やあやあ!皆の衆!御機嫌麗しゅう!
葉月31日の野菜の日に振る舞う予定であった料理が台風の影響により中止。
料理を振る舞う事が叶わなく成ってしまったで、此度この武録を通して展開して参りたいと思う。
儂が考えておった料理はテリーヌと呼ばれる物。
テリーヌとは遠い異国、仏蘭西から発祥した料理で御座る。
一般にテリーヌ型と言われる耐熱陶製容器で作ったパテなどの料理の事を、テリーヌと言うのじゃ。
現在では肉、魚、野菜などをミンチしたものをテリーヌ型に入れ、
湯煎してオーブンで焼いたものを指し、仏蘭西のお惣菜屋には、いくつも並んでおる。
元々は、残り物利用から生まれた料理で御座って、余った魚や肉の切れ端・・野菜の切れ端・・それらを型に入れて焼いたところから始まったのじゃ。
して、食糧不足の冬場などに、食材を"あますことなく"利用する工夫として発達。
現在ではビュッフェ形式の物やコース料理の前菜として登場する事が多い。
質素倹約の心得、流石である。
我等の時代も食材を大切にしており、利用出来るものは利用しておった。
儂はこの再利用と言う所に魅力を感じて、此の食材を選択したのである。
◎まず用意致す食材◎
材料は全て肥後産
オクラ
ニンジン
アスパラ
レンコン
インゲン
パプリカ
ダシ 450cc
ゼラチン 4g
其の壱衆
塩・みりん・醤油・そうめんつゆ
各小匙1杯
其の弐衆
マヨネーズ大匙2杯
ケチャップ大匙1杯
レモン汁少々
今回は全て肥後の大地で育った肥後産の野菜である。
食材が全て揃った所で此れから調理へと入る。
儂と島津様の生誕日の時に贈り物交換で島津様から頂いた包丁を使う時が来たのぅ!!
【参照:虎の巻~共鳴~】