あの世界観のお店が
川越にあるっていう事が、
どんなにワクワクしたことだろう。
10年以上前、オープン間もない時だったなあ。
お店に一歩入った瞬間の高揚感は、
今でもはっきり覚えてる。
目の前には、
映画にでしか見た事ない
アメリカの片田舎が広がっていた。
(正直言うと、最初はお店にいる事自体が緊張した。
だって、いきなりアメリカ来ちゃった感じで。w)
でも通ってるうちに
だんだん慣れていってね。
お店の椅子に座ってるだけで、
自分がそういう舞台の映画に出ているような
そんな感覚にさせてくれた。
日常から遠く離れて、
ちょっとした主人公気分に浸れたんだよ。(笑)
なにしろ10年以上前といえば、
川越には
個人でやるこだわりのお店なんて少ない時代でね。
(いや、そもそもお店のアンテナなんて持ってなかったけど。。。)
そんな自分の鈍いアンテナにも、
ここの評判と熱気は伝わってきてたんだよ。
あの当時に
この完成度のお店が出現した事、
それはそれは衝撃だったから。(笑)
ハンバーガーといえば
チェーン店のものしか知らなかった頃。
ここのバーガーを食べた時、
「こんなに美味しい食べ物があったんだ!」
って感動した。
フライドポテトもめちゃくちゃ美味しくて。
今振り返ってみるとあの時の衝撃は、
ファーストフードとしてのハンバーガーではなく、
カルチャーとしてのハンバーガーと
初めて出逢った瞬間だったんだよね。
いつも行くのは、
ちょっとした「ハレ」の日だったなあ。
いい事あったり、記念日だったり、
ちょっと背伸びしたい気分の時に
ぴったりのお店だった。
(カッコつけて『行きつけ』なんて言葉使う時は、
必ずここのお店を口にしてたw)
だって居るだけで大人ぶれたから。
居るだけで、
カッコイイ自分になれたから。
自分の人生のそんな季節に、
あの感性に応えてくれたのが
ここだったな。。。
川越で11年間愛されてきた
「オートマンダイナー」が
今日24日に閉店しました。。。
閉店するのを知ったのが
ほんの二週間くらい前。
ビックリ過ぎて
その話嘘かと思ったよ。。。
でも本当でした。
閉店を惜しんで
たくさんのお客さんが来てましたね。
改めて、
多くの人に愛されたお店なんだなあって思った。
あまりにたくさんの思い出を
あそこに置いてあるせいで、
キー打つのも指が震えるくらいなんだけど。
う~ん、でも、惜しんでばかりより
なにかプラスになる事して恩返ししたい。
自分にできる事は、
「川越にこういうお店があったんだよ」って
語り続ける事じゃないか。
そう思いました。
今新しく
川越で活躍してる個人のお店も、
オートマンが先駆けとして切り開いたからこそ
っていう部分あると思うし、
オートマンが残した足跡は
忘れちゃいけないよね。
ここにお店の写真を載せるのは、
これからも
これからも
川越に伝説のお店があったと語る時のために、
載せさせてもらいます。
撮らせてもらいました。
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☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
大将、長い間お疲れ様でした!
大将がこの地で残した足跡、
絶対に忘れません。
ずっと語り続けていきます。
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さようなら!ありがとう!
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「カフェ・マチルダ」のはるき君が、
オートマンの大将に書いた手紙があります。
感謝の気持ちがいっぱい溢れたその手紙を
記事の中で紹介しています。。。ぜひ。