「商売心得帖」 | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★★★☆


明朗公正で、適正で、秩序正しい商売と競争を、愚直にやっていくことが大切です。


以下、備忘録

世間は正しい
ありがたいことに、世の中というものは、こちらが間違ったこと、見当はずれのことをやらないかぎり、必ず受け入れ、支持してくださるものだと言えましょう。

お得意先はわが親戚
商品は、言うなれば永く手塩にかけたわが娘のようなものと、考えられます。だから、商品をお買い頂くということは、自分の娘を嫁にやるのと同じこと

利は元にあり
利益は上手な仕入れから生まれてくるということだと思います。(中略)よい品物を安定的に供給してくださる仕入先を求め、その仕入先を、品物を買って下さる得意先と同じように大切にしていくことが肝要だと思います。

商品を発意する
仕入れて売るだけが商売の道かといえば、決してそうではありますまい。

夫婦の仲がよければ
夫婦の仲が良いということが信用の力強い裏付けになると考えたことは、私自身の体験から必ずしもまちがっていなかったと思っているのです。
夫婦の中が良いこと。これはなにも商売上の信用をうるためというだけでなく、多少の例外はありましょうが、なにごとにおいても、事を進める上で大切なこととそう思うのです。





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