内政ボーナスなし
+火炎ガレー船を6隻(3隻×2)生産
+城主開始から騎士生産可能
遊牧で勝つ為に真に必要なのは臨機応変に対応できること。
とはいえ、大前提の効率最高峰の進化ができて初めて生まれる駆け引き。
数値的に知っておいて損はないことを並べておきます。
敵対からの嫌がらせ等は一旦置いておきます。
まずは理想を知るべし、ということで。
※ある程度遊牧に関するセオリーを知っている事を前提に記載しています。
過去Verの情報ですが、他のセオリー記事はこちらやこちらなどから。
画像の進化模様は4vs4、自分含め味方が全員マジャールです。(内政ボーナスなし)
【1】2分30秒以内に町の中心を建造
町の中心の建造時間(1人の場合)は150秒、つまり2分30秒。
何も考えずに最初の町の人で森に即ベタ付けTC建造で上記項目は達成されます。
上記画像は10秒で建造場所を決定、その50秒後に2人目が建造に加わって達成。
実際は建造場所を吟味する必要があるので、
概ね30秒以内に建造位置を決定して及第点という感覚です。
残り和平期間が2:00を切ってもなおTCが建造されていない場合、
煽られる覚悟が必要と言えるでしょう(怖い)。
【2】港の建造終了>TC建造終了
言いたいことは、港の建造は決定が遅れれば遅れるほど、
序盤から機織りをしなくてはならなくなるということです。
アラビアの進化にこだわってきた日本人プレイヤーの多くは、
機織りを研究するタイミングは領主ボタンを押す直前だと染み付いているハズ。
資源をちょっとでもトクをしたいからというシンプルな理由をもって取り組んでいるなら、
この話も真剣に取り組むべきです。
機織りの話は下記【4】に移ります。
【3】木は3人、4人目は基本食料
最初の漁船用の木75は建造の2人+追加町の人1人で事足ります。
大体の場合、追加の町の人が出るタイミングで最初の町の人が木を収納します(木+20)。
次の木が増えるタイミングはこの3人の町の人が揃って木を収納するとき、
つまり、特別な操作を意識せずとも木75がきっちり手に入ります。
ちなみに、このタイミングは5人目の町の人が生産された後くらいになります。
要するに、5人目の町の人が生産されるまではどうあがいても漁船は生産することはできず、
逆に5人目の町の人が生産されたら漁船の生産アイコンを超連打です。
なお、次項のイノシシ絡みがちょうど同タイミングでやってくるので、
操作的には忙しいことこの上ないですが、知ってると知らないとで心構えは確実に変わります。
【4】イノのTC矢狩りはマスト
イノシシがアラビアで引く平均的な距離にいた場合、
5人目はイノシシ引き、6人目は木こりです。
すると、イノシシがTCに来る頃に木こりは4人いるハズです。
ここでTC矢イノ狩り4人Verを会得しているかどうかは、
機織りを遅らせられるかどうかに大きく直結します。
4人TC矢でイノを狩ると遅くとも約7秒で狩れます。
これが町の人4人の攻撃のみだと約13秒近くかかります。
差分6秒、すなわちイノ肉回収が6秒遅れます。
6秒で町の人5人がイノシシから得る食料は約12.3。
【2】の港の建造終了タイミングにもよりますが、
この差分食料で機織りをせずに町の人の生産が継続できるかが大きく関わります。
今回、【2】の港建造がわりと遅れていたので、
7人目の町の人の生産時点で食料が50たまらず、ギリギリの状況でした。
幸い、このタイミングで返したイノ肉が+11だったので、どうにか滞らずに済みました。
これがTC矢イノ狩りを会得していなかった場合、機織りせざるを得なかったでしょう。
TC矢イノ狩りにこだわる不肖私めの動画(ライブ配信アーカイブ)はこちらから
「最初にイノシシではなく、羊を食べればこんな話は必要ないのでは?」
というのは機織りの観点からすれば全くその通りです。
しかし、序盤に羊を複数匹確保するのはわりと難しく、体感2匹がいい所です。
そもそも、羊は偵察に使ってナンボですし、イノシシは敵も狙っている可能性があります。
早いうちにイノシシを確保する技術は別で応用できる時があるので、
知ってて損はないでしょう(2回目)
【5】できればイノ3匹分
不自由なく11分台進化を目指そうと思ったら正直イノ3匹は欲しいです。
まぁまともな相手と戦っていればせいぜい2匹がいいところと思って取り組みましょう。
その場合、鹿3匹の群れを早期に確保する必要があります。
内政ボーナスのない文明はここが1つの分岐点です。
この鹿3匹に対してボーナスがある文明はだいたい11分台進化できます。
あるいは鹿肉分の進化コストが浮くようなイタリアやリトアニアも強力です。
長いこと遊牧に取り組み、進化時間とにらめっこしていれば、
この辺の差を嫌でも痛感していくことになるでしょう。
その時あなたはもう遊牧セミプロか遊牧ジャンキーのどちらかです。
以降、血眼になってイノシシを探すことになるでしょう、ンゴッ。
【6】伐採所は正直いらない
いきなり話が飛躍しますが、領主進化直前の話です。
進化用に港とは別でもう1つ建物を建てなければならないですが、
ここは粉挽き所がベストです。(画像は既に建造済み)
というか先々市場の建造の為に粉挽き所建造が必須なので、ここが建て時です。
見出しの通り、この内政は11分31秒での領主進化を遂げていますが、
ここから火炎ガレー船を2回ししようと思ったら、
港(木150)+採掘所(木100)+最初の火炎ガレー船×2(木150)=木300が必要であり、
伐採所用の木100が惜しいくらいです。
ですので、ここは心を鬼にしてノー伐採所です。
なんなら両刃斧の研究も領主開始時には不要です。
ここでのコンセプトは「早進化で海対応+城主進化も手際良く」なので、
両刃斧の食料100すらもったいないです。
伐採所にかける人数のことを考えると序盤から必須のように思えますが、
城主進化用の食料を貯めるタイミングでまた伐採人数は極端に減るので、
少なくともこの画像タイミングから伐採所+両刃斧のコストは進化の邪魔です。
城主進化の目処が立ったら逆にすぐ両刃斧まで取り掛かりましょう。
【7】城主進化を急ぐコツ
火炎ガレー船の生産時間は65秒と非常に長いです。
ですので、他ユニットのように生産を滞らせないが為に
早めに生産予約を入れる必要はないです、むしろ他資源への投資が遅れます。
グローバルキュー目安でここまで引っ張ってもいいです。
これでまだ7秒ほどの猶予があります。
ここまで引っ張ったからこそ、先に市場の建造を済ませるなどして、
資源調整の準備に円滑に取り組むことができています。
そして火炎ガレー船の5,6隻目の生産キューを入れたタイミングで、
伐採農民をなるべく多くの食料回収に切り替えます。
(鉄工所用の木150がまだならそちらが優先)
(画像は伐採農民が随分残っているが、市場調整するってことで(汗))
羊が余っていればそれに着手するのが理想ですが、
近場の鹿をそのまま食べに行くのもアリです、ただし食料を返すタイミングに注意です。
ポイントは火炎ガレー船の生産を一旦止める意識を持つことです。
戦況によっては止められない場合もあるので継続生産はやむなしと言えますが、
止めなければ城主進化はひたすらやりづらくなることを念頭に入れておくべきです。
特に今回は早進化の為に伐採所を犠牲にしています。
画像から分かるように随分非効率な伐採地点になってしまっているので、
さすがにこれ以上は許容しづらくなるでしょう。
言いたいことは、海も陸も両方こだわることを考えた場合、
この辺のタイミングが分岐点と考えるべきだということです。
繰り返しですが、これで内政ボーナスなしの状態です。
話を雑に片付けますが、ここから経験の差が出る臨機応変さが問われます。
遊牧適正◎文明ならさらに先の状態に進んでいたりすることもお忘れなく。
【8】城主進化後の話
城主進化前までに斥候が1体出ていることが理想ですが、
明らかに間に合わないと思ったら槍でも十分なので偵察用に出しておきましょう。
城主以降の遊牧は敵との位置関係や視界取りを把握していることがマジで重要です。
陸戦を意識しないと城を寄せられて即ゲームオーバーすらありえます。
くれぐれも偵察をせずにTCを増設しまくって引きこもることだけは止めましょう。
なお、騎士で立ち回るならTC増設はせいぜい1個にしておきましょう。
この18分前後城主進化はアラビアで言うと15分台の即城主騎士をしているようなものです。
それで騎士を回しながら内政も両立なんてのはムリムリのムリです。
余談ですが、騎士で立ち回ると決めたら生産をなるべく止めないことも大事です。
小出しの騎士は敵陣の聖職者による迎撃が鬱陶しいですが、
騎士の継続生産を怠らなければ、どこかのタイミングで強襲できるハズです。
騎士による前方の牽制がかなえばこちらから城などを寄せる機会も生まれます。
騎士を生産する理由を農民狩りだけに留めないようにするのがポイントです。
【9】おわりに
今回の流れは敵から全くちょっかいを受けなかった場合の話です。
AoE2は何事に置いても理想の進化を知ることが大事です。
そこから味付けがどう変わるかは状況次第です。
最後にこれだけは。
遊牧をしたらリザルト画面で
進化時間は絶対に確認!!!!
ともあれ、これで遊牧観戦が楽しくなるハズです(ゲス顔)
【宣伝】筆者のメインコンテンツは往年の名作RTSゲーム、Age of Empires IIの宣伝、広報です。
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