細胞生物学: ノンストップコドン | Just One of Those Things

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昨日に引き続き、今年に入ってから3号目のネイチャーのハイライトより。

 

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細胞生物学: ノンストップコドン
Nature 553, 7688  
2018年1月18日
     

メッセンジャーRNA(mRNA)塩基配列のタンパク質への翻訳は、多くのレベルで調節を受ける。今回P Baranovたちは、AMD1 mRNA上で起こる、脊椎動物で高度に保存されている新しい調節機構を報告している。彼らは、リボソームは時々終止コドンを通過して、3′非翻訳領域に進むことを見いだした。このようなリボソームは読み枠内で次の終止コドンに遭遇すると停止するが、mRNA上に留まるので、リボソームの行列が形成される。この行列が2つの終止コドンの間のスペースを埋めると、そのmRNAは翻訳できなくなる。著者たちは、この機構が各mRNAに寿命を与える働きをしていて、時間の経過とともにコード領域に損傷が蓄積して、異常な翻訳が起こることを防いでいると提案している。


Letter p.356
News & Views p.289
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この論文はネイチャーのニュースにも取り上げられました。

 

今回の論文は多岐に渡り応用研究に使われるかと思います。

 

既に新しいネイチャーが発刊されていますが、まだまだ続きます。

 

 

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