MAISON BLANCHE +「第6回雑貨店の庭でやる小さなフリーマーケット」 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

この日も元気に庭を走り回っていました。
今年3才になる元気いっぱいのファーファは、ちょっと目を離した隙に、あれ?どこに行ったんだろう?といなくなったと思ったら
庭の隅っこで遊んでいたり、誰かの足元にいたり、
そしてたくさんの人の腕の中で抱っこされていた。

普段お店にやって来て可愛がってくれる方が、この日は続々と、いっぺんに、

庭にやって来ては僕を抱っこしてくれる、
『なに?なに?どうしたの?きょうはどうしたの??でもたのしいなあ』
ある意味一番この子がイベントを楽しんでいたのかもしれませんね。


以前記事にさせて頂いた時に、

「MAISON BLANCHE + 笠幡の雑貨屋さん

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11966384148.html

次回のフリーマーケットは4月に開催するという話しの通り、天気に恵まれた2015年4月26日、
川越の笠幡にある「MAISON BLANCHE +(メゾンブランシェ プルシュ)」で、
6回目のフリーマーケットが開催されました。

「第6回雑貨店の庭でやる小さなフリーマーケット」
■参加作家
スプンク(木工、小屋など
Soar_★(アクセサリー)
87et...(布雑貨 アンティークファブリック雑貨)
HARUHI(布小物)
FUNNY ARTS(スィーツデコ雑貨、小物)
Petite Loterie(ミニチュア雑貨、ガーデニング雑貨、セダム缶)
Moko Potter(豆皿)
La fleur blanche(麻ひもバッグ)
初参加の作家さん1名(布小物)

■フリーマーケット参加者
婦人服(新品・古着)、生活雑貨など

■ワンコイン(\500~)イベント
「スィーツデコ」アクセサリーなど10~15分で作れる小物を作りましょう!
「マッサージ」フット、ハンド、リンパマッサージなど10分ほどのマッサージ♪


前回のフリーマーケットは2014年10月、その前は2月、
着実に回を重ねて、笠幡で開催されるハンドメイド雑貨イベントとして定着したものになってきました。




(2014年10月開催の様子)


あの時よりも今回はさらに出展数が増え、庭はブースでいっぱいに。

賑わいの様子を目の前にして、「回を重ねるごとに規模も大きくなって、

何より、やってくるお客さんがとても多くなっているのを感じます」と

出展者の方々が驚きを込めて口々に話していました。

MAISON BLANCHE +、お店があるのは、

東武東上線鶴ヶ島駅西口川鶴団地行バス終点、川鶴団地下車、ファミリーマートの向かいにあります。

川越線笠幡駅からも行くことができます。


半年ぶりにやって来たお店は、レイアウトや什器が少し変わって、また素敵な空間に進化していました。

店内では生活雑貨、輸入雑貨、アロマ、ハンドメイド雑貨などを扱っています。

輸入している雑貨はイギリスのハロッズ、デザスターデザインなどヨーロッパが中心。
アロマはフランスのデュランスを扱っています。
その他にも、ガーデニンググッズや、キッチン雑貨、服飾小物など取り揃え、 

ヨーロッパのアンティークの生地を使ったクッションを作る作家さんや、

他ではなかなか手に入らないオイルランプなど、高い技術で作られた手仕事品が店内に並びます。

看板犬のモコ&ファーファは地域の人たちに大人気。

二匹に会いにお店にやって来る方もたくさんいるそう。


川越のみならず、日本でもなかなかお目にかかれない海外のものがたくさんあって、

なんだかここが川越だとは思えなくなってくる上質な空間。

日本未入荷のものをこの地から発信し続けていることに新鮮な発見を覚えました。

ただ、よく話しを聞いてみると、珍しい、貴重というだけでなく、

丁寧に作る作家さんの魂を大事にしている事が伝わってきます。

今は川越に限らずハンドメイドの雑貨がとても人気ですが、

作るのは日本人だけでなくもちろん世界中にいて、

まだ日本で知られていない作家さんを探し回って、どこよりも先にお店で取り扱う、

東京のショップがしのぎを削ってやっているようなことを

この地でこだわっている姿が気持ち良いギャップでした。

川越の笠幡に素敵な雑貨屋さんがあります。

それが、MAISON BLANCHE +。









そして、半年という時間は、店内だけでなく外の自然にも顕著な変化を見せてくれていました。

庭のフリーマーケット、10月からの変化で一番強く目に入ったのは、庭の緑色の濃さ。
10月の時ははだんだんと緑が薄くなろうかという時季でしたが、

4月はこれから緑が濃くなろうとしている時で、
太陽の光を浴びてさらに輝く緑に目が癒されます。






10時のイベントスタートから人が詰めかけ、庭が賑やかに。

子どもたちも早速小屋に駆け込んで、

スイーツデコアクセサリーのワークショップに参加していました。
出展しているのは、普段お店で扱っている作家さんを中心に、
このイベントに初めて出展する作家さんもいて多彩な顔ぶれがずらり。
作家さんが会場にやって来て自身で販売するので、

普段お店でいつも買っている物の作り手に、直接会って話せるチャンスにもなっていました。


出展していたLa fleur blancheさんは、
普段お店でも扱われていて、人気の麻ひもバック。
この日もバックや小物などを出展していました。

MAISON BLANCHE +とは名前がblanche繋がりです。

そういえば、このバックがお店で扱われるようになった経緯がまた劇的な話しだったのを思い出します。
2014年9月に開催された川越 ハンドメイドの雑貨市で、

蔵里のギャラリーに出展していたLa fleur blancheさん。
そこへお客さんとして遊びに行っていた

MAISON BLANCHE +のオーナーWAKIさんが麻ひもバックに一目惚れし、

お店で扱わせて欲しいと話しが進んでいったのだといいます。

2014年9月14日に小江戸蔵里で開催された雑貨市のこと。


(2014年9月川越ハンドメイドの雑貨市)
あのイベントは実は、お店の方にとっても作家さんとの出会いの場になっていて、
他のお店にも同様の話しがいくつもあります。

なんだか骨の形やぬいぐるみのような作品があったので手に取ってみると、
La fleur blancheさんが、「握ってみてください。音が出るんですよ」と教えてくれた。
ぎゅっと握ってみると、音が飛び出し楽しい仕掛けになっていました。
「実はこれ、犬の甘噛み用にも使えるんですよ」と笑顔で話します。

MAISON BLANCHE +と繋がり、二匹の犬と出会ったからこそ

こういう作品へ広がっていったところもあるのかもしれません。

WAKIさんは早速モコ&ファーファ用に購入していました。


豆皿のMoko Potterさんも各地の雑貨イベントに出展していて、

あのハンドメイドの雑貨市にも出展していました。

そこでスカウトされて今お店に常設されているのもLa fleur blancheと同じ経緯。
手びねりの温もりある陶器が並び、

うん?

見ると、モコとファーファをモチーフにした豆皿もありました。



フランスやイギリスなどのアンティーク生地を使ってクッションや布雑貨を制作している87et...。
MAISON BLANCHE +では一年半ほど前から扱われていて、このマーケットにも3回目の出展だそう。


小さな多肉植物の寄せ植えがたくさん並んだPetite Loterieさんは、マーケットのお馴染みの存在。
大小、色も形もそれぞれ異なる容器に多肉植物が植えられて、

可愛らしい姿にお客さんの目を引いていました。








容器の手作り感が植物をさらに際立たせる。
缶に色を塗って、シールを貼ったりニスを塗ったりして、時間を経た風合いの容器に仕上げていく。
壁に掛けられる木のラックも自分で大工仕事しているそう。

子どもたちの賑やかな声が庭に溢れている。
そしてファーファも庭の中をあちこち動き回り楽しそう。

「あ、ファーファだ」
「ファーファおいで♪」
見知った人が周りにたくさんいて、不思議がりながらも喜びを全身で表していました。

初めて出展するスプンクさんは、ここからすぐ近くに住んでいるそう。
2015年4月まで川越modi内に現れた限定店舗に、

Blue moon、しろつめ雑貨店と共に出店していました。
modiの出店ではまさに「小屋」を作り上げて雑貨類が並べられていた。

小屋自体も自身が制作した作品となっていました。
「小屋女子計画」という、小屋を作って出展する活動を広めていて、これも楽しそうな動きです。

今回はおうち箱を出品しています。


そして、室内ではワンコインエステも行われています。

鶴ヶ島にある「ほぐし屋Ritz」さんが出張エステに来ていました。

造形フェイシャル、フット、ハンドマッサージ、ヘッドマッサージ、部分もみほぐし、というメニューを用意し、

雑貨を見て回って小休止にマッサージを受けていた方も多かった。



改めて話しを聞いてみると、笠幡はいろんな人材が豊富なことが分かります。
小屋女子計画のスプンクさんもそうだし、笠幡在住の作家さんがこの日何人もいました。
そうそう、以前のフリーマーケットでは、

川越で人気・実力・知名度No.1のベリーダンサーLilaさんも小屋の前で踊ったのだそう。

「あの時はもう凄い人が来て、Lilaさんのダンスを見ようと庭が人でいっぱいになりました。

あの出来事がこのフリーマーケットが知られていく一つのきっかけだったかもしれません」

と話すWAKIさん。


Lilaさんも実は笠幡在住。フリーマーケットには来ていませんでしたが、

この日の前の週に、伊勢原公民館で踊っていたばかりです。

(「ソンクラーン(水かけ祭り)」http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12016546141.html


MAISON BLANCHE +のフリーマーケットには、
近隣の方が歩きや自転車や車でやって来て、

どんな出展があるんだろう、あ、このバック可愛い、とゆっくりと見て回る光景がありました。
雑貨イベントというと、スタート直後は人が殺到してぎゅうぎゅうになるパターンもありますが、
このイベントは最初から多くの方が詰めかけてもまだ、ゆったりした雰囲気があって、

温もりあるわいわいとした感じがありました。
それは、雑貨イベント会場という以上に近隣の方のコミュニティのような場所なので、
近くから家族で来た、ペットを連れて来た、など生活感ある雰囲気がこのイベントの特長。
あるいは、目の前の道を車を通りすぎながら、何をやっているんだろう?と聞く方もいました。


その雰囲気は、やっぱりどこか南大塚の栗原造園のイベントに似ていて、
地域の人に親しまれ、地域の人が地域のイベントに足を運んで楽しむ光景がそっくり。

(2014年11月栗原造園森のおうちのマーケットhttp://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11956652872.html

春のオープンガーデンは5月16日(土)です)


笠幡も南大塚も川越の端っこ「はしかわ」ですが、
南大塚と同じように笠幡も自然が残り、
市街地から離れているからこそゆったりした雰囲気に包まれ、
市街地では実現できない、川越の自然+雑貨イベント、という共通点がある。
また、季節の移り変わりを楽しむように、春と秋に開催されているのも同じです。
はしかわにも楽しいことを続けている場所やお店はあることは忘れてはいけないこと。
さらに、このイベントの特筆なのは、

雑貨店が、自身で扱う作家さんなどに出展してもらおう、という形の野外イベントで、
考えてみたらこういうイベントは他になかなかないのです。


イベントごとに顔ぶれが変わるのも楽しいことですが、
お店と作家さんの結び付きの強さ、またお店自体がお客さんのコミュニティになっているので成り立つ形。
それは、この日だけ生まれ終わるお祭りではなく、日常の先にある非日常で、
普段を知る地域の方にとってはより楽しいものになっているようでした。






次回のマーケットはまた、秋にこの庭で開催予定とのこと。多くの方で賑わうことでしょう。
その前に、大きなトピックスとして

「川越氷川神社 ご縁市」にMAISON BLANCHE +として出展することが決まっています。

■5月24日(日)「川越氷川神社 ご縁市」

11:00-17:00
川越氷川神社/氷川会館/むすびCafé

http://www.cocoromagocoro.com/goennichi/


(2014年川越氷川神社ご縁市からhttp://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11822687958.html


MAISON BLANCHE +として、外のイベントに出展するのは初めてのこと。
ある時、お店のドアを開け、イベント出展の打診にやって来た方がいた、

それが川越氷川神社の方だった。
WAKIさんはあまりの驚きに何のことか一瞬分からなくなったと振り返り、

でも実は、毎年初詣は川越氷川神社に訪れているくらい、

「川越でずっと好きな場所なんです」と話します。

「まさか氷川神社のご縁市に誘って頂けるなんて」

と驚きの声を上げつつ、何を出品しようかあれこれと考え始めている。

川越で特別な場所である氷川神社で、毎回内容も盛りだくさんで大きな注目を浴びるご縁市。
雑貨に飲食にワークショップに、選りすぐりの出展者が勢揃いする市に、
笠幡から出展するというストーリーもまたいい。

ある意味一つの伝説になるかもしれません。
この日出展していたLa fleur blancheなど作家さんたちと一緒にご縁市に行くと話し、
「当日は自分と作家さんと5人で出展します」と大舞台に向けて気合い十分です。

ご縁市は、このフリーマーケットをそのまま氷川神社境内で再現するとも言え、

笠幡に来たことがない方にもこの形を見てもらう機会となるはず。
チームMAISON BLANCHE +で臨む出展は期待が膨らむばかりです。


日々のお店に、定期的なフリーマーケットに、ご縁市に、

笠幡から積極的に発信しているお店。

はしかわも素敵の星はいくつもきらめいています。


「MAISON BLANCHE +」

(AM10:00~PM5:00)
住所 : 埼玉県川越市笠幡1825-1
電話 : 049(237)8092
URL : http://www.maisonblancheplus.com/
電車の場合・・・東武東上線 鶴ヶ島駅西口川鶴団地行バス終点川鶴団地下車 徒歩3分
お車の場合・・・駐車場有 6台分


お店の庭には先週出来上がったはかりという壁が設置されて、

ペット連れの方が安心して居られる場所となっていました。

「ペット連れの方が庭でお茶することができるような、

そんな場所にしたいとずっと思っていたのですが、ようやく念願叶いました」
と話すWAKIさん。


話している最中にもファーファは庭を駆け回り、また姿が見えなくなってしまった。

「ファーファ!」「ファーファどこいったのー!」

呼びかけるWAKIさんを尻目に、テーブルの下の涼しい日陰で休んでいたファーファ。

たくさんの方に会えて、喜んで、少しお疲れモードになったのかも。

それでも庭の賑やかな様子を楽しそうに眺めていた瞳が印象的でした。


この日のフリーマーケットは、モコとファーファにとっても、夢のような時間だったのかもしれません。。。♪



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