「川越style」

webマガジン川越styleは、「小江戸川越」のお店や人、イベント、行事、風景、文化、川越の熱い動きを伝える情報発信サイトです。過去記事もぜひどうぞ。川越の一大叙事詩、川越を深く伝え尽くす。


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小江戸蔵里の広場に敷設された点字ブロック。

なぜここに??
蔵里に新たに敷かれた??

意外な光景に足を止める人が後を絶たなかった。
特に子どもたちのアンテナは敏感、なんだか面白そう、子どもたちが次々に近寄ってきます。


2016年5月28日小江戸蔵里広場で開催されたのが、川越の斬新イベント

「五感覚醒プログラム まっくらり2016」。

「福祉イベントらしくない福祉イベントにしよう!」という思いのもと、

内容は、ブラインドサッカー^選手による「はじめてのブラインドサッカー体験」&「めかくしボーリング」、

点字ブロックによる「めかくし迷路」、

絵が浮き出る紙で遊んだり、

点字のありがとうカードや名刺を作ることができたり、

そこにはないのに手の中にあるような感覚を感じてみたり、

点字メッセージカード体験ができたりと、
さまざまな感覚を使った、楽しい野外体験プログラムとなっていました。

主催はまっくらりプロジュエクト。
https://www.facebook.com/events/969401846471421/

確かに、単に福祉の啓発イベントとして点字ブロックの上を歩いてもらう体験ではなく、

点字ブロックで迷路を作り、ゴール出来たら景品をプレゼント、と楽しみを採り入れている点が新しい。


実はこのイベントは、2回目の開催で、前回は2015年12月に開催していました。





(2015年12月まっくらりより)

点字ブロックというのは、歩道や駅などの公共交通機関に敷いてある黄色いブロックのことで、

生活風景に解け込んでいるもので既にお馴染みだと思います。
ただ、溶け込んでいても改めて考える機会も少ないと思いますが、

黄色い点字ブロックはもちろん、

視覚障害者が歩行の際の道しるべにするもので、

視覚障害者が足裏の触感覚で認識できるよう、突起を表面につけてあり、

視覚障害者を安全に誘導するために地面や床面に敷設されているブロック(プレート)のことです。


知ると、場所により種類を使い分けて適切に進めるよう敷いてあることが分かります。


点点となっているのが「警告ブロック」で、

階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、

案内板の前、障害物の前、駅のホームの端、大規模店舗等に設置されています。
そして、線になっている点字ブロックが「誘導ブロック」で、

これはこのまま真っ直ぐ進めというサインです。

誘導ブロックに沿って進み、方向転換が必要なところに来ると警告ブロックがあり、

行きたい方向へ誘導ブロックに沿ってまた進んでいく。

身近な点字ブロックにそのような意味が込められ、適切に敷設されていることは、

知らないと分からないことでしょう。

(小江戸蔵里の広場にも点字ブロックが敷いてあります)

点字ブロックを蔵里の広場に敷設し、のみならず、

迷路にしてスタート・ゴールを作り、途中には行き止まりを作ったりして

ゲーム形式で誰でも楽しめる体験にしていました。



参加者は、「面白そう」「試しにやってみよう!」と意気込んでスタート地点でアイマスクを渡されると、

白杖を手にして点字ブロックの上を歩いて行く。


「こんなに簡単でしょ!」とスタートした人たちも、一歩足を踏み出した途端、

「え、どこどこ、分からない」「これは怖い・・・!」と一瞬で難しさを実感する。

それが、想像と実体験のギャップなんです。






視界がシャットダウンされた真っ暗闇の中、

手に持つ杖と足裏で感じるブロックの感触だけで進んで行かなければならない。

「真っ直ぐですよ!」「そのまま真っ直ぐ!」「こっちです!」「いいですね、その調子ですよ!」

スタッフが案内の声を出しつつ、一歩一歩探るように足を前に出していく参加者。

点点が現れた、ここで止まるんだな、ええと、どちらに行こう、

こっちに進んでみると・・・すぐにまた点点が現れ、次はどちらに・・・とわずかな感触だけで判断していく。

1メートル歩くのも大変なことで、

視覚が失われるだけで歩行が、いや生活ががらっと変わってしまうことを、

迷路参加者は身を持って感じていました。

子どもたちの参加が多いのもこのイベントの特長で、

大人よりも子どもの方がすいすい進んでいるような印象。

大人も、街で見かける点字ブロックを自分で体験することで意識を改めているようでした。


黄色い点字ブロックだけでなく、地面にロープを張った箇所も設置。

これは災害時に点字ブロック代わりに臨時に設置しようというもので、

まさに足の裏の感覚だけで進まなければなりません。

まっくらりの点字ブロック迷路に協力していたのが、東京国際大学の布川先生。

布川先生は今から10年以上前、今のように点字ブロックが標準化される前で、

どのように点字ブロックが使われているのか、

その上で、どう配置すれば視覚障害者が分かりやすいのか、

点の高さはどのくらいがいいのかなどを研究していた。

布川先生がまっくらりに協力しているのは、

「こうでなければならないというのではなく、いろいろ考えるきっかけとなるイベントをやりたい」という趣旨に賛同してのこと。

点字ブロック迷路は、ゲームと言いつつ、

点字ブロック敷設のルールに乗っ取った正式な敷き方をしている。

曲がり角、分岐では警告ブロック、真っ直ぐ進む所には誘導ブロック。


10年前と比べれば今は点字ブロックもだいぶ広がってはいますが、

ただ、一度敷いた点字ブロックは後から修正することが難しく、

標準化される前に敷いたものが今でも街のあちこちに残っていて、

現在の用件にそぐわない箇所もたくさんあるのが今の問題。


ちなみに川越には、県立の盲学校があります。
埼玉県立特別支援学校塙保己一学園(県立盲学校)は、視覚障害者教育を行う学校です。
幼稚部、小学部、中学部、高等部普通科、
高等部専攻科(理療科・保健理療科)、寄宿舎を設置しています。

実際の街の視覚障害者は、足裏だけに神経を集中させているだけではなく、

普段の生活では行き交う人たちを意識しながら歩かねばならない、

点字ブロックの上に、駐車・駐輪されているような障害物があるとどれだけ困るか、

大変さは体験すると深く理解できます。


一方、広場の一角では今回もブラインドサッカー体験を用意。


まっくらりのブラインドサッカーは、埼玉県ブラインドサッカー協会と

埼玉県さいたま市を主な拠点とする

ブラインドサッカーチーム「T.Wings」の選手など全面協力のもと実施されています。

前回はブラインドサッカー日本代表の山口選手も蔵里に駆けつけて携わっていました。


参加者にはアイマスクをしてもらい、

鈴が入ったボールの音だけを頼りにボールがある所まで駆け寄り、

ボールを受け取り、相手のボールを奪うという体験から始め、その難しさをすぐに実感することになる。





視覚を使えればなんのことはない、自然にボールを足で受け止められても、

「こっちこっち!」という声と鈴の音だけでボールを足で止め、

最後はボーリングのようにボールを蹴ってピンを倒していくという内容となっていました。

「ゴール、ゴール!」という掛け声でゴールの位置を把握して蹴るのは本当に至難の技。

周りで見ている人にとっては、なんでボールを止められないんだろう、空振りするんだろうと思うことも、

本人にしたら全くタイミングが掴めないものなんです。

この日は体験ということで、緩くボールを渡していましたが、

それでもピタっと足で止められる人はほとんどいなかった。

止まっているボールだと音がしないのでいいシュートを打つこと自体が難しい。







これを実際のブラインドサッカーの試合では強いパスや速いパス回しをしていくということが、

まさに超人的な事だということが分かります。


ブラインドサッカーというのはもともと、

フットサルを基に視覚障害者でも楽しめるスポーツとして考案されました。

全員がアイマスクを着用し、鈴の入ったボールを見える人も見えない人も関係なく

「音」と「声」によるイマジネーションとコミュニケーションが求められる究極のスポーツです。

「ブラインドサッカーJBFAオフィシャルウェブサイト」
http://www.b-soccer.jp/



ブラインドサッカーはアイマスクを着用するというルールのもと、

視覚障害者だけでなく健常者も参加できるもので、障害者だけのスポーツではない。

ブラインドサッカーには2種類あります。
いずれも、フットサル(5人制サッカー)を基にルールが考案されています。
GKは目の見える人が務めます。
ブラインドサッカー⇒全盲の選手がプレーします。
ロービジョンフットサル⇒弱視(視野が欠けたり、ぼやけたりなど見えにくい状態)の選手がプレーします。

視覚障害者スポーツにおいては、その「見えにくい状態」を3つのカテゴリーに分けています。
B1:全盲から光覚(光を感じられる)まで
B2:矯正後の診断で、視力0.03まで、ないし、視野5度まで
B3:矯正後の診断で、視力0.1まで、ないし、視野20度まで
B1と診断された人がプレーするのがブラインドサッカー、B2かB3と診断された人がプレーするのが

ロービジョンフットサルです。


ブラインドサッカーは三つの大きな特徴があります。
まず、音の出るボール。
ボールは、フットサルボールと同じ大きさです。ボールは転がると音が出る特別なボールを使用します。全盲の選手たちもボールの位置や転がりがわかります。

「ボイ!」
フィールドプレーヤーはボールを持った相手に向かって行く時に、

「ボイ!」と声を出さなければなりません。

選手の存在を知らせ、危険な衝突を避けるためのルールです。

発しないとノースピーキングというファールを取られます。「

ボイ(Voy)」とはスペイン語で「行く」という意味です。

二つ目の特徴は、目の見える人の協力。
敵陣ゴールの裏に、「ガイド(コーラー)」と呼ばれる役割の人が立ちます。

攻めている場面でゴールの位置と距離、角度、シュートのタイミングなどを声で伝えます。

また、GKは目の見える人が務め、自陣での守りについて全盲の選手に声で指示を出します。

また、サイドフェンスの向こうに立つ監督は、選手交代の決定などに加えて、

ピッチ中盤でのプレーに声を出します。

選手同士の声の掛け合いも含めたコミュニケーションが勝負のカギを握ります

試合時間は前、後半とも25分で行われます。
※国内大会では、それぞれの大会要項に従い、競技時間を変更する場合があります。

まっくらりに協力しているブラインドサッカーチーム「T.Wings」は、

埼玉県さいたま市を主な拠点として活動するチームで、全国制覇を目指し、 日々練習を重ねています。
2003年にチーム創立、2007年に現在の『T.Wings』へ名称を変更しました。

現在は子供から大人まで幅広いメンバーで構成されています。

アイマスクを着用してプレイするブラインドサッカーは、視覚障がいがある方だけでなく、

健常の方も多く参加し、一人一人がチームの重要な役割を担っています。

また、サポーターとしての参加も多く、チームを支えるために不可欠な存在となっています。

チームへ入るきっかけは様々ですが、初めてそのプレイを間近で体感したとき、

「目が見えていないとは思えないほどアグレッシブで刺激的なスポーツ」という共通の感想を抱きます。

それほどに激しくエキサイティングで、『障がい者スポーツ』のイメージを打ち壊すサッカーです。

それに魅入られて、たくさんの人々がこのスポーツにのめりこんでいきます。
ブラインドサッカーはすべての人が同じルールのもとプレーするので、

T.wingsはチームの仲が良く、フラットで温かい関係を築いています。
日々の練習や体験会等で多くの人と関わることにより、

メンバーやサポーターの日々の生活に変化が生まれていることも、チームの特徴のひとつ。


【主な活動】
■ チーム練習 ■

週 1 回の定期練習を行っています。 大会前は臨時練習を追加する場合もあります。

チーム練習の他に、他チームとの練習試合や合同練習を行います。


■VOY活■

「VOY」とは、スペイン語で「行く」という意味の言葉です。

ブラインドサッカーでは、見えない相手に自分の存在を知らせるために欠かせない掛け声です。

「VOY活」ではブラサカに新しい風を吹かせようと、

若者が中心となって、一般向けの体験イベントや、懇親会など、

地域に根差したブラインドサッカーの普及活動に取り組んでいます。


■ ブラサカ教室 ■

盲学校での訪問ブラインドサッカー教室を、月2回のペースで定期的に実施しています。


■ 学校、企業への訪問レッスン ■

ブラインドサッカーに興味をお持ちの団体へ、訪問レッスンを行っています。

ブラインドサッカーはパラリンピックや世界選手権などの国際大会も盛んで、

日本は徐々にレベルアップしています。

国内でも地域でのリーグ戦や日本選手権などが開催されています。
1980年代初頭に開発され、ヨーロッパ、南米を中心に広くプレーされてきたブラインドサッカーですが、

現在プレーされているIBSA(International Blind Sports Federation:国際視覚障がい者スポーツ協会)の国際ルールが日本に上陸したのは2001年でした。
それまでは盲学校で独自のルールを考案し、プレーしてきた歴史もありました。

90年代には千葉県立千葉盲学校で「ペガサス」というチームが発足し、テレビにも取り上げられました。

2001年9月、当時アジアで唯一ブラインドサッカーを導入していた韓国に、

「視覚障害者の文化を育てる会」を中心とした視察団が向かいました。

アイマスクをした選手が自由に走り回るプレーを目の当たりにし、

日本でもこのサッカーを広めていこうと国内での普及が始まります。

当時、手元にあったのは数本の試合の映像と、英文のルールなどわずかな資料でした。

しかし、多くのサポーターの協力により、

2001年11月11日に日本視覚障害者サッカー協会(JBFA)の前身となる

「音で蹴るもうひとつのワールドカップ実行委員会」の発足式が大阪にて行われました。

2002年5月に韓国・ソウルにて行われた日本対韓国、

同年8、9月に岐阜・高山、神戸にて行われた日本、韓国、ベトナムの3ヶ国による

アジアフレンドリーシップカップを経て、2002年10月、JBFAが正式に発足しました。

その後、急速に全国に普及し、2003年3月9日、東京・多摩にて初めての全国大会である

『第1回日本視覚障害者サッカー選手権』が実施されました。

全国から3チームが参加しました。

以降、毎年行われる日本選手権をはじめとして、

東日本、西日本選手権など各地で盛んに試合が行われていました。

2013年現在では、日本選手権は第12回を数え、参加チーム数も11チームと年々増えています。

また、地域大会は、関東リーグ、関西リーグ、東北北信越リーグ、九州四国リーグと

4つの地域に分けられました。

その地域リーグの上位チームが出場できる「フィアットカルチョ」(旧 プライムカップ)も春に行われています。

「ブラインドサッカーは自由をくれるスポーツだ」
ブラインドサッカーについて問われると、選手達は異口同音にそう答えます。
これまでの視覚障害者スポーツでは、視覚障害の度合いが重いほど(視力が弱いほど)、

動く範囲を限定し、味方や相手と接触することがないように安全性が配慮されていました。

しかし、ブラインドサッカーでは、選手は自分の考えで判断し、ピッチを自由に駆け巡ることができます。

ブラインドサッカーは、視覚障害者が日常では感じることが難しい

「動くことの自由とその喜び」を感じる機会を生み出し、

彼らが一層の充実感を持った生活を送れることを実現します。


想像してみてください。
アイマスクを着けて「シャカシャカ」と鳴るボールを追いかけて、

どれほどの速さで走ることができるでしょうか?
ボールを足から離すことなくドリブルができるでしょうか?
果たしてシュートを打つことができるのでしょうか?

きっと多くの方は「ある程度」の範囲でしか想像できないでしょう。

「アイマスクをつけて走るって"このくらい"の速さだろう?」
「ドリブルできるといっても"こんなもの"だろう?」
「シュートも"そこそこの"強さだろう?」

プレイを見ればそれが誤解だったことに気がつくはずです。

トップスピードでピッチを走り、キレのあるドリブルで、狙いすましたシュートを放つ。

それだけではありません。

パスの正確さ、動きながらのトラップ。ディフェンスでの駆け引きや声によるコミュニケーション。

そこでは、想像をはるかに超えるサッカーが展開されています。

YouTubeにある、
「ブラインドサッカー世界選手権 日本戦ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=JCIEYaXSItY 」を見ると、

これが本当に目を遮られている人たちのプレイなのかと信じられない思いに包まれます。



このまっくらりというイベントを初めて知る人も多いでしょう、

しかし、まっくらりプロジェクトを支えている主要メンバーたちが、

ここ蔵里を舞台として立ち上げている川越の新機軸イベントのことは

どこかで触れているかもしれません。

斬新という意味ではまっくらりプロジェクトもそうですが、

川越で誰も始めなかったようなイベントを、

もちろん他の人が思いつかないことをという意図のものに次々と立ち上げ、

旋風を巻き起こしてきたこれまで。

2016年1月には、もう毎年恒例となりつつある川越最大の餅つきイベント「小江戸蔵里餅つき大会」開催。





(第3回「小江戸蔵里もちつき大会」2016年1月23日小江戸蔵里 うさぎのもちつき

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12121094030.html


さらに遡ると、メンバーたちは蔵里史上最大のお遊び企画

「川越水かけまつり」も主催している人たちでもある。










(「第二回川越水かけまつり@蔵里 ヒャッハー」2015年8月30日(日)川越ラブストーリー

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12068589373.html


と、このような川越斬新イベントを運営しているメンバーたちですが、

街を愛する人たちは単にお遊び、おふざけというだけでなく、

川越を盛り上げるため、誰かを応援するため、純粋に真面目に取り組みたいという思いが基にある。

特にまっくらりプロジェクトの中心である小谷野さんと関さんは、

2016年3月に行われている「小江戸大江戸200k」でも私設エイドを設営してランナーを応援していました。

小江戸大江戸200kは、川越の蓮馨寺を出発し、

200キロを完走するという二日間に及ぶ過酷なウルトラマラソン。

コース途中には公式エイドも設営されるのですが、

それ以外にもランナーのために

コース各所に自ら私設エイドを作る人がいるというウルトラマラソンのもう一つの側面があり、

ドリンク・栄養補給を考えたものを用意し、ランナーたちの背中を押している。

中でも二人は、二日間で3ヶ所で私設エイドを作っていたという熱心さでした。








(「小江戸大江戸200k 2016」蓮馨寺出発 制限時間36時間のウルトラマラソン

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11787696408.html


そんな二人が、まっくらりを始めるきっかけとなったのが、

二人で参加した「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の体験が大きかったのだという。

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、暗闇のソーシャルエンターテインメント。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、

暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、

中を探検し、様々なシーンを体験します。

その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、

そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。
これまで、全世界39カ国、130都市以上で開催され、

2015年現在で800万人を超える人々が体験したこのイベント。

「ダイアログ・イン・ザ・ダークのようなイベントを川越でできないか」

二人の思いから始まって、2015年夏には蔵里の室内にて、

アイマスクをして視界を遮って習字をしたり粘土を作ったり、

いろんな試みをするという実験的なイベントを立ち上げた。

そこから、本格的なイベントとして2015年12月に屋外にて第一回THEまっくらりを開催。

この5月が約半年ぶりの開催となりました。


まっくらりでは、

広場で行われた点字ブロック迷路やブラインドサッカー体験といった目玉だけでなく、

テントの下では様々な体験を用意していた。

点字でメッセージカードを作ったり点字で名刺を作ることができました。







他にも、目隠して数合わせや

コップに何も入ってないのに揺れる映像に合わせて持つと、

コップの中で小さい玉が揺れている感覚が味わえる体験。



テーブルの上に置かれた真っ黒の表紙の本。



真っ黒の本は中も全て真っ黒。ただ手で触れてみると、点字のように絵が描かれていることが分かる。

イギリスの作家がこの書いた本は、

主人公トーマス君がページに描かれた絵を手の感覚で読み取り、

「緑はレモンアイスのような味。刈りたての草の匂い」

といった様々なイメージから世界の姿を感じ取っていくような本、体験でした。


まっくらりで体験できるものは、

実際に体験すると想像していたものと全然違うものばかりでした。

やってみないと分からない、
五感覚醒プログラムTHEまっくらりはこれからも体験を大事にしていきます。

楽しく体験すること。

まっくらり、次回はまた冬に開催予定となっています。

そして、その前に今年の夏もあの合戦が蔵里で。。。

2016年8月7日、小江戸蔵里にて「第3回川越水かけまつり」開催が決定しました。

そちらもお楽しみに。





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6月3日(金)「わくわくいもの子市」小江戸蔵里
10:30~15:00頃
川越市の障害者自立支援施設による、作業製品の販売・実演などを行います。


6月4日(土)「懐かしかみしばい」小江戸蔵里
12:00~14:00頃
さまざまな紙芝居を行います。こどもから大人までお楽しみ頂けます。
※お客様が 集まり次第、開始致します。


6月5日(日)「狐宵の市」六塚会館
12:00~15:30

http://kawagoe.okitsune.com/event/yoi-06/



6月5日(日)&6月19日(日)「保護犬猫譲渡会」小江戸蔵里
12:00~16:00頃
保護犬や保護猫を家族に迎えませんか?家族を必要としている犬や猫が待ってい ます。


6月6日(月)「うたごえ喫茶」小江戸蔵里八州亭  
15:00~17:00頃
うたごえ喫茶を八州亭にて開催いたします。
前売り券を明治蔵にてお求めの上ご参加ください。(前売り券2,000円)


6月10日(金)「【参加費無料♪】主婦のためのお金と仲良しセミナー@川越」
女性のお金に対する意識を深め、疑問を解消。
より良いライフプランの手助けとなります。
場所:小江戸蔵里「つどい処」ギャラリー
http://www.machikawa.co.jp/access/
西武新宿線本川越駅から徒歩3分
東武東上線川越市駅から徒歩8分
講師:片岡映実(かたおかえみ)さん
定員:20名様
参加費:無料
http://ameblo.jp/b-room2004/entry-12159266593.html


6月11(土)&6月25日(土)「伝統和芸鑑賞会」小江戸蔵里八州亭 
16:00~17:00頃
「趣のあるレストランで、気軽に伝統和芸がお楽しみ頂けます。」
※要事前予約制。 申込みは小江戸川越観光協会まで(電話049-227-8233)


6月12日(日)「彩茶会」市内各所
10:00~15:00
料金:前売2,500円/当日2,800円(切り離して複数名での使用が可能です)
連絡先:あそび 彩茶会/事務局
049-225-2927/090-9157-3887(桑島)
(昨年の様子 http://jxcfj741.wix.com/chaasobi-saichakai


6月12日(日)「世界最高峰オーディオ TAD試聴会」小江戸蔵里八州亭  

2015年11月に続いて二回目の開催です。
パイオニア川越工場で創られている世界最高峰オーディオ「TAD」の試聴会が開催されます。
思い出のCDをぜひ持ってきてください。クラシックでもジャズでもPOPSでも演歌でも、目の前に本人が現れます。
前回は、サザンの「愛しのエリー」で桑田さんが八州亭に現れました。。。
◆日時:2016年6月12日(日)
15:30~17:00 TADの世界観
17:30~19:00 フリー試聴
◆会場:小江戸蔵里 大正蔵八州亭
(川越市新富町1-10-1)
◆料金:1オーダー制(試聴は無料です)
※席数に限りがありますので、
是非ご予約をしてお席の確保をお願いします!
049-228-1785(大正蔵八州亭) 




(「TAD視聴会」開催2015年11月22日小江戸蔵里大正蔵

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12100121641.html


6月18日(土)「川越きものの日」


6月18日(土)~6月19日(日)「小江戸蔵里まつり」
11:00~16:00頃
川越にゆかりのある雑貨やグルメなどをお楽しみ下さい。


6月26日(日)「蔵里ベーゴマ体験」小江戸蔵里
12:00~15:00頃
持ち物不要、初心者・経験者ともに大歓迎のベーゴマ教室です。


2016年7月に開催する予定のイベントがありましたらお知らせください♪


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5月29日川越パンマルシェ、ゲストパン屋さん、

新座市から出店してくださるのが「co-mame bakery(コマメベーカリー)」さんです。

お店は2014年6月オープン。地域の方はもちろんこと、
遠方からもパンを買いに来られる方が多く、パン好きが集まる人気店です。
まるで物語の舞台に迷い込んだかのような可愛らしい店内には、種類豊富なパンがずらり。



なにが突出しているというより、どのパンもまんべんなく人気で、

傾向としてはハード系パンがよく売れるとのこと。あとはサンドイッチなど。
定期的に新商品を作り、新鮮な顔触れを見せるようにもしているco-mame bakeryさん。

co-mame bakeryさんのパンは自家製酵母を使い、
オープン当初から生地に使用している熊本県産の小麦粉は「味が濃いんです」と話し、

他にフランス産、埼玉県産などの国産小麦粉を使い分け、

パンに最適の生地作りを心がけ追究しています。

さらに、co-mame bakeryさんが以前から意識的に取り組んでいるのが、

地域の農産物をパンに採り入れること。
実は、このような話しは、
川越パンマルシェに出店する埼玉県各地のパン屋さんの口から、

本当によく聞く話しでもあるんです。
それだけ意識の高い出店者さんが集まるということなんですが、
この地域だからこその農の恵みを大切にし、
この地域だからできるパンを作って提供する。

co-mame bakeryさんがある新座市は、

見渡せば野菜が豊富に採れる地域で、一年中、

その時の旬の農産物を手に入れることができる。

川越街道を一本道を入って行けば、畑があちこちにある地域だとすぐに分かり、

そして知れば、こだわりを持つ農家さんが多くいる。
co-mame bakeryさんのパンには新座の恵みがたっぷり。
じゃがいも、人参、牛蒡、栗、かぼちゃ、さつま芋、
これからの季節ならなんといっても、とうもろこしや枝豆です。
とうもろこしは、「とうもろこしの形」をした食事パンを作る予定だそう。
他にもフルーツなら、イチゴ、ブドウ、キウイ、ビワ、ブルーベリーも穫れる地域。
農家さんとの繋がりは、親交のあるベーグル屋「輪粉wako」さんから、

地元で頑張っている農家さんを紹介してもらったところもあるそう。
さらに近くに昔からある精肉工場があるので、お肉を仕入れてカレーなどに使っています。

気になる川越パンマルシェ出品パンは、やはり、co-mame bakeryさんらしく、

地域の旬の農産物を使ったパンを出品する予定。
スナップエンドウ、じゃがいも、新タマネギなどが穫れ、野菜を入れたサンドイッチを提供するそう。
他にはお店で人気のカレーパン、
それに食べ歩き用にチュロス、
川越パンマルシェ限定パンとしては、
「新座産ルバーブのパイ」を用意するそうなのでお見逃しなく!
お店のパンがバランスよく出品されると思うので、ぜひ足を運んでみてください。


co-mame bakeryの眞野さんはパン屋を始めた気持ちとして、
「美味しいパンが好きなのと、パンが好きな方は毎日食べるものなので、

お客様の生活の一部になれたらいいなと思いました」
と話していました。
もともと川口にある有名店「デイジイ」で10年間働いていて、
3年目くらいの時には店長になり、以来いくつかのお店で店長を務めていました。

2014年に独立し、co-mame bakeryをオープン。
ちなみにデイジイには、今年川越パンマルシェに出店する、
ブーランジェリーキシモトさんもいたお店です。


今後の展望としては、
「美味しいパンを作る事はもちろんですが、
地元のハンドメイドの作家さんと一緒に、月に一度開催している
『コマメマルシェ』を盛り上げていけたらいいなと思います」。

そうそう、コマメマルシェはco-mame bakery主催のイベントで、
毎回25組ほどの出店者が集まる地域の人気イベントとなっています。
お店の2階ではいろんなワークショップも開催し、
定期的に親子パン作り体験も開いている。

パンのある楽しい暮らしを提案し続けているパン屋さんです。


「co-mame bakery(コマメベーカリー)」
[住所]新座市野火止1-6-2
[電話番号]048-480-5004
[営業時間]8:00~19:00
[定休日]日・祝日



川越パンマルシェ、ゲストパン屋さん、
埼玉県本庄市から出店してくださるのが「ベーカリーズキッチン オハナ」さんです。
本庄市から超人気店が川越にやって来ます!

オハナさんは川越パンマルシェ初出店であり、
その前に、イベントというものに出店するのがこれが初めて。まさに奇蹟の出店が実現します。


お店は上越新幹線本庄早稲田駅近くにあり、2014年5月にオープンしました。
その外観はアメリカのポートランドにあるお店をイメージし、
遠くからでも確認できるほど外の円柱が特長的ですが、
あれはスペイン製の石窯。
駐車場には40台以上停められ、外にはイートインスペースが広く取られていて、

休日はここで過ごすという賑わいがありました。
休日になれば外でホットドッグやスープも販売していて、イベント感を出すことも忘れない。
遠方から来られる方も多く、秩父から、荒川を越えた群馬県からのお客さんも多いのだそう。
店内はブルックリンをイメージしたという雰囲気で、楽しい音楽が流れているのもポイント。

そしてお店は、人出に圧倒される。。。


次から次へとお客さんが途切れず、休日になると1000人以上がやって来るという盛況ぶりです。
お店のスタッフさんは50人以上います。
お店で人気のパンはフォカッチャやデニッシュなどなど。
中でも塩パンは、土日で1200個ほど、朝から最後までずっと作り続けているような状況です。


和牛の牛脂を入れたカレーパンは一日500個売れるそう。

他にも様々な種類のパンが、次から次へと焼き上がっては店内が賑やかになる。


さらにオハナさんの特長として、

「地域の農産物を積極的にパンに採り入れているんです」と話すオハナの久保田さん。
お店では野菜を使った調理パンの種類が豊富で、

アスパラガス、深谷ネギ、トマト、

これからの季節になればズッキーニ、とうもろこしといった地域の野菜を、

サンドイッチという形だけでなく調理パンにして提供しています。

毎月新商品を5品ほど投入し、新鮮さを保つことにも苦心しています。

5月29日のパンマルシェには、惣菜パンや菓子パンなどお店で人気のパンを多数出品するとのことです。厳選したハード系パンに、そして、楽しい試みとしては、

焼きそばパンをその場で焼きそばを挟んで提供するという実演を行います。

オハナの久保田さんは本庄市出身、東京で広告会社をずっと経営していて、
G-SHOCK、バーバリー、DIESELなどのブランドマーケティングのプロデューサーを

25年間やっていました。G-SHOCKの仕事をしていた時にロサンゼルスに在住していた経験が、

その後、今のオハナの建物を作る時イメージの参考になりました。
50代、ビジネスはもうやり尽くしたと実感し、
人生最後の仕事として、幸せになれる気がした!とパン屋を地元に開くことを決意。
パン作りは、神戸屋に20年以上いた職人がオハナにいて支えています。

またオハナとは別に、ガーラ湯沢、上越国際スキー場で、

子供向けスキースクール『スポンジ ボブ スノーキャンプ』も運営しています。


オハナさんで凄いのは、あの人気キャラクター「ミッフィー」の会社とライセンス契約を結び、
ミッフィーの形をした公式ミッフィーパンを日本で唯一作っているところ。

こういうところに、広告で培った仕事、人脈が生きています。
お店では毎月パン教室を開いていて、このミッフィーパンも作っているのだそう。

今後の展望としては、
「お客様の笑顔がでる。スタッフが笑顔で働ける。素敵なベーカリーを目指したい」と話していました。
来年には、オハナの隣の敷地にオハナカフェを開く予定です。

今度の日曜日、この貴重な出店をお楽しみください。

「ベーカリーズキッチン オハナ」

埼玉県本庄市早稲田の杜4-2-30
最寄り駅本庄早稲田駅
電話番号0495-71-9087
営業時間07:00 ~ 19:00
定休日月曜日(月曜が祝日の場合は営業し、翌火曜日休み)



ゲストパン屋さん、今年も所沢から「ブーランジェリーキシモト」さんが蔵里にやって来ます。
今年は会場となる小江戸蔵里のクレアモール側入口に出店、という

ある意味顔的な位置になり、注目を浴びること間違いなしです。

岸本さん本人も気合十分で蔵里にやって来ます。

西武新宿線新所沢駅近くにあるブーランジェリー キシモトさんは、

2013年4月オープンと、まだ比較的新しいお店にもかかわらず、

すでに地域に親しまれている人気店となっています。

店内に入るといろんな種類のパンが豊富に並ぶ光景に、思わず目移りするほど。

昨年来た時も夕方の時間帯で、その時間もひっきりなしにお客様が訪れる様子に驚きましたが、

今年もやっぱり次々にパンを求めて来る方がひっきりなしの様子は変わりません。


昨年と変わった点といえば、不動の一位の座が入れ替わったことでしょう。

それまでお店でずっと人気ナンバーワンだったメロンパンですが、

ちょうど一年ほど前、2015年の川越パンマルシェの後くらいに

カレーパンを根底から全部見直そうと決断し、生地に中のカレーにブラッシュアップした結果、

このカレーパンが今お店の人気ナンバーワンであり、断トツの一位に輝いているのだそう。


常に揚げたてを提供できる体制を整え、この時もこまめに揚げ立てをお店に出しては、

瞬く間になくなっていきました。
川越パンマルシェでももちろんカレーパンを提供予定で、なおかつ、

蔵里で実演販売します。その場で揚げて、揚げたてを来場者に食べてもらう。
「川越パンマルシェではカレーパンを500個用意するつもりです」
毎回チャレンジ精神旺盛なキシモトさん、今年はカレーパンの試みに目が離せません。

他にも川越パンマルシェには、メロンパンはもちろん、サンドイッチ類、ハード系、

種類豊富にまんべんなくお店のパンを出品します。


ブーランジェリーキシモトの岸本さんは、元々はフレンチの料理人を目指していました。

高校の時に企業実習でフレンチのお店に行き、料理に合わせるパンも焼いていたのを見て、

作ってみたいと思いこの世界に入りました。
高校卒業してすぐに埼玉県を代表する川口のパン屋「デイジイ」で働き始め、

パン作りを一から学んでいった。
岸本さんはデイジイで7年働き、

その後横浜の青葉台にある「Bon Vivant(ボンヴィボン)」で2年間修行しました。
デイジイで基礎を学び、ボンヴィボンで応用を学んで独立。

新所沢に自分のお店、ブーランジェリーキシモトをオープンしました。

お店として今後、
「2店舗目を計画中です。所沢でNO1のお店にする」とこれまた気合十分。
その熱意、意気込み、祭りに欠かせないお店です。

「ブーランジェリーキシモト」

埼玉県所沢市緑町1-17-9
8:00~19:00
定休日火曜日
04-2907-7178



ゲストパン屋さん、所沢から出店していただく「麦兵衛」さん。
お店があるのは所沢の小手指駅近く。2009年2月にオープンしました。

平日は近隣の方が普段使いに、土日になると遠方からやって来る方で

お店の雰囲気は変わっていくそう。
お店で年代問わず圧倒的人気を誇っているパンといえば、メロンパン。
それにフランスパンに餡子を包んだあんこ棒や、
クリームチーズやクランベリーが入ったパンも人気です。
生地へのこだわりは並々ならぬものがある麦兵衛さんは、もちろんバケットもお忘れなく。


麦兵衛さんの個性であり、また、強い信念として持っているのが、

地域の農産物を積極的に採り入れるということ。
里芋、ほうれん草、小松菜、さらに今の時季だと筍など、
この時、この地域で採れる旬を意識してパンに使っています。
それも、ちょこっと感じられる、というレベルではなく、
農産物がどんと伝わってくる採り入れ方をして、わくわくが高まる。

農産物への姿勢はオープン当初から変わらないもので、7年間ブレずに深めてきました。
その思いは、この時お店に並んでいた、
「里芋コロッケサンドイッチ」や里芋を生地に練りこんだ「芋の里」というパンから十分伝わってきます。

所沢では街として今里芋を推しているのだそう。
温もりあるPOPにもつい引き込まれます。
アイディア溢れるパンたちは、
「人と同じことをするのが好きじゃない、
一般的なパンよりもマニアックな方向にいきがち」と
麦兵衛の阿部さんが自身のことを話すように、
他では見られないパンが並んでいて、
きっと川越パンマルシェに来られるパン好きさんたちは胸を高鳴らせそう。

5月29日の川越パンマルシェには、普段お店で人気のパンに、
パンマルシェのために抹茶を使ったパンを開発、出品する予定だそう。

麦兵衛さんの生地へのこだわりは、
なぜパン屋という職業を選んだのですか?と訊いた答えからすぐに分かると思います。
「元々ピザ職人だったんですが、
パンを勉強したら、面白さにはまってしまったんです」
旨いピザを焼くために、ひらすら生地作りにこだわり続け、ある時からパンの道へ。
もちろん、パン作りにおいても生地の妥協はせず、

麦兵衛の阿部さんは、エコールキュリネール国立を卒業後、
渡伊し、本場のナポリピッツァの修行に行きました。
そう、この時は完全に「ピザ職人になろう」と決意していたのでした。
帰国後、都内イタリアンレストランの「パルテノペ」で働いたのち、

再びイタリアに渡り、ピザ作りの道をさらに深めていきました。
日本に帰って来て「箱根ベーカリー」でパン作りの楽しさに目覚め、4年働いたのち、
知り合いが茨城に開いたイタリアンレストラン「Amici (アミーチ)」のオープニングを1年手伝っていました。
このお店で阿部さんはピザを担当。
ちなみに今、アミーチは茨城で一、二を争う人気イタリアンレストランになっています。
その後2009年、地元狭山市からほど近くの所沢市に自身のお店「麦兵衛」を構えました。

阿部さんは、「今でもパン職人というよりピザ職人という気持ちがある」と言うくらい、
地域の農産物への思い、ナポリピッツァへの思い、二つをずっと振り下げ続けてきました。
今後の展望を訊いてもやはり、
「地元の食材をもっと使って、パンを作っていきます」と話します。

川越パンマルシェでは、麦兵衛らしさが感じられるパンが並ぶ予定です。


「麦兵衛」
埼玉県所沢市小手指町1-27-16エスパスィオ101
電話番号(04)2902-6455
定休日 日曜日



3年ぶりに蔵里に帰ってきます!
2013年第2回川越パンマルシェに出店してくださり、大きな反響を巻き起こしたのが、
所沢の自家製酵母ぱんと手づくりあんこの店「いちあん」さん。

3年前の出店では、当時代名詞だった移動販売用のリヤカー付き自転車での出店でした。
また、3年前の川越パンマルシェはゲストパン屋さんが2店だったことを思うと、
あれからいちあんさんも川越パンマルシェも随分と変わりました。
いちあんさん、お店があるのは所沢航空記念公園の近く、
以前あった自宅兼工房から移動し、今はゆったりとした店内で、
カフェスペースがあるというお店になっています。

お店の場所と雰囲気が変わり、生地の種類、パンの種類が増えた今でも大人気のあんぱんは、

生地を改良してさらに美味しくなりました。

いちあんの市川さんが、

「もともとお店始めたのは、餡子が美味しいお店を作りたかった」と話すように
人一倍こだわる餡子は今でも人一倍こだわり、丁寧に仕込んでいます。
小豆は、北海道の大粒な大納言。
豆を炊いて水にさらして絞って練り上げて。
丁寧な餡子作りから始まって、

お店の看板商品「つぶあんパン」、「こしあんぱん」は作られています。
さらに、手亡豆(てぼうまめ)から作る白あんも手づくり。

小豆はつぶあんぱんとこしあんぱんの不動の2種類ですが、
そして白あんぱんのバリエーションが豊富なのは以前から変わりません。
この時並んでいた白あんは、狭山茶あんぱん、ヘーゼルナッツあんぱん、ラムレーズンあんぱん、
黒ごまあんぱん、うぐいすあんぱん、くるみあんぱんがありました。

あんぱん以外にも、自家製あんを使った、あんバター、ラムレーズンクリームサンド、もっちりつぶあんぱん、くるみdeあんぱん、所沢のゆるキャラ「トコろん」が刻印されたあんぱんなどがあり、
いちあんの美味しいあんを存分に楽しめます。


あんぱんが知られるいちあんさんですが、
食パン、フランスパン、カンパーニュなどシンプルなパンも人気で、
生地の美味しさが好評で口コミで広がっている。



甘いパンならクリームぱんやメロンぱんも美味しいですよ。
全て自家製酵母パンです。
パン作りは、

「自然を相手にしてるので、思い通りにいかない事ばかりです。
その日によって生地の出来が違うし、同じもの作るのが難しい。。。
ちょっと目を離すと違うものになってしまうし、変化を見逃せません。」
その苦労の底に貫いてあるのは
「家族に食べさせるようにシンプルな味に。
大事な人に大事なものを届けるように作っています。」

手作りはあんこだけでなく、いちあんさんは手作りできるものは手作りするという姿勢で、
カスタードクリーム、ベーコンなど手作りにこだわる。


さらに地域の農産物を大事にしているという市川さんは、
近くで手に入るいい素材をどんどん採り入れたいと言い、
サンドイッチ、カフェのランチプレートなどに地元の食材を使っています。
春キャベツを使った季節の野菜パンも並んでいました。

いちあんの市川さんが、もともとパン屋を始めた思いとして、
「食べものを自らの手で作って売る、という仕事がしたかったこと。
日常食べるものを作りたかったこと。
素材の組み合わせの自由度が高く、理想に近づける可能性を感じたこと。
などの理由からです」と話します。


ホテル・旅館、老舗菓子屋で働いて経験を経て、独学でパン作りを始めた。

お店は2009年3月にオープン。
2015年3月に現在の場所に移転し1年が経ちました。

「カフェも併設したスタイルで始めたこともあって試行錯誤の連続です。
今のお店で品揃えの充実やお店の魅力向上に努めていきたいと考えております」
と話す市川さんでした。


カフェスペースでは、パンと季節の野菜を使ったパンプレートやタルティーヌプレート、
フレッシュサンドプレート、ベーグルプレートなどがあり、連日多くの方で賑わっています。


川越パンマルシェで提供するパンは、やはりあんぱんを中心に。
つぶあんぱん、こしあんぱんに加え、
白あんのバリエーションを揃えて、7種類ほどのあんぱんを出品する予定です。
目玉としては、生産者から直接仕入れているいちごを使ったいちごあんぱん。
食パン、ハード系も持ってきてくれるそうなので、お楽しみに。


「自家製酵母ぱんと手づくりあんこの店 いちあん」 
埼玉県所沢市旭町27-23               
電話番号(04)2941-6862              
定休日 毎週水曜日 



昨年に引き続き、あのハード系パンが蔵里にやって来ます。

川越パンマルシェ、ゲストパン屋さん、
戸田市から出店してくださるのが「panya no takesan!(パンヤノタケサン)」さんです。

panya no takesan!は、2014年8月に戸田市にオープン。もうすぐ二周年を迎えます。
この二年間、味わい深いハード系パンにこだわり続けてきたスタンスは今も変わらず。
お店は常連客が多く、週に何度もというような日常的に通われている方が多い。
地域では、あるいは遠方からもファンがやって来て、
「美味しいハード系パンを置いているお店」として口コミで広がり続けている人気店です。
戸田市では、というか他の地域でも、
ハード系を一番にうりにするお店というのは少ないですが、
その尖った個性で差別化されている。




昨年からの変化としては、ハード系をメインにしつつも、
「クロワッサンやデニッシュ、焼き菓子なども始めたい」と話すpanya no takesan!の竹内さん。


代名詞となっているpanya no takesan!のハード系パンは、
まずなにより「美味しそうだな」と思わせられる見た目を大事にしていて、
さらにそこから綿密に、同時に、多面的に、
「見た目や焼き色、クープの割れ具合はどうか、
断面、焼き上がった時に中に入っているフルーツがどう表に出てくるか」
までも計算しながらパンを作っています。
話しを伺っていると、まるで工芸作品を作るかのような語り口に惹かれていく。
最初から最後まで、パン作りにおける全ての工程に気を使うのは、やはり、
「少しでも気を抜くと理想とする綺麗な焼き上がりにならないんです」と話し、
パンに懸ける思いは深い。どこか求道者のようです。
「もっとこうした方がよかったか?あそこでこうしたらまた違っていたか」など
パンが焼き上がっては自問自答し、改善点を次に活かしてまたその焼き上がりを確認する。
そんな日々が昨年もあったし、あれから一年もずっとそうでした。
panya no takesan!、お店で人気のパンといえば、
昨年から変わらず不動のあんバター、リュスティック生地で食べやすくしてあります。

定番のチョコとオレンジのパンなど、ハード系パンを揃え、
来店したお客様が次々に買っていく光景がありました。

panya no takesan!の竹内さんのハード系パン追究の道のりを遡ると、
今思えば幼少の頃から始まっていたのかもしれません。
「小さい頃に祖母に買って貰ったバゲットが美味しくてパンが好きになり、自分もパン屋になりたいと思い今の仕事をしています」と話します。
ホテルグランパシフィックで6年半勤務、
ユーハイムディーマイスター 3年勤務後、独立を決意。
お店を開くなら自分が本当にやりたいと思うパンを中心に据えたいと思った。
噛み締めるごとに味わいが染み出てくる、見惚れるほどの美しい姿、ハード系パン。
思いを実現できる場所を時間をかけて探していき、
上戸田のこの場所でお店を開こうと思ったのは、
この地域の魅力に惹かれたのが大きかったのだそう。
「この辺りの雰囲気が好きでこの地域で2年くらい場所を探していたんです。戸田公園の周辺には、個性的な個人店が多いんです。お店を出すならこのエリアで」と思っていた。
地域の商店会の結束力も強く、イベント開催も多くて、「この街は面白いです」と話します。

それでも竹内さんは、
お店を構える前はハード系を全面に出すことに不安があったと言いますが、
いざオープンしてみると、想像以上にハード系の反響はよく、
むしろハード系の方が売れる地域であると実感していった。
戸田市は今なお若い層を中心に人口が増え続けていて、
市民平均年齢が40.1歳(2016年1月1日現在)と21年連続で県内一若い街です。

お店の目の前の市役所通りも、ガラス越しに若い家族が通り過ぎていくのをよく見かけました。
「すぐ近くに公園もあるので、お子さん連れの方がお昼にパンを買って公園で食べたりしているんですよ」と話していました。
活気に溢れる街からやって来る人気ハード系パン、
panya no takesan!、川越パンマルシェ2回目の出店をどうぞお楽しみに。


「panya no takesan!」
埼玉県戸田市上戸田2-36-8荻野ビル1F
048-430-7345
定休日:月曜日 他不定休月2日程



2016年5月29日(日)「川越パンマルシェ」
11:00~16:00 11:00販売開始 12:30各パン屋商品追加
小江戸蔵里 川越市新富町1-10-1 川越駅より徒歩15分※雨天決行


(「善太郎」 シンプルな美しさ 二人で作る優しいパン

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11529857570.html


(「パンのかほり」手作り・無添加にこだわったパン屋

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(「bakelike(ベッカライ)0044」霞ヶ関で愛されるパン屋さん

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(「パン工房 クローバー」新河岸の親しみあるパン屋さん

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(「ブーランジェリュネット」川越の新河岸からパン文化を広める

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(「BREADMAN」パンと料理を融合 パンの可能性を広げていく

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(「カフェ&ベーカリー どんなときも」ウェスタ川越 どんなときも美味しいパンを!

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(「クレープ」町のパン屋さん・・・からのめくるめくパンワールド

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(「CAFE ANTI」おからと豆乳の優しいドーナツ 外はサクッ中はモッチリ

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(「野々山養蜂園」川越の絶品蜂蜜の現場へ

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(「UPPER EAST SIDE」川越でホットドッグを味わう

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(「Burger Cafe honohono」川越で手間をかけた本格ハンバーガーを

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(「ぱん工房MaHoRoBa」新狭山駅前のぱん屋さん 地域がまほろばになるまで

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12160840167.html


(「tenori」の優しいものたち♪

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11530927908.html


(「雑貨と花のアトリエ ATELIER RAWA」暮らしを豊かにしてくれるモノと素敵なリース

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11535468416.html



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手作りにこだわること、無添加で作り続けること、
言葉で聞くとすっと通り過ぎてしまうものも、

その現場を知ると、こんなに大変なことはありません。
質の良いものを。

強い信念がないとここまで続けてこれなかった。
川越に、ここまでの気持ちで作るお店があること、
2005年4月にオープンした「パンのかほり」さんです。


お店があるのは・・・非常に伝えにくい場所にあり、

住所から行くのがいいかもしれませんが、川越運動公園の裏側。下老袋の公民館の近くです。




お店の前には駐車スペースがあり、遠方から車で来る人が日々絶えません。

最寄り駅でいうと、駅から距離がありますが、南古谷駅になり、

駅からタクシーでやって来る強者もいるとのこと。

という話しが突飛なことではなく、普通に日々起こっていることがこのお店の真価を語る。

そうなんです、パンのかほりさんのパンを求めて、川越の人はもちろん、

遠方からも毎日のようにパン好きがパンに引き寄せられている。

むしろ地域の人よりも遠くから車でというケースが多いそうで、

国道16号から上江橋を渡って大宮方面から、

お店から道を北に行けば入間大橋があり、荒川を越えれば上尾なので、そちらの方面からも。

なぜ遠方からここまでやって来るのかといったら、今は食にこだわりを持つ人が多く、

パンのかほりのパンは安心して食べられると支持されています。




パンのかほりのパンは全てにおいて手作りというくらい手間をかけています。

中に入れる具材も、自家製カレー、自家製クリーム、自家製餡子、

自家製ジャム、自家製さつま芋の甘露煮、自家製キャラメル、自家製マヨネーズなども手作り。

ベーコンチーズロール、ジューシーウィンナー、

シュガーレーズン、バジルチキン&トマト川越すぃーとぽてとなどのパンが並びます。




菓子パンは、クリーム、メロンパン、麦わらぼうし、自家製つぶあんパンなど。


惣菜パンに菓子パン、いろんなパンが並ぶパンのかほりさんですが、

中でもやはり、パンのかほりと言えば、ハード系パン。

中のレーズンなどの具材がたっぷり入っているのが特長です。

ふらんすパン、チーズふらんす、ブルーベリーふらんす、ミルクキャラメルふらんす、

くるみパン、いちじく・くるみパン、グリーンレーズンくるみパン、

くるみ&クリームチーズ、ショコラふらんすなどなど。

ガチガチに焼き込んでいるものではなく、柔らかめに焼いているので食べやすいです。











お店に並んでいるパンは、オープンから変わらないものが多く、

それだけ確固とした、揺るぎないものであることが伝わってくる。


川越はパンの街と言われるのは、名の知れたお店があるというだけでなく、

やはり、川越各地域に手作りにこだわる個人パン屋さんがあり、

パン食文化の豊かさを指してそう呼ばれていると思います。

思い浮かべてください、川越のパン屋さんというのは、

賑やかな市街地にあるばかりではなく、いやむしろ、

市街地から離れた周辺地域の方に点在し、

その地域になくてはならないものとして溶け込んでいるお店が多い。

川越パンマルシェというイベントに出店しているお店が所在する場所を見れば一目瞭然、

霞ヶ関、新河岸、新宿町、松江町、川越市駅、菓子屋横丁、

市街地から離れ、住宅街の中にひっそりとあるようなお店もあって、

これが川越のパンのリアルなのだと気付く。

そして。

周辺地域といえば、川越の東端である、ここ古谷地区の川越総合運動公園。

このお店の存在は以前からパン好きの人には

「川越パンマルシェには出ないの?」と話題に上がることがあった。

このお店が出ることで、

川越のパンというのは、周辺地域で活気があるという全体をより体現できるようになるはず。

そう、パンのかほりさん、今年川越パンマルシェ初出店を果たすのです。

出店の発表があってからというもの、パンのかほりさんではお客さんに

「川越パンマルシェに出店するんですね」と良く言われるのだそう。

店内に置かれたフライヤーを持ち帰る人の姿も多く見られる。

あるいは川越的あるあるですが、

「パンのかほり」というお店の名前は耳にするけれど遠くて行ったことがない、という話しも、

あのパンが市街地の小江戸蔵里にやって来るという快挙になります。

2016年5月29日(日)「川越パンマルシェ」
11:00~16:00 11:00販売開始 12:30各パン屋商品追加
小江戸蔵里 川越市新富町1-10-1 川越駅より徒歩15分


【川越のパン屋さん】
・善太郎                
・パンのかほり   
・ベッカライ0044            
・パン工房 クローバー
・ブーランジェ リュネット        
・BREADMAN    
・WACCI        
・カフェ&ベーカリー どんなときも
・ベーカリークレープ         
・川越ベーカリー楽楽  
【ゲストのパン屋さん】
・いちあん(所沢)        
・麦兵衛(所沢)
・MAHOROBA(狭山)     
・パン工房ぬっく(所沢)
・ブーランジェリー キシモト(所沢)  
・co-mame bakery(新座)   
・PANYA NO TAKESAN(戸田)
・ベーカリーキッチンズ オハナ(本庄)
【パンの仲間たち】
・CAFE ANTI (おからドーナツ)   
・野々山養蜂園 (天然はちみつ)
・UPPER EAST SIDE (ホットドッグ)  
・BurgerCafe honohono (ハンバーガー) 
【雑貨店】
・tenori     
・ATELIER RAWA
【ワークショップ】
・パンモチーフのクラフトワークショップ 高橋 由紀 ・武田真理恵
・パンがある暮らしのためのワークショップ パンコーディネーター協会
【イベント】
・チャリティ 親子で楽しむ棒パンBBQ


当日は、パンのかほりさんのパンが蔵里にやって来て、

ボランティアスタッフが販売する形になります。

お店の代名詞でもあるハード系パンを出品するとのこと。

ちなみに川越でハード系パンと言うと、みな思い浮かべるのはブーランジェリュネットさんや

あるいはベーカリークレープさんのパンを推す人もいるでしょう。

(「ブーランジェ リュネット」川越の新河岸からパン文化を広める

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11533694915.html


(「ベーカリー クレープ」町のパン屋さん・・・からのめくるめくパンワールド

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12024993701.html

そして、パンのかほりのハード系こそ、と思う人もいる。

ハード系に力を入れている川越のお店が一堂に会するという面でも、今回は夢の競演となる。

忘れてはならないのは、これらのお店がみな周辺地域にあるという事実。

ハード系が人気のお店というと、市街地のおしゃれな雰囲気、をイメージしますが、

川越の場合のこのギャップがまたなんともいい。

街中からこんなに離れた場所にあってハード系が売れるというところにも、

川越のパン文化の高さが分かるよう。


パンのかほりがある川越の北部、古谷地区。

ここにお店があるからこそできること、それは、

地域の旬の農産物をふんだんにパンに採りいれられるということ。

古谷地区というのは、昔から農の地域であり、

田園風景が広がり、野菜を作る農家さんもたくさんいます。

(「かわごえ春の農業まつり」2016年4月29日伊佐沼 農業ふれあいセンター

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12156408696.html

野菜というのも、知れば知るほど奥が深くて、

スーパーなどで手に入るものが野菜の全てと思いがちですが、

そういったお店に並ばない野菜も世の中にたくさんあることへの想像力は大事にしたい。

特に川越はこだわりを持ち、腕のある農家さんが多く、

野菜は自宅直売だけで売れてしまうという方も多い。

という現実が私たちが暮らすすぐ横にある。

そうなるといくらお店に行っても出会うことはないし、食べる機会も永遠にない。

川越にそんな農家がいることを、知らないで終わってしまう。。。

パンのかほりがある古谷地区は昔から農家を続けている人たちが残る地域であり、

農産物作りにかけてはこだわる人たちがたくさんいる。

例えばとうもろこしなら、

パンのかほりの下山田さんのお父さんのお兄さんのとうもろこしはいつも人気で、

直売所・・・に出す前に毎年予約だけで完売になるほど。

そのとうもろこしを使ったパンをお店では作って提供しています。

さつま芋なら、知り合いである川越のさつま芋畑ストリートである中台通りの

金子さんの畑から仕入れて小江戸カレーパンなどにも使っている。

親戚が農家で、農の地域にあるお店だからこそ、農家さんとのネットワークがあり、

誰が、どのようにして作っているか、顔が分かる関係で、

他では手に入らないような農産物をどんどんパンに投入していける強みがあります。

今の時季ならきゅうりやトマト、トマトも美味しく作る農家が近くにいて、

フレッシュトマトとベーコンのピッツァに使うことができる。

農家から直接買っているものが多いのがパンのかほりの特色です。

というか、買うという前に、パンに使うからという理由で自分たちでレタスを作ったりしているくらい。

地域の農産物を積極的に採り入れるという姿勢は、

パン屋さんの中でも主流になってきた意識のようで、

埼玉県各地のパン屋さんで同じ話しを聞きます。

川越で、特にその意識が強いのが、パンのかほりさんかもしれない。

そういうお店だからこそ、

「ピザの上に載っている茄子の味が濃い!美味しい!」というお客さんの声が届いてくる。

茄子も自分たちで作っているもので、それを素揚げし、使っています。


そして、パンのかほりのパン作りのこだわりは、

もちろん素材の吟味へも注がれています。

例えば定番人気の食パンは、コンパウンドではなく頑なによつ葉のバターを使用。

脱脂粉乳ではなく牛乳を、それに蜂蜜を使って焼いています。

他のパンにも、バターが必要ならバターを使う事を譲らず、この話しだけで、

材料に対する思いの強さが伝わってくるよう。


さらに、看板にも書かれているように、無添加。

あえて記載しているここに、パンのかほりの信念、譲れない想いが詰まっていると言えます。

お客さんにも、「無添加というのはどういうことなんですか?」と訊かれることがあると言い、

無添加というのは、酸化防止剤などを不使用ということです。

酸化防止剤を使うと、次の日も生地を使うことができるのでロスが出にくい。

といった添加物の例はほんの一つで、

効率、美味しく見える、といった名の下に

他にもいろいろある食品添加物は一切使用していないということなんです。

ドーナツ生地、菓子パンなどもミックス粉は使用せず、

一つ一つ材料を混ぜ合わせて一から生地を作っている自家配合。

やっぱり材料にこだわって自家配合で作った生地は、

飽きずに毎日でも食べられる味。

飽きない、というところに、安心安全なものなんだと体が教えてくれるよう。

ただ、無添加だから長持ちしない、できればすぐに食べてもらいたい、

しかし、それは裏を返せば生であるということで、生鮮食料品であること。

それを分かっているパンのかほりのお客さんは、必要なものを必要な数だけ買いに来て、

毎日、二日に一度、週に何度か、というペースでお店に通う人がこんなにもいる。


生地作りは、特に製法にパンのかほりのこだわりがあり、

粉の風味を残すためにあまりミキサーをかけず、

低温で発酵を抑え、パンのパンチの回数を増やして生地がつながるようにしている。
パンのパンチ(ガス抜き)は発酵途中の生地の大きな気泡を抜いて
生地の目を細かくする重要な作業です。
また、パンチは生地に刺激を与え、グルテン膜を強くしてパンをふっくらと膨らませます。

ミキサーをかけすぎないというこの製法は、改良に改良を重ねて自身で編み出したもの。

ミキシングし過ぎないというのは、自身が理想とする生地になる一方、

手ごねという大変な手間が必要になります。

そして、生地によって製法を変えているという。

発酵に影響する水のpHも測り、科学的アプローチを追究しています。

パンによる製法の違いは例えば、

リュスティックはほとんどミキサーをかけないで、手で捏ねている。

柔らかくもちもちしたような、まるでおにぎりのようなリュスティックです。


イチジクのハード系パンなら、

ドライのイチジクを一回全部水で戻してから使用している、

これは小さい手間ですが、生地の水分がイチジクに移動しないので、生地が硬くなりにくい。

オレンジピールなど使用するものは下処理してから使うのが基本。



パンのかほりの下山田さんは、まさにこの地、川越の古谷地区に生まれ育ち、

お父さんの実家はこの地で農家をやっています。

中学生くらいの頃には、いずれ食の道に進みたいと秘めて、

東京製菓学校パン本科を卒業後、新宿駅西口、メトロ食堂街にあるレストランと焼き立てパンの店、
「レストラン墨繪(すみのえ)」に就職しました。
学生の頃からいろんなパン屋を巡り、

卒業後自分が働きたいと思えるお店をずっと探し続けていた。

軽井沢の「浅野屋」でバイトしていた経験も大きかった、と今振り返ります。
当時からハード系パンを作りたいという思いは強く、
「こういうパンを作りたい。このお店で働きたい」
純粋に、自分の中のそれだけを指標にして、その先に決めたのが、墨繪だった。
そのパンに惹かれたし、ゆくゆくは自分のお店を開きたいという夢を持っていたので、
ここでの経験が糧になると思った。

今から20年近く前に、ここまでの意識を持つ女性がいたことに驚きます。


そして、下山田さんを受け入れた墨繪もまた、先進的な意識のお店だった。

墨繪は、オーナーである城恭子さんが立ち上げたお店。
今でこそ、レストランで焼き立てのフランスパンを食べ放題で提供するお店は増えましたが、
それを今から30年以上前から始めていた。
「パンのことを考えた」料理のソース作りにも昔から取り組んでいたお店。
城さんは綴る。
『私が40代だったころ、仕事と家事と育児のあいまに、
自宅近くのビストロで過ごすひとときに、大きなやすらぎと活力をいただきました。
男性と若者のためのこんなお店はたくさんあるのに、女性のお店はなぜ少ないのか。
女性も仕事や家事に追われる日常の中で、ホッとくつろげる飲食店が欲しいはず。
おんなの息抜き。
ちょっとグルメ。
楽しいおしゃべり。
また来たいねと思ってもらえる。
“こんな店を造ろう”、これが墨繪の出発でした。
1983年のことです。
新宿西口の駅近く。大河のような人の流れ。
その川辺の小さなくぼみのように、『ホッとするひとときの店』でありたい。』


そのお店で、女性第1号社員として下山田さんは採用された。
当時から手作りパンにこだわっているお店で、
下山田さんはお店で主にハード系パンを作っていた。
その時の経験から、今のパンのかほりでハード系パンが多いという流れがある。

新入社員時代からオーナーには「好きなものをなんでも作って提出して」と言われ、

下山田さんはパンの試作をしてはオーナーに食べてもらい、新しいパンを生み出していった。

チャレンジを応援し、その成果をお店に採り入れてくれるというゆとりがあった墨繪。


墨繪で4年ほど働いたのち、墨繪から繋がったお店、

Pain fermier「穂の香」あざみ野本店に1年半ほどいました。
穂の香のご夫婦とは今でも連絡を取り合っているそう。
その後、故郷である川越の古谷に自身のお店パンのかほりをオープンしました。
パンのかほりで今出している菓子パンなどは、穂の香時代に作っていたものもあり、
墨繪でハード系パン、穂の香で菓子パンなど、と
これまでの経験が今いかんなく発揮されています。


それでもオープン前は、

「こんな田舎にお店を構えて大丈夫だろうか」と心配になったと言いますが、

蓋を開けてみたら、オープン当初から盛況という結果に。

11年前は今よりもっとハード系パンが多かったと言い、

というか「ハード系ばっかりでした」そうで、

月日を経て、種類が増え、変わり、近年菓子パンが並んで今の顔触れになっていきました。


そうそう、以前川越を中心にして、ママ向け講座を主催している

「ママのたからばこ」の吉川さんが「食育講座パン編」を開いた時のエピソードも、

パンのかほりをより感じてもらえるかも。
『パンに色んなものを塗って、新しい発見をしませんか??
体に優しいものなので、小さなお子さんもママにも嬉しい試食♪
少人数ならではのお楽しみ♪バイキング形式♪』という内容で、

当日はパンに塗る安心安全のものを多数用意し、

なぜそれを選んだのか、そしてパンとの組み合わせを実際に親子で楽しむ、

という楽しいイベントとなっていました。


体験だけでなく、ママ向けの座学も大切にしていて、

ママたちに安心安全な川越のパン屋さんとして紹介していたのが、

パンのかほりさんでありブーランジェリュネットさんでした。



パンのかほりさんのパンは、お店以外でも手に入ることは、川越の人なら既にご存知でしょう。

あぐれっしゅ川越ではパンのかほりコーナーが設置されていて、

ここでもいろんな種類のパンが置いてあります。

あぐれっしゅ川越がオープンした時からパンコーナーはあり、

通っている人は知っていると思いますが、以前は店内の奥にコーナーがありました。

それが最近になってレジの近くに移動、さらにスペース拡大されたのは、

あぐれっしゅの中でも特に人気のこのコーナーを、お店のうりにしようという狙いがあったから。

レジ目の前になって、今まで以上に認知され、売れ行きも良いとのこと。


パンコーナーが設置されているのは、あぐれっしゅ川越ともう一つ、

伊佐沼北端にある伊佐沼農産物直売所でもパンのかほりコーナーはあります。





(伊佐沼農産物直売所)

川越運動公園の方には行けないけれど(と言っても上記2店から近いのですが)、

身近な直売所で購入している人は多いでしょう。

また、よくあるパターンとして、直売所で買って美味しさに惹かれ、

実店舗に行ってみようという人たちも多いとのこと。


ここまで、手作りにこだわり、素材にこだわり、製法にこだわるパン屋が川越にあること。

このお店が在って日々パンを提供していることで、

川越のパン食文化は広がっているのかもしれない。


無添加、手作りパン、

この言葉の意味の深さを実感するお店です。


「パンのかほり」
川越市下老袋102-2
アクセス:国道16号線「古谷上」交差点より車で5分
JR埼京線「南古谷」駅から車で10分
TEL&FAX:049 (223) 2179
営業時間:AM 10:00 ~ PM 6:00
定休日:日・水・祝祭日 ※定休日が変わりました。

駐車場 :有(5台)

http://www.kahori.net/


近くのスポット :
川越運動公園(徒歩10分)
笹原町緑地ドッグラン(徒歩10分)
埼玉医科大学総合医療センター〈川越市鴨田〉(徒歩20分)
荒川サイクリングロード、入間サイクリングロード(入間大橋、開平橋より自転車で10-15分)


取扱い店
伊佐沼農産物直売所
住所:埼玉県川越市鴨田922-1
TEL:049-226-3780
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日


あぐれっしゅ川越 JAいるま野 農産物直売所
住所:埼玉県川越市城下町42-5
TEL:049-227-0881
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日





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2015年11月、秋から冬へ、寒さが増すごとに色が濃くなり、

黄色や赤色に色づいた木々の葉が林に彩りを与えていたあの日。

ただただ見上げ、ただただ過ごし、林の優しさに抱擁された、あの日。

ここに居ればいつだって悠久の時間を実感できた。

 

 

 

 

(栗原造園「森のおうちのマーケット あきからふゆのもり2015」

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12099432692.html

 

林は、季節ごとの姿を毎回必ず見せてくれますが、

いや、「季節ごと」になんてざっくりとした表現をしたらもったいない、

本当は林は日々その姿を変えていく機微に思いを馳せたい。

ゆっくりと確実に、日々衣を替えていく自然。

そして長年見ていれば、今年の紅葉と昨年の紅葉は、

また少し違う様相なのだということにも気付くようにもなり、

秋は紅葉、と言うのも正確に捉えれば、その年によって全く違う紅葉なのだ、とこの林が教えてくれた。

昨年の色合い、今年の色合い、自然の采配はいつも気まぐれでやきもきさせられ、

だからこそその瞬間のありがたみを教えてくれる。

この林は特に表情に富んでいて、年によって大きく変わるので、

『その時の様子はその時だけのものであり、もう二度と見られない』

余計に今の大切さを噛み締めたくなる。

雑貨や美味しいもの、音楽を共有し、賑わったあの秋の一日が過ぎれば、

また林には静かな時間が戻って、まさに人知れず、林は林で、変化し続けていった。

寒さが厳しくなっていって木々は色付いた葉を落とし、

これから本格的な冬を迎えるための身支度を済ませていきました。

 

年が明けた2016年1月。

すっかり枝だけになった木々が、寒さに震えながら、それでも凛として立つ姿がありました。

(2016年1月栗原造園の林)

例年、1月といえば、南大塚が活気づく月です。

栗原造園の林を過ぎ、大田街道を真っすぐ進むと16号線に出る。

ちょうど交差点に位置する西福寺では、南大塚の伝統行事「南大塚餅つき踊り」が

まさにこの日2016年1月10日に開催されていました。

杵を振り上げるその搗き手の中にいたのは、栗原さん三世代。

南大塚に根付く林の人は、南大塚で大昔から続く伝統行事を支えている人でもあります。

 

 

 

(2016年1月10日「南大塚餅つき踊り」前編 西福寺~菅原神社

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11748610711.html

1月、

冬の寒さを耐え忍び、林はまた芽吹きの季節を迎えました。

寒さが緩むのに合わせて、木々たちは冬眠から覚めたようにざわざわし出し、

あの枝がこんな生命力を宿していたなんて、と圧倒され、

枝だけだった木々に若い葉が産毛のように生えだしていった。

それこそ一日ごとに枝が緑色に染まって、実のところ、

その時季の猛スピードともいえる劇的な展開が一年で一番好き。

命が一斉に誕生する、春のダイナミックさに目を見張り、

ほんの三か月で、林はまったく違う姿を見せ始めました。

(2016年4月栗原造園の林)

この日、4月16日栗原造園で行われた初めての試みが、
写真家内野知樹さんによる「写真と和紙で作品制作」ワークショップでした。
これは、栗原造園の木や草や自然の写真を撮り、それを和紙に印刷し、
木の板に貼る・・・「写真×和紙のワークショップ」というもの。

 

 

 

被写体である自然も、木も、和紙も、植物づくしの作品が出来上がる。
初めての試みのワークショップに至ったのは、

栗原さんが内野さんの個展「樹を巡る」でそのコンセプトに感銘を受け、お願いしたことから。
同じ樹でも人それぞれに見方が違ったり、
写真画像だけでは伝わらない和紙の風合いが優しく、
また印刷しただけより板に貼ることで一層味わいのあるものになりました。
この作品は、5月15日のオープンガーデンでも展示される予定となっていて、
どんな展示になるのか楽しみにしていた。
今年もオープンガーデンが開催される。5月15日という日程が発表され、
林の入口にも案内板が立てられて、お知らせしていました。

 

そして今、2016年5月です。

2015年11月の森のおうちのマーケット あきからふゆのもりから半年、

林は春の衣替えを済ませ、また来場者を迎える姿を作り上げました。

見れば、やはり今年の春の装いも昨年と違っていて、今年だけのものと分かる。。。

2016年5月15日(日)西武新宿線南大塚駅近くにある栗原造園さんで行われたのが、

「栗原造園オーブンガーデン」。10:00~16:00

 

 

 

 

 

新緑が眩しい今の季節の林は、川越にこんな素敵な場所があったのかと、

足を踏み入れた人みんなが引き込まれる。
林は主張し過ぎず、自然感溢れていながら、実は計算され尽くされていて、

川越の造園会社として新しい感性の提案をしているのが栗原さん。

この林は不思議な力を持っていて、植物たちも伸び伸びと生育していく自由さがある。

計算、というのは、人が過ごしやすい環境作りであり、

植物たちが過ごしやすい環境作りでもあります。

植物たちの奔放さは、一つの例を挙げるなら、ロータスブリムストーンを見れば伝わるかも。

上の写真のものがよく見かけるロータスブリムストーンですが、

栗原さんのところの土だと・・・こんなに育ちます・・・

同じ種類とは思えないですね。。。

実はこのように、ここだとなんでこんな育つの!?という植物があちこちにあって、

その不思議さにいつも驚くばかり。

植物が本来持っている生命力、それを引き出す植物にとってのストレスフリーの環境作り、

庭造りを知り尽くしているからこその自然です。


今回のオープンガーデンでも、この林に合うような出店者ばかりがずらり。
 *花・雑貨*
 「d’ici’peu(ディシプー)」
 *飲食*
 「パン・Boulanger Lunettes(ブーランジェ リュネット)」
 「菓子・La nature(ナチュール)」
 「おべんとう・tobibako(とびばこ)」
 「コーヒー・tango(タンゴ)」
 「紅茶・紅茶の時間」
 そして、
 『3.11ガーデンチャリティーブース
 という出店が林の中に点在していました。
 どういうお店が出るのか、どのくらいの数出るのか、
 イベントというと、どうしても出店内容に目がいきがちですが、
 いや、しかし、あくまで主役は林。
 出店数を絞っているのもそのためで、

なによりこの林を感じてもらいたい、林を散策してもらいつつ、

ふと美味しいものと出逢った、くらいの出店にしていて、

その意図に気づく人は気づいてくれるはず。
 栗原さんの意図に気づくとこのオープンガーデンの楽しみ方は変わり、さらに深いものとなっていきます。
 椅子に腰掛け、木々を見上げ、風を感じて、過ごせばいい。

そして傍らにある美味しい食事やおやつが時間を豊かにしてくれる、

そういうイベントなんです。

オープンガーデン定番のブーランジェリュネットさんは、

朝から買い求める人で長蛇の列。

丁寧に作られてハード系パンは、いつもこの林にフィットして溶け込んでいる。

林があのパンを呼び、パンが林を求めた、かのような関係です。

 

 

 

(「ブーランジェ リュネット」川越の新河岸からパン文化を広める

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11533694915.html

 

 「紅茶・紅茶の時間」さんもオープンガーデンお馴染みの人。

 

 

 

林を進んでいくと、建物の前で出逢うのが、花のd'ici peu(ディシプー)さん。

栗原造園では毎月花のアレンジ教室を開いています。

 

 

 

 

 

(「d'ici peu(ディシプー)」ここにしかない空間とここでしか出会えない花へ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11566121588.html

 

ディシプーさんから建物に沿って曲がっていくと、出会ったテント、

 「おべんとう・tobibako」さんが出店していました。

いつも丁寧な仕事のtobibakoさん、

この日はとびきり手間をかけたお弁当を用意していました。

一品一品の手仕事が深い。。。

 

 

 

 

(「tobibako」日々変わる。想像力を楽しむ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11935719225.html

 

tobibakoさんから見える開放的な庭の風景、

そこにはコーヒーTangoさんや菓子・La natureさんの出店にも出会えました。

林に溶け込み、林の魅力を引き出しながら在る、という雰囲気を出せる出店者さんたち。

 

 

 

 

 

春のオープンガーデンは、食べ物屋さんが多く、

雑貨が多い秋とは違う雰囲気ですが、今回唯一の雑貨出店だったのが・・・

毎年秋の「森のおうちのマーケット あきからふゆのもり」の雑貨出店をまとめている

メイアンズガーデンさんが特別出店していました。

食べ物だけでなく、やはり雑貨もこの林に馴染むものが引き寄せられ、

自然な形でそこに在りました。

 

 

そうそう、あの作品はどうなったでしょう。

建物室内の壁面には、

4月16日に行われた「写真と和紙で作品制作」ワークショップの作品が展示されていました。

 

 

 

・・・と、ここでお知らせが。

春と秋に開催されてきた、栗原造園さんの林に 出店が並ぶこのようなイベントは

今回にて一旦お休みとなります。

しかし、もちろんこれからも林はここに在り続けるし、

毎週木曜日はオープンガーデンの日になるのは変わらない。

その日は出店などはありませんが、林を純粋に感じることができるという点ではむしろいい。


思い返せば、この林には多くのものをもらってきました。

まだ「林」になる前の状態から見ていて、

木々が生長していく様子に合わせるように

川越Farmer’s Marketという運動のアイディアが育まれた林で、

一番は、たくさんの人とも繫がりました。

出店者&スタッフは栗原さんのイベントの延長のようで、

オープンガーデンが形を変えて市街地で川越Farmer’s Marketになっていると言ってもいいくらい。

最後のオープンガーデンイベントに出店していた、

d’ici’peuさんやブーランジェ リュネットさん、
tobibakoさん、tangoさんは川越Farmer’s Marketやウェスタ川越で開催している小江戸川越農産物と食のまつりの出店者でもあり、林との縁から繋がっていった。

改めて実感する、自然の中で育まれたものは強い。

これからもふらっと散策やお喋りしに行くと思うし、

川越Farmer’s Marketの打ち合わせに使う時もある。
ここに来れば、原点に戻れる。大事なものを取り戻させてくれる林です。

 

5月の瑞々しい緑の林は、これからさらに深く濃くなっていくでしょう。

林は常に変化し続ける。やがてまた、あの紅葉の時も必ずやって来る。

その時だけの姿を見せながら、林はこれからもここに、在り続けます。

 

 

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