川越style「異文化交流サロン」講師を招いた例会を毎月開催 異文化交流クラブ | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

『川越の歴史や文化の宝物を活かすことは、観光振興だけが目的ではなく、歴史・文化(芸術)を心の糧にして、今日を生きるという価値観・ライフスタイルを大切にすることと学びました。

感動は人を変える!

笑は人を潤す!
夢は人を豊かにする!』

 

異文化交流を核に、様々な人との交流を促している「異文化交流クラブ」。

異文化交流クラブでは、定期的に講師を呼んだ講演と参加者同士の交流・歓談をはかる「異文化交流サロン」を開催しています。

月に一度のペースで、毎回会場をテーマに合わせ決めて行っています。

ある時の例会では、川越市松江町の川越キリスト教会で行われました。

「異文化交流サロン」
◆開催日 7月22日水曜日

開催時間 午後3時~5時
◆開催場所 川越キリスト教会の会館(川越市松江町)
http://kawagoe-seikoukai.org/

注:会場は十分に広いため3密対応可能です。
◆講演者:鈴木登喜夫氏
◆テーマ

主題:天王様(てんのうさま)と茅の輪(ちのわ)くぐり

副主題: 疫病と共に生きてきた古人の生き方
◆講演者の自己紹介


・川越市出身(霞ヶ関小、中学校卒業)
・元川越市青少年相談員
・元小学校教員
・現在、川越市シルバー人材センター 観光ガイド
◆食事はなし。アルコール類は禁止
◆会費 200円(当日幹事役へ)
◆参加予定者:10名前後
◆講演(研究)の内容:
『今、新型コロナウイルスが全世界に蔓延し、多くの死者が出ていますが、 治療薬やワクチンが無い状況の中で、私たちは、コロナウイルスと共に生きるすべを模索しています。
人間は、これまで、多くの疫病に苦しめられてきました。疫病の流行を為政者の失政が神の怒りに触れたとか、無実の罪を着せられ亡くなった御霊の仕業であるとか考えたり、疫病は、疫病神が人間の体の中に入ってきて引き起こされる等と考えました。そして、祈祷をすることにより、御霊や疫病神の怒りを抑え、災いから逃れようとしてきました。
江戸時代に西洋医学が入ってきて、病気の原因を科学的に明らかにし、人々の疫病に対する捉え方が変わってきました。しかし、医学が発達しても、疫病で撲滅できたのは天然痘位で、現在も多くの疫病が撲滅できずに残っていますし、新しい疫病が出現してきています。
人間は、 長い歴史の中で、疫病や災害に苦しめられながらも、たくましく生きてきました。 祈りを祭りとして、楽しみに変え、生活の厳しさに耐える力にしたり、それが、地域コミュニティーの形成に寄与し、助け合って生きていく力となりました。
私は、今に伝わる天王様と茅の輪くぐりの祭りや神事から、疫病と共に生きてきた古人の生き方を知り、今の私たちの生活に、少しでも生かすことができることがあればと考えます。』

異文化交流クラブが主催している「異文化交流サロン」。

異文化交流クラブの幹事役を務めているのが、小松孝さんです。


異文化交流クラブ設立・運営のテーマ、
「おもてなし、ふれあい、ともに楽しむ!」
■歴史に裏付けされた文化的でイキな街川越 
■世代を超えて知的好奇心を刺戟する街川越
■アジアを代表する国際都市川越
■大人の色気がかおる街川越
■夜も楽しみな街川越

異文化交流クラブは2014年春にスタートして以来、外国人ゲストを招いて、楽しみながら交流を図る「異文化交流サロン川越」を開催したり、英会話スクールと共同して「川越散策を外国語で楽しむ会」などの活動を行っています。

異文化交流クラブの基本的なスタンスとしては、和と輪の創造を大切にする。仲間と一緒に楽しく学び、自分のためにだけではなく、地域のため、社会のために皆で知恵を出し、汗をかき、学んだことを生かすこと。
 

小松「これまでアメリカ人や中国人、フィリピン人、川越まつりが大好きなドイツ人等を招いていろいろ学ぶことができました。特に、大切を感じたことは、互いの国の歴史や文化の素晴らしさを理解して認め合うことの重要性です。米国には米国の素晴らしさがあります。

そして、あらためて気付いたことは、日本、いや川越には世界に誇れる素晴らしい文化や歴史があることです」


(以前開催された異文化交流サロン)

また、以前は英会話スクールと連携して「川越散策を外国語で楽しむ会」などの活動も行っていました。
散策コース・・・赤間川(現新河岸川)コース
①川越氷川神社~以下徒歩②ヤオコー美術館~③田谷堰~
④太田道灌屋敷跡~ ⑤東明寺(日本三大夜戦跡)~
⑥弘済寺~⑦喜多町(問屋の蔵)~⑧六塚稲荷神社
⑨古民家見学~⑩石原宿・もっこ館等


  

(2016年5月川越散策を外国語で楽しむ会より)

「川越散策を外国語で楽しむ会」のコンセプト・目的
『Welcome to Kawagoe!  温故知新
To study the history, to plan the future.
I hope this trip will help you to learn about Kawagoe, and I hope you will like Kawagoe and Japan! 

 

Kawagoe has a lot of cultural heritage and historic sites which represent the culture of the Edo & pre- Edo period. Please enjoy the charm of the old Japan!
Today! l will try to show you both new Kawagoe and old Kawagoe.  Kawagoe is the mother of Edo!
江戸の母”河越”>小江戸川越
Characteristics of Kawagoe:
The spirit of the SAMURAI and the wisdom of the MERCHANTS melted together culturally in Kawagoe.
Even the TEMPLES and SHRINES have joined together.
Buddhists priests, Shinto priests both played the role of consultants, connecting.
the Samurai and the Merchants and the local people.

士魂商才の街川越 神社・寺が果たした役割
Let's enjoy the CULTURE of the LOCAL PEOPLE!!
神仏習合の街、庶民文化が根付く街川越を楽しんで下さい!!』


(新聞記事でも取り上げられた「川越散策を外国語で楽しむ会」の川越散策)

小松さんは経営コンサルタントとして、日本企業の海外進出のための市場調査・提案というコンサルティングに携わり、その他にも国内の医療・介護のコンサルティングを合わせ、コンサルの道40年。

定年退職後、自身の思いから始めた異文化交流クラブ川越に加え、川越駅の観光案内所にも勤務し、外国人観光客にも川越の素晴らしさを日々伝えてきました。

現在は、川越市喜多町にある「旭舎文庫(あさひのやぶんこ)」で定期的に案内人を務めています。

(川越style「旭舎文庫(あさひのやぶんこ)」川越氷川神社 旧梅原菓子店

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12301385920.html

「旭舎文庫(あさひのやぶんこ)」
【住所】〒350-0051 埼玉県川越市志多町1-1
【電話】 049-298-6343
【開館】毎日10時~17時( 年末年始や臨時休館日を除く。入館無料。)
【アクセス】本川越駅から約1.4km。「喜多町」バス停を下車し徒歩約1分。
(「喜多町」バス停までは「本川越駅」からバスで約6分、「川越駅」から約9分)
入館無料

※駐車場はございません。

HP:

https://asahinoya.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/%E6%97%AD%E8%88%8E%E6%96%87%E5%BA%ABAsahinoya-Bunko-1634864766792509/


これまでの異文化交流サロン例会では、川越で活躍する人たちが登壇してきました。
会場も毎回固定されているわけではなく、その月により川越の注目の場所を選んだりしているのもポイント。

これまでの異文化交流サロンとして、

■講師とテーマ:

中村正幸氏「郷土の光を観る。そして伝える~民俗学を1つのヒントとして~」
会場:川越キリスト教会の会館
中村氏略歴

『川越生まれ(喜多院のそば)、川越育ち。現役時代は20年以上、公衆衛生や青少年活動の分野に従事。   退職後の近年では、ネパール大地震被災地における女性たちの生活向上がテーマのボランティア活動の経験をお持ちです。まち歩き、横丁、路地が大好き』



■講演者とテーマ:

細渕真太郎氏「音楽で街づくり」 
会場:WAWA(一番街)
『「細渕さんより"川越で音楽をやり始めて5年。川越の音楽も自分も成長しましたので、これまでといよいよこれから!"のお話しと、一緒に関わった有梨さんのライブをさせて頂きます。』
「ピアノ弾き語りシンガーソングライター有梨」プロフィール
5月5日神奈川県生まれ。
7歳より埼玉県で育つ。
4歳の頃から、ピアノのレッスンを受け始める。
音楽大学の声楽科を卒業後は、小中学校で音楽の教鞭をとる一方、ポップスへの強い興味から、専門学校でポップスの基礎を学ぶことを決める。
以来、バンド活動やポップシンガーとしての活動を開始。
2014年から、NPO法人「おとまち小江戸」の公認アーティストとして、埼玉県川越市を中心に、各地で活動。
2016年、3曲入りファーストアルバム「白いクレヨン」を発表。
「感謝」・「絆」・「希望」の4Kをテーマにして、音楽を配信。
2018年、ベトナムの日本語学習施設に、校歌を提供。
演奏活動の他に、特大書道パフォーマンスも各地で披露する。



■講師とテーマ:

西村拓也氏「ちゅぶだいの現状と課題」
会場:ちゃぶだい Guesthouse,Cafe&Bar


■講師とテーマ:

日本聖公会川越基督教会(資料保管委員会)山本元氏とベーリ・ドウエル氏

「教会の沿革・歴史と川越で果たされた役割」

「川越教会で活躍された宣教師」
「今後の展望と課題(貴重な資料の活用等)」

会場:川越キリスト教会


■講師とテーマ:
井上晶子氏「オーバーツーリズムと川越の課題」
立教大学観光研究所特任研究員
杏林大学 特任講師  
会場:古民家惠比壽屋


■講師とテーマ:
荒木牧人氏「川越の街づくり(特に空家・空店舗の活用方法)」
㈱80%代表取締役
会場:すずのや おやさいとくだものとお酒と


小松の今後のテーマの構想としては、
・地元川越や日本の生きた歴史ー文化を楽しみながらみんなで学ぶ
・世界の異文化も学び日本の特色を理解するともに多文化共生を目指す
・地元の魅力を発掘し、将来に向けて活かす方向や方策を検討し提案する
・持続的発展(環境や世界平和)に貢献する
・上記の実現に向けてAIや5Gなどのテクノロジーも活用する
・世代や出身を超えてプラス思考で前向きに取り組む

など多岐にわたっています。

 

そして、異文化交流サロン7月例会が行われた、川越キリスト教会。
今日はどんな人が集まってくるのか、どんな異文化交流を楽しめるのか、そこから、どんな化学反応が起こるのか、期待に胸躍らせる表情の参加者たちでした。

それぞれが異文化交流、国際交流に興味を持ち、いろいろな人との出会いを楽しみにしていた。

講師は、現在、川越市シルバー人材センターで観光ガイドを務めている鈴木登喜夫氏。

テーマは、「天王様と茅の輪」-疫病と共に生きてきた古人-。

新型コロナウイルス感染拡大を受けたタイムリーなテーマを取り上げました。

人々が疫病に悩まされるのは、今に始まったことではない。

古来から疫病の蔓延に苦しめられてきた人々、それは言い換えれば人は疫病と共に生きてきたと言っても過言ではない。

特に川越では、昔の人達は疫病に対してどう向き合ってきたのが、どう感染を防ごうとしてきたのが、鈴木さんによる研究結果が発表されました。

温故知新。

古きを知って未来を知る。昔の取り組みが、今後の指針になる可能性を探りました。

鈴木さんの話しは、日本人が苦しめられてきた流行り病を振り返り、川越ではどう対処してきたのが、川越藩の疫病関連覚書などを紹介しました。

 

そして、牛頭天王の起源から、日本では変わっていき広まったのか経緯を説明。

牛頭天王(ごずてんのう)=素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る八坂神社などが多岐にわたること。

川越市内には、八坂神社(八雲神社・牛頭天王社・天王堂含)が、本社、境内社、本殿合祀合わせると50社以上ある話しがありました。

昔から、疫病退散・鎮静の祈願をこめた祭事、天王様が続けられてきました。

(川越氷川神社 八坂神社の天王様)

 

(川越市石原町 八坂神社)

 

(川越市石原町 愛宕八坂神社)

 

(川越市山城 八坂神社)

 

(川越市大塚 八坂神社)

 

他にも、鈴木さんからは茅の輪くぐりじゃアマビエについての話しもありました。

茅の輪くぐりも川越市内の神社で多く行われています。

(川越市連雀町 熊野神社の茅の輪くぐり)

 

今回の異文化交流サロンでも、新たな視点で川越のことを考えた会となりました。

今後も、月に一度のペースで開催されていきます。

 

「あなたの心を土地にたとえると、そこに何を植えるかは あなたしだい。
あなたの目指す目標を心に植え付けること、これが人生であなたにできる
もっとも重要な決断! アールナイチンゲールの名言

私は、自分の心という土地に、『異文化交流を軸とする社会貢献型事業の企画~実施』という『種子』を植える決意をしました。将来は、きっと立派な樹に、そして皆さんにとっても かけがえのない森林になるものと心から願っています」

 

小松さんの英語のスピーチです。

『Hello every one, I am so happy to present you my stories !
The title is:
Onko chishin   Hurukiwo tazunete atarashikiwo shiru
It’s mean………to study the history and to plan the future.

I was born in Kawagoe , and grew up in Kawagoe as I told you before.
When I was young I didn’t like my town Kawagoe, because Kawagoe was so old and so conservative I thought.

But after retirement, I became free and I have an opportunity to learn the culture and history of Kawagoe. Then I changed my mind I became to love my town Kawagoe.

Kawagoe has a lot of cultural heritage and historic sites which represent the culture of the Edo and Pre Edo period.
Please enjoy the charm of the old Japan in Kawagoe.

“Onko chi shin “ 
Not only to study the history but also to plan our future
Let’s challenge to take this advantage for our futures!!

I want to share this valuable resources with people around the world.
This is my mission and my dream !!
Thank you.』

 

『皆さん、こんばんは! 今日は私の話を発表できてとてもハッピーです。
今日のタイトルは:
温故知新・・・・古きを訪ねて新しきを知る! で~す。

私は川越生まれ川越育ちですが・・
若いころは、ふるさと川越のことをあまり好きではありませんでした。
なぜなら、川越は古くて保守的だったからです。

でも、退職後、時間的に自由になった私は、川越の文化や歴史を学ぶ
機会に恵まれて以来、川越が大好きになりました。
川越には文化的歴史的遺産が沢山現存します。
皆さん、ぜひ、江戸時代いや江戸時代前の日本の文化や歴史を楽しんでください!!

温故知新!!ただ歴史を学ぶだけではなく、将来向けて生かして下さい!!
この貴重な財産を世界の人々と共有したい!!
これが私の使命であり夢です。
ありがとうございました。』  

小松 孝Takashi Komatsu