)ゞううむ 。『大辞泉』の〈ぜん〉と〈漢字項目の「ぜん」〉と「まえ」で、記述が微妙に違う。 
 今回のテーマに関しては〈漢字項目の「ぜん」〉がよさそう。「3」は省略する。 
1 空間的にまえの方。進んでいく方向。 
2 ある時点よりもまえ。 
「前進」は「1」の例にあり、「以前」は「2」の例にある。 
 空間的には「進んでいく方向」で、時間的には「ある時点よりもまえ」。方向としては逆の印象になるけど、そういうものだからしかたがない。「後(うしろ・ご・あと)」の場合もほぼ同様だろう。 
 これでスッキリ解決したつもりで、大きな例外がある。質問サイトだとNo.4のかたが少し書いている。 
「鏡の前に」「木の前に」……これだとちょっとわかりにくいかな。 
 ゴルフの最中にキャディーがアドバイスをする。「あの一本杉の30ヤード前くらいを狙ってください」 
「進んでいく方向」なら、目標地点は一本杉の向こうになる。実際には、「手前」だろう。 
「鏡の前」も「木の前」も、同様に「手前」になる。基本的には自分が基準点になるはずだが、この場合は違う。なんでこんなことになるのかはわからないけど、そういうものだからしかたがない。 
 言葉の問題は、キッチリ説明しきれないことがいくらでもある。 

 さらに妙な「前」の例。 
「左前」は、和服の右衽(おくみ)と左衽のどちらが前になるのか。これも通常の感覚と逆になると思うが、そういうものだからしかたがない。 
 詳しくは下記をご参照ください。 
【おにーちゃんの知恵袋3なのか?──なぜ「左前」なんだ?】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-69.html 

 さらにはこんな話もあった。 
592)【「好ましい日本語」をめぐって34くらい──「くだらない」と「つまらない」  「生前」】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2171. …
「死ぬ前」なのになんで「生前」? そういうものだからしかたがない。 
 やはり「前」はよくわからない……が結論になる。。  

「前」がらみでは、以前、下記のような質問もあった。 
【駅前と駅の前、その二つの言葉はどんな違いがありますか。お教えください。】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9122013.html 
 これはこれでNo.1のかたとNo.3のかたの意見が正反対のような。どちらも単なる主観のようなので、判断のしようがない。個人的には、「駅前」と「駅の前」の違いは言葉の神様のレベルの話だと思う。

 

 

#日本語 #敬語 #誤用 #慣用句 #言葉 #問題 #間違い #二重敬語

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 下記の仲間。 
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【19】 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1959556460&owner_id=5019671 

mixi日記2017年月日から 

 直接的には下記の続きだろうな。 
【板外編16】「カラ」と「ニ」の話〈2〉 辞書?】 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12204782117.html 

 テーマサイトは下記。 
【どんな場合は時間の後「に」がつくのですか。】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9759018.html 
===========引用開始 
例えば、1917年に生まれました。 
土曜日掃除します。 
時間の後に「に」という助詞がついたり、ついてなかったりして、どんな場合が「に」が必要ですか。 
もしも、休みの日と言ったら、「に」がつくかつかないか、どちらですか。 
ご指導ありがとうございます。 
===========引用終了 

 当方の態度はコメントNo.5のかたとほぼ同様。 
「詳しい人」のコメントを楽しみに待っていたら、締め切られてしまった(泣)。 
 ベストアンサーに選ばれた回答を読んで、のけぞる。 
「に」がつくときとつかないときで、意味の違いがあるんだ。 
「時名詞」って言葉も初めて見た。〈副詞的に使うのが本来の用法〉なんだ。これも知らなかった。初めて目にすることが多い。 
 ややわかりにくいが、どうやら…… 
「に」がつかないと副詞的に使われていて、 
「に」がつくと名詞として使われている……らしい。 

 この問題に関しては、いろいろ文献や辞書を見たけど、こんな解釈をしていたものは記憶にない。相当ユニークなことはわかるが、正否はまったくわからない。とにかくこういう考え方を見たことがないので……パスする。 
 ↑の〈2〉で見た『基礎日本語文法 改訂版』に書いてあることあたりが一般的だろう。saburoo氏のコメントも非常に勉強になる。 
 ただし、すでに書いたようにこの記述には疑問が残る。 
 おそらく、〈絶対的な時点を著すものは「に」を伴う〉ことが多い、ってことだろう。 
 先行コメントの引用先の記述も詳しい。このかたのコメントは信頼できる。 

【時間の助詞の‘に’についての質問です。】 
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1139332371 
===========引用開始 
kirdemureさん 
2010/4/1112:24:29 

一般的に、「数を伴う名詞」の場合は「に」が必要です。 

例・・6時(×分、×秒)に、 2010年に、4月に、10日に、など 
ただし、書きことばや改まったスピーチなどでは、 
「1970年、大阪で万国博が開かれた」のように、「に」を使わない形が 
用いられます。 

「に」をつけないのは、その語自体に副詞的意味があるものです。 

例・・朝、昼、夕方、夜、午後、きょう、きのう、あした、おととい、あさって、 
当日、翌日、今週、来週、先月、去年 etc、 
昨・去・翌・来・来(きた)る・ など、 
過去や未来をあらわす語がついた場合は、「に」がつきません。 

朝・昼・夕方・・・ などの語は、強調などの場合「に」を伴います。 
例・・・「きのうは、夜、掃除をした」「えっ? 夜【に】掃除をしたの?」 

「に」を使っても使わなくてもよいのは、 
「(日にち、時間など)ごろ」「×曜日」「春・夏・秋・冬」 
(他にもあるかもしれまんが、よく使われるのはこんなところでしょう)  
===========引用終了 

 基本的にはこういうことだと思う。 
 ただなぁ。 
〈一般的に、「数を伴う名詞」の場合は「に」が必要〉……と言うより、「数を伴う名詞」はアリでもナシでもOKってことだろう。 
〈「に」をつけないのは、その語自体に副詞的意味があるもの〉……この説明ならある程度は納得できる。 
 ↑にあるように、「10日の午後」「来月の10日(に)」のように複合形なら、〈最後に来たものの性質に従う〉らしい(例外もありそう)。 

 問題が2点残る気がする。 
1)〈「先週に来日したアメリカ大統領」「来週に発売予定の新型○○」あたりはちょっと引っかかるけどNGとは言えないのでは〉「昨日に」「明日に」が言いにくいのはなぜ? 
2)「あしたに」「きのうに」が異和感が強いのに、「みょうにちに」「さくじつに」だと異和感が薄れる気がするのはなぜ。

 

 

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 下記の仲間。 
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【18】 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1955992054&owner_id=5019671 

mixi日記2017年月日から 

 直接的には下記の続きだろうな。 
【すごい すごく すごい+用言〈1〉〜〈4〉】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3363.html 

 テーマサイトは下記。 
【すごい と すごく の使い分けです。】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9749842.html 
===========引用開始 
最近、林先生が凄いと凄くの使い分けをTVで語っています。 
日本放送協会もアナウンサーには使い分けを指導しています。民放も準じています。 
しかし凄いは辞書に出てきますが、凄くは俗語であるためか辞書によっては出てきません。 

俗語ではあっても凄くを使うべきか「たいへん」や「非常に」を使うべきかで悩みます。俗語はできれば使いたくないため!ひょっとして、日本放送協会は凄くは俗語から脱出したと判断しているのでしょうか? 
連用と連体は理解しています。 
凄くの使い方をご指導ください。 

【補足】 
私の手元の辞書には「凄い」の解説において①②③の3番目において明確に「凄く」は「凄い」の俗語表現であると区分しています。  
===========引用終了 

 質問者の対応を待っていた。質問者がどこまで考えているかによって、書き方が大きくかわるから。 
 ……締め切られてしまった(泣)。 

 過去にウダウダ書いてきたが、辞書の記述も揺れているようなんで、現段階(2017年5月18日)の結論をまとめておきたい。いつもは「スゴい」「スゴく」と書くようにしているが、今回はすべて平仮名書きにする。 
 辞書の引用の全文は末尾に。 
 質問者がひいた辞書には、〈「凄く」は「凄い」の俗語表現〉と明記してあるらしい。なんという辞書に、正確にはどう書いてあったか教えてもらえまえせんか。あの書き方では資料にならない。 
「すごい」「すごく」の俗用(またこれが曖昧な言い方で……)は、何段階かに分かれる。 

■第1段階 「すごい」自体が俗用 
 ↓の『大辞泉』には〈「すごい」は俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる。〉とある。辞書がこういう書き方をするのはやめてほしい。この記述は2通りの解釈ができる。 
 まず、〈「すごい」は俗語的な言い方〉という解釈。これもよく目にする。元々「すごい」というのは程度が非常にはなはだしいことを表わし、俗っぽい表現らしい。当方は半信半疑。「凄まじい」「凄惨」なんかと混同している気もする。あんまり上品な言葉ではないだろうが、現代では女性が口にしてもおかしくはない。「でかい」とか「うまい」よりはずっとマシってレベル。  

■第2段階 「すごく」が俗用 
 これも聞いたことがある。『大辞泉』の記述も、たぶんこの意味と思われる。〈俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる〉……余計な読点を打つから誤読される。質問者の趣旨もこれのような気がする。真偽のほどは不明。相当昔の話のようなので、実感がない。当方はかなり昔から使っている。『大辞林』には「副詞」として、注釈なしで立項されていることを確認してほしい。 

■第3段階 「すごい+用言」が俗用 
 これは『大辞泉』の〈俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある〉の話。『大辞林』にも同様の記述がある。近年問題視されているのはコレ。林先生がTVで語っているのもこれだろう。 

 第1段階と第2段階に関しては、古い話なので、あまり興味がない。 
 第3段階に関しては、「すごい+体言」「すごく+用言」が一般的と考えるのが無難だろう。 
 ここで打ち切っておかないと泥沼にはまる。 

 と言いつつ、泥沼にはまるためのメモ。 
「すごい+体言」「すごく+用言」が妥当な使い分けだとする。 
 ということは……。 

■「すごい美人」「すごく美しい人」 
 ↑のように使い分けるということですね。 
 本当なんだろうか。 

■「すごく美しい 人」「すごい 美しい人」 
「すごく美しい人」の「すごく」は用言にしかかからないとすると、当然のことながら、「すごく美しい 人」ってことだろう。 
 これを「すごい」が「美しい人」にかかると考えるのは邪道なんだろうか。「美しい人」はフツーに考えれば名詞だろう。名詞にかかるのは「すごい」ですよね。 

■「美人」の品詞は 
「美人」の品詞は名詞だろう。ここで質問です。「〜すぎる」の「〜」に入るの形容詞か形容動詞のはずです。ってことは、いまや一般的な表現になっている「美人すぎる」って誤用でしょうか。 
【この違和感は何ですか? 「〜すぎる」】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9167850.html 

■副詞は名詞にかからないのか? 
 これが非常に微妙な問題で、「用言のことが多いが、体言のときもある」と考えるしかない気がする。 
【続「主に」の使い方】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9220123.html   


https://kotobank.jp/word/%E5%87%84%E3%81%84-541501#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89 
===========引用開始 
デジタル大辞泉の解説 

すご・い【▽凄い】 


[形][文]すご・し[ク] 
1 ぞっとするほど恐ろしい。非常に気味が悪い。「―・い目でにらむ」 
2 びっくりするほど程度がはなはだしい。大層なものだ。「―・い人気」 
3 (連用形を副詞的に用いて)程度のはなはだしいことを表す。「―・く寒い」「―・くおもしろい」 
[派生]すごさ[名]すごみ[名] 
[用法]すごい・ひどい――「すごい(ひどい)嵐」「すごい(ひどい)寒さ」「すごく(ひどく)速い」など、はなはだしいの意では相通じて用いられる。◇「すごい」は俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる。また「すごい評判だ」「すごいあばら家」などプラス、マイナス両面の評価に使う。◇「ひどい」は「ひどい人」「ひどい仕打ち」「ひどいことを言う」のように、マイナス評価について用いられる。◇俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある。  
===========引用終了 

https://kotobank.jp/word/%E5%87%84%E3%81%8F-302309#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88 
===========引用開始 
大辞林 第三版の解説 

すごく【凄く】 

( 副 ) 
〔形容詞「すごい」の連用形から〕 
程度がはなはだしいさま。大変に。大層。非常に。主に会話で用いられる。 「 −速い」 「朝晩−冷える」 「 −酔っぱらう」 〔近年、くだけた言い方で「すごく」の代わりに「すごいでっかい」「すごいきれいだ」などと言う場合があるが、標準的でないとされる〕  
===========引用終了 
『大辞泉』の記述はほぼ前回どおりだろう。問題は『『大辞林』のほう。「すごく」なんて前はなかったと思う。以前は「連用形を副詞的に用いて」いたのが、めでたく副詞と認定されたのだろう。

 

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