(6月21日追記・動画が削除されていますので、文字起こし貼り付けておきます)
augustarmy38 さんが 2012/02/22 にアップロード
2012年2月11日に宝塚市で行われた菅谷昭 松本市市長の講演会において、福島で水面下での妊娠中絶が増えているとの発言がありました。真偽のほどは不明ですが、もしそうならば由々しき事態だと思います。
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アップロード者のコメント
以下 菅谷氏の発言
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今、ベラルーシ共和国では妊娠しますと、妊娠中の検診をものすごい厳しくチェックしなさいと言われている。
もし異常が見つかると、半強制的に人工妊娠中絶させられちゃうんですね。
それは日本で考えられないよって言ったんですけども、そういう状況なんです。
こういうことを他人事だなぁという風に、私は、思ったんですよ、日本では有り得ない。
ところがどうでしょうか。私、福島にも講演に行くんですけども。
相談を受けるのは、中絶が今、水面下で増えているんですね。多分ね。
ですから福島の場合でも、産んでもいいかということを意見を求められるんですけども。
この辺、大変難しいところなんですけども、一つの例が、せっかく赤ん坊、赤ちゃんができて喜んだんですけども、おじいちゃん・おばあちゃんがこんな時期の子供はいらないと言われて、泣く泣く中絶したと。
こういうような状況がですね、多分、今、福島でもですね、表にでてこないだけであるはずです。
こういうのは、本当に大変なことでありますし、ある意味では日本が少子化というときに、元気な赤ちゃんを産んでもらいたいのに、それがそういう状況になってしまうとは、これは大きな問題になります。
**** 以上 ****
ひまわり先生のご主人さまから 大変参考になる資料を頂きました。
医師のための専門情報サイト から
「現在の被ばくレベルで中絶する必要ない」「神経質になりすぎている」という記事です。
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一部 抜粋*** *** *** ***
東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所の事故は,東北地方を中心とした東日本の住民に大きな不安をもたらしており,検証可能な過去の事例が少ない中でさまざまな憶測が飛び交っている.日本産婦人科医会副幹事長の塚原優己氏(国立成育医療研究センター周産期診療部産科医長)は5月11日,東京都で開かれた記者会見で,放射能汚染に対する基礎知識と現実的対応を報告.1986年にソ連(現ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故の際,ギリシャで人工妊娠中絶が増加したというデータを示し,「現在の被ばくレベルでは中絶する必要はない」と訴えた.また,同医会副会長の今村定臣氏は,現在の状況を「神経質になりすぎている」と苦言を呈している.
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としている一方で
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そしてわれわれ産婦人科医は,妊婦さんに対して疑問があれば遠慮なく尋ねるように促すべきですし,妊婦さんの不安に対して対処すべきでしょう.それこそが産婦人科医のプロフェッションというものだと思います.
ですから胎児の被曝リスクに関しては,学会の声明や報道で安全性を強調したり,パンフレットをつくって一般に配布したりだけでは不十分だろうと思います.「妊婦と放射線」についてのカウンセリングを妊婦さんが自由に受けられる体制を全国的につくっていくことを強く願います.
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このように、産婦人科のお医者様方が妊婦さんの心に寄り添って
お母さんと赤ちゃんの命を守るために努力をしているのに・・・
菅谷市長の発言が
いかに 頑張っているお医者様や女性や赤ちゃんの命までも軽視した言葉なのか、素人にも分かります。
ひまわり先生のご主人さまから
次のような追記も頂いています。
http://
以下 抜粋 *** *** *** ***
(5月5日)
菅谷氏は最近の「母体保護法」のことをよく理解していないための発言だと思います。
菅谷氏にメールで、「水面下」と言った根拠は何か、またそのデータはどこのものかを教えて欲しいという旨の要望を出しました。公的立場の者には、守秘義務というものはなく、自分が発言に対する説明責任が最優先(国家の機密以外)されます。もちろん我々、医師には医師法にも明記されていますが「守秘義務」があります。
しかし福島の一開業医に過ぎない私の問い合わせには返事はないでしょう。また、北アルプスで8人の方がなくなる惨事が起き、長野県警救難ヘリも出動したようなので、そちらの対応に追われているのではないでしょうか。
返事はなくてもいいのです。秘書課というところにメールしましたが、福島の産婦人科医、小児科医が今、必死に頑張っているんだということに気づいてもらい、今後の発言に注意してもらえばいいだけなのです。
ただし、福島の産婦人科医、小児科医を愚弄するような返事がきた場合は、徹底的にやりますよ!!。
(5月14日)
松本市長、菅谷氏からは詳細は申し上げられませんが謝罪の返事がきました。要は確かな根拠、データなどはなく、憶測、推測だけでの発言だったのですが、誤解を招く言い回しをしてしまったとのことです。
このような報道被害で、これまで福島県民は嫌と言うほど振り回されてきました。
私共、一開業医ができることは高が知れていますが、科学的データに基づかない根も葉もない事を、科学的データを基に一つずつ論破することしかできません。
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ひまわり先生のご主人さま
この度は 一緒に怒っていただいて ありがとうございました。
このような事の積み重ねで、せめて菅谷市長の様な「善意の人」の洗脳が少しでも解けてくれれば・・・
私の 小さな一歩が お役に立てれば・・・
それ以上に 嬉しい事はありません。
6月19日 追記
「松本市菅谷市長こっそり謝罪 中絶増えている発言」に沢山のアクセスありがとうございます
http://ameblo.jp/kosumosu-rinrin/entry-11281563183.html