見極めとターニングポイント | ことぶき・ちゃちゃちゃ

ことぶき・ちゃちゃちゃ

難治性てんかんドラベ症候群(乳児重症ミオクロニーてんかん)と闘う娘のことぶき。
顔だけで結婚を決めたイケメン(だった)B型の旦那さん。
私は普通の主婦です。
家族みんなで頑張っている闘病日記です。

カラオケの十八番はジュリマリの『そばかす』です(←誰も興味ない、押し売り情報)

♪もっと遠くまで~一緒に行けたら~ねぇ!嬉しくて~それだけで~♪

そうなのか。

ドラベ母として、身に滲みる歌詞だったんだね……(←)

我が家はことぶきが3歳くらいまで、遠出を考えた事がなかったです。

本気で『遠出ってなあに??』状態でした。

初めてのDFKの時、ドラベ仲間のあゆみんがまだ小さいあまちゃんを

妊婦の身体で、関東の端っこ(←失礼)から大阪まで連れて来ていて

関西人、かなりざわついていました(笑)

でもそれを見て思ったのです。

『発作すると重責』というコースから少し外れた今こそ

我が家も遠出を楽しまなきゃ!!と

あのDFKがターニングポイントだったと思います。

それまでは、市内を外れると『ここで救急車呼んだら、どこの病院?』とばかり考えていました。

大袈裟でもなく、自分の主治医がいる病院周辺から離れたくなかったし

何なら家を買うときも、病院の近くで物件を考えたくらいで(←土地が高過ぎて断念)

よその県でも、ドラベのお友だちの家なら行くような感じ(←病院が安心)

今も、基本は変わってないですが

ことぶきを連れて、あちこち行くようになりました。

去年は神奈川DFKにも行きましたし(←結構な冒険)

ただ、泊まりでという事を考えると

やっぱりドラベの子供が搬送されてる病院の近く、と考えてしまいます。

私たちが住んでる市内は、全国の中でも小児科ドクターが多いと言われていて(←No.1だったかも)

救急搬送される主治医のいる病院にも、常に小児科ドクターがいます。

日にちや曜日によって、ここの病院が当番!とかあるわけではなく

年に1回あるかどうか、重症患者さんが運ばれてきて

小児科医が全員で対応するような時でなければ

ドラベ症候群のことぶきを受け入れます、とおっしゃってくれました。

住んでる地域の救急病院に、とても恵まれています。

ちなみにことぶきの地元病院は、小児科ドクターなら全員脳波を取れます。

脳波を読むのは小児神経医ですが

それでも緊急で呼び出された小児神経医を待って

そこから脳波の機械をセットして、という時間のリスクを考えると

すごくすごくありがたいです。

日曜日なので脳波技師がいないから、脳波撮れませんとか

そんな事言われる病院もあるらしいので

我が家は、地元病院の手厚い医療に慣れてしまってるかも知れません。

どれ位手厚いかと言うと、熱がなくても重責してたら入院です。

熱が下がっても血液検査の結果が回復してなければ、退院出来ません。

主治医ではない小児科ドクターが『(あの)ドラベのことぶき』

と、かなりいい感じの方向でビビって、慎重に動いてくれてます。

きっと主治医がドラベ症候群の怖さなどを、話をしてるのだと感じています。

過保護だと言われてる私ですが、最近では

体調さえ整っていれば(←熱を出す要因がなければ)主治医のいる病院から離れても

気持ちが重くならずに済むようになりました。

不安を考えるとキリがないし、常に痙攣重責傾向だったら無理だったと思うけど

光過敏があるから、いつも外で遊べない分

1つずつ、1つずつ、ことぶきの症状に寄り添って

楽しく生きていけるように、なってきています。

何があったとしても、どう生きてたとしても、後悔はする。

後悔しない生き方なんて、普通でも難しい。

子供の症状をしっかり観察して、大丈夫だと思っていても

何かあるかも知れない。

だって、それがドラベ症候群だから。

何が正解か分からないから、ギリギリでも、楽しく生きていけるように

家族みんなで、今の子供の症状や状態を話し合う事が大切だと思います。

若いドラベママたちがブログ読んでると思うと、怖い事書けないなーとか

誰かを傷つけたりしたらどうしよう、とか思ってたけど

ことぶきちゃちゃちゃは、ことぶきと私のブログだから

今、思った事を素直に書いていきます。

ことぶきは今、6歳です。

ドラベ症候群が一番、命と向き合う年齢だと思います。

油断はしない、けど、楽しく生きて欲しい。

生きてる事はこんなに楽しいんだ!と、ことぶきに思って欲しい。

どうか命を守れますように。

第1回DFKの最後で私が挨拶した内容。

ドラベ症候群の仲間がこの先、一人も欠ける事なく

10年後とかに、どこかの旅館とかで、この世代のドラベ家族が集まって

みんなで笑い合えていますように。

いつもいつも、そう祈っています。

この時期、本当にピリピリして頑張ってるドラベママたち。

消毒液シートを持って歩いてる仲間たち。

この冬を楽しく乗り越えられますように。

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