2015年4月26日「おとのわコンサート」開催 小江戸蔵里 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

割れんばかりの拍手に包まれた大ホール。

いつまでも、惜しみない拍手が鳴り響きました。



2015年4月5日、川越市市民会館大ホールで開催された

「さよなら市民会館!&A.リード没後10年追悼コンサート」。

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12011704634.html

公募により集まった82人によって結成された特別楽団「川越Super☆Wind Orchestra」には、

さまざまなメンバーが参加していました。

活動経歴は、吹奏楽にとどまらず、オーケストラや室内楽のクラシック演奏や、

ジャズやビッグバンド、プロとしての演奏経験者等多岐にわたり、

各自の所属団体はのべ50団体を超えた夢のオールスター楽団でした。

音楽に携わり、音楽で街を盛り上げようとする意識を持つ方々がたくさん参加していたことが特色で、

一つのホールの歴史に幕は下ろされますが、

街を音楽で豊かにしたいと活動する熱はこれからも変わらない。

このコンサートの実行委員の一人として名を連ねていたのが、能瀬さん。


能瀬さん自身の演奏会は、2015年2月1日に一番街から道をまっすぐ北に進んだ志多町にある

「ミルキーウェイブ」を会場として

「ハートフルクラシック~愛を奏でる~」を開催し、その様子は以前記事にしました。

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11985889714.html

普段はジャズの演奏が行われることが多いミルキーウェイブで、

ジャズの雰囲気が店内中に染み込んだ場所で演奏されるクラシックもまた素敵な時間でした。



能瀬礼子さん、関谷比呂美さんという二人の女性演奏家によるマリンバとピアノの演奏会。

大きなホールで演奏会を開くだけでなく、こうした雰囲気の良いレストランで演奏することも

クラシック音楽の裾野を広げるためには大事にしているところで、

ミルキーウェイブを会場とした理由は、あの時の二人の挨拶の中にありました。

「クラシック音楽はCMやドラマ等でも頻繁に使われて何気なく耳にしているものですが、

『聴きに行く』となると、どうしても敷居が高く思われ親しみづらいと言われます。

その理由のひとつは場所にあるのではないか、と考え、ホールではなく

このようなレストランで気軽に楽しんでいただこうと企画しました。

また、バレンタインが近いこともあり、後半は恋や愛をテーマにしてプログラムを組みました。

寒さを吹き飛ばすような温かいものが皆様の心に灯るよう、

気持ちを込めて演奏しますので、最後までゆっくりお楽しみください」


この日のプログラムは、

♪チャルダシュ(モンティ)

♪主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)

♪アヴェマリア(バッハ、グノー)

♪組曲「スペイン」より 2.タンゴ(アルベニス)

♪「わが祖国」より モルダウ

といった内容で、二人のアンサンブルはもちろん、

それぞれのソロも披露し、観客を魅了しました。

マリンバを熱演していたのが能瀬さん。

昨年から「おとむすび」という音楽の団体を立ち上げて、

クラシックの裾野を広げ、クラシックを身近なものにしようと動き出したところです。

この時の演奏会を縁にして、

4月5日の「さよなら市民会館!&A.リード没後10年追悼コンサート」に伺ったような経緯があり、

一つの出来事から一つの出来事へ、どんどん繋がっていきます。

そうして、クラシック音楽に携わる方が川越に多いことを知る。

同時に気軽に聴いてもらえるよう、さまざまな趣向を凝らして努力している姿を目の当たりにしました


能瀬さんが立ち上げた、おとむすびはどういう趣旨の団体なんでしょうか??

「演奏会に行ったらご近所の方に会い、お互いに音楽が好きという共通点が見つかって仲良くなりました」

ある時、お客様から寄せられて声がきっかけになり、

『音楽を通じて人のご縁をつなげたい』との想いから、

クラシック音楽を中心として企画団体を立ち上げました。

プロ・アマを問わずクラシック人口の多いこの地域で、街のあちらこちらから音楽が溢れ、

より多くの人々がクラシック音楽を身近に感じていただけるようなコミュニティづくりを目指します」


おとむすびとして、これまで蔵里で2回演奏会を開き、

NHK交響楽団の団員によるレクチャー開催といった企画を行ってきています。


能瀬さんがおとむすびを通してクラシックの裾野を広げたいと思ったきっかけはいくつかあり、
これからオープンするウェスタ川越の存在、川越に素晴らしいホールができるので

市民に気軽に通ってもらいたいとの思いがあり、
そして、あるライブハウスとの出会いも大きいのだという。
それが鶴ヶ島にある、「鶴ヶ島ハレ」です。
お店の雰囲気、心意気、あのような空間が実現できたら、と話していました。


そして、おとむすび主催のコンサートが今月開催されます♪

「おとのわコンサート」

2015年4月26日13時~15時 小江戸蔵里(広場)川越市新富町1丁目10-1

■サクソフォーンカルテット「あおぞらハーモニー・サクソフォン四重奏」

曲目:『GiveRemix』(ジブリメドレー)

『サクソフォン四重奏曲』より第四楽章(サンジュレー)他

■金管アンサンブル「アンサンブル・ティーンズ音楽団」

曲目:『ウィーンはいつもウィーン』(シュランメル)

ゲゲゲの鬼太郎他

■マリンバデュオ「カオミック」

曲目:『メヌエット』(バッハ)

ビートルズメドレー他


会場となる蔵里は、室内演奏ではなく、なんと野外で行うのだという。

野外でクラシック音楽の演奏会はとても珍しい試み。

(2015年3月KOEDOアジアフェスより)


一体、どんな雰囲気のクラシック音楽の演奏会になるでしょうか♪

街に音楽が溢れるように。

楽しみにしています♪