13時間 ベンガジの秘密の兵士 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

聞き覚えのないタイトルだし未公開のB級アクション映画かなと思ってましたが、なんとマイケル・ベイ監督の実録物の戦争映画。マイケル・ベイなのに日本では公開スルーだったんですね~。

2012年、アメリカの反イスラム教主義者たちによって製作されたイスラム教を屈辱する内容の映画が発端にとなりアラブ諸国で反米デモが激化、この作品ではリビアで発生した領事館襲撃からCIA施設の襲撃、脱出までを描いています。まだ5年前の出来事なんですがこの事件、全く覚えていませんでした。

カダフィ政権崩壊後のリビア・ベンガジ。CIAは秘密裏に施設を置きカダフィの遺した大量の重火器類の動向を監視・抑制していた。折しも本国で製作された映画が発端となり反米デモが激化する中、米国大使が訪れた。危険なベンガジの地で警備は手薄でCIA職員の保護を任されていた民間軍事会社のチームが大使の警護に駆り出された矢先、反米デモに紛れて過激派の領事館襲撃が開始されて・・・

全編144分は長いですが結構飽きずに観れました。前半は民間軍事会社のチームGRSに新たに加わった仲間ジャックを中心に当時の現地の雰囲気や状況を事細かに描いている感じ、後半の領事館襲撃の場面からはさすがマイケル・ベイって感じの派手目な戦闘シーンで映画としても楽しませてくれます。敵の撃ったRPGの砲弾が路面をバウンドして進む様やRPGを構えた敵を射殺し地面に向けて誤射され周囲の敵を巻き込んで爆発するシーン、終盤の迫撃砲の砲弾の軌道を負った描写など迫力のある戦闘シーンでした。

領事館襲撃を描いたシーンから常に怖いなと思わせたのはGRSのチームの面々たちが誰を敵としたらよういのか明確にわからない部分。同じ現地の人間でもアメリカに協力的な人々が居たり、反米を掲げる現地の人々もいる。敵を見た目で瞬時に判断できない中での戦闘シーンはかなりの緊迫感を醸し出してました。どこまで真実なのかはわかりませんがGRSの面々たちの交戦規定が「撃たれてから撃ち返す規定」になっていて退役軍人たちの能力の高さを十分に描いていたと思います。

公式には存在しないCIA施設への襲撃を受けアメリカ本国の救援の手もなかなか進まない描写も興味深かったですね。

ネイビーシールズ史上最大の悲劇を描いた「ローン・サバイバー」やソマリヤ内戦介入の失敗を描いた「ブラックホーク・ダウン」がお気に入りの方には多分気に入っていただける一本。未見ならば観る価値ありです(*^-^*)

 

「13時間 ベンガジの秘密の兵士」 オススメ度 ★★★

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村