日本が韓国に対して弱腰なのも、韓国の大統領が(いままでは)竹島に上陸はしなかったのも、実は理由は同じだ。たとえば極端な話、スポーツ大会の「大地震をお祝いします」などという文言があまりにも、目にあまるようになったり、竹島問題がオリンピックなどの、平和の祭典で主張されることが度重なれば、両国国民は、まづは「不買運動」や「観光の忌避」という形で意思を表わすことになるのは間違いない。
その時、商売をしている立場の人たちは相互に損失をこうむることは間違いない。
そしてこれこそが、日韓双方の政治家が多少とも、抑制的態度をとって、「弱腰だ」と非難される真因に他ならない。
しかし、個々の商売の当事者を超えて、経済総体における「日韓の経済交流が凍結自体」になった場合に、壊滅的打撃を受けるのは、実はほとんど一方的に、韓国の側なのである。
だから、韓国の人々が野放図に、日本批判をするとすれば、まことに怖い物知らずの所業ということになる。