「人は話し方が9割」★★★☆☆ | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

どこかで読んだな、という内容も多かったのですが、新しい気づきもありました。

 

例えば、苦手な人とは無理に話をせず、話しやすい人とだけ話して会話力を磨く、という考えは自分にとって新鮮な発想でした。

 

確かに、いろいろと気を遣ってストレスをためるより、気の合う人や共感できる人との時間を増やす、ということが、話し方云々の前に、人生を豊かにするシンプルな方法なのかな、と思います。

 

 

以下、備忘

 

3つのコツ。否定禁止、笑顔でうなずく、プラストーク(前向きな話)。

 

コミュニケーションをとるうえで知っておくべき大切なこと。

「人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である」

「本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している」

「人は自分に深い関心を寄せている人を好きになる」

 

話し方は「聞き方」が9割。いかに話すかよりもいかに聞くか。相手を理解することからすべては始まる。

 

相手に話をさせる「拡張話法」。 感嘆→反復→共感→称賛→質問

 

「巧言令色鮮し仁。剛毅木訥仁に近し」(口先だけうまく顔つきだけよくする者に真の仁者はいない。真の人格者はむしろ口が重く愛想がない) ※論語より

流暢にしゃべることができなくても、気持ちをこめて話したほうが、相手の心に響くということはよくある。

流暢に言葉が出てこなくても焦らなくていい。じっくり言葉を選びながら、自分のペースで話せばいい。

 

会話の難しい人との距離を無理に詰めなくていい。

できる限りスルー。これはあなたが思うほど悪いことではありません。

あなたが話しやすい人との時間を増やしていく(そして、会話力を磨いていく)。これが一番の近道。

 

ほめるときに効果的な言葉。「やっぱり、○○」。

やっぱりには「普段から思っていたけど」というアンダーメッセージが含まれている。

 

自分自身が楽しむことで周囲を巻き込む。無理やり説得して引き込んでも、いい協力は得られない。

 

失敗談こそ、人と仲良くなるネタになる。

 

話し上手な人は余計なひと言を言わない。

 

口の悪い人でいい人はいない。

愛のある人からは愛の言葉が、意地の悪い人からは意地の悪い言葉が出る。