【なぜ生きる2】 笑顔が山彦のようにかえってくる | 本好き精神科医の死生学日記 ~ 言葉の力と生きる意味

本好き精神科医の死生学日記 ~ 言葉の力と生きる意味

「こんな苦しみに耐え、なぜ生きるのか…」必死で生きる人の悲しい眼と向き合うためには、何をどう学べばいいんだろう。言葉にできない悩みに寄りそうためにも、哲学、文学、死生学、仏教、心理学などを学び、自分自身の死生観を育んでいきます。



「飾らない笑顔と、さわやかな挨拶ほど、
 世の中を楽しくするものはない。」



帰省したら、

両親へのお土産は、感謝の気持ちとさわやかな笑顔を。



■なぜ生きる2 高森顕徹

3章 この世の幸せ限りなし

 7 慶ばしきかなや大悲の願船


(前略)

 心ゆたかな喜びの生活には、難度の海にも七色の虹が立つ。嬉しい心は自然の笑顔となる。

 笑顔は周囲を明るくし良い印象をあたえて、その人の魅力を二倍にも三倍にも割り増しするものだ。

 そして山彦のように、笑顔が返ってくる。

呼べば呼ぶ 呼ばねば呼ばぬ 山彦ぞ
    まず笑顔せよ みな笑顔する



 人類初の宇宙飛行士を決める最終選考で、体重が重く不利であったガガーリンが選ばれたのは、その笑顔であったという。

 選考責任者から素晴らしい君の笑顔は、いつも心が安定している証拠だと評され、「地球は青かった」の彼の名言を生んだのだ。


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笑顔や笑いは、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させると言われます。

ガンや感染症から身体を護ってくれたりと、

笑顔は、体の健康にとっても大切です。



笑顔で過ごしても、

泣いて過ごしても、

同じように時は流れていく。


あきらめて、愚痴って、後悔するためではなくて、

自分と向き合って、光に向かって、幸せになるために生まれてきました。


今日が終わり、今月が過ぎ、今年が死ぬ。

そして、

明日が始まり、来月を迎え、来年が生まれる。



なぜ生きるのかを自己に問い、

最後に笑って自分の人生を振り返れるように、

これからも、言葉をつづり続けます。


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「笑っていても
 泣いて過ごしても平等に時は流れる
 未来が僕らを呼んでる
 その声は今 君にも聞こえていますか?」


       (HANABI Mr.Children