思い出す、
我が家がマイホームを購入することになった時のこと。
夫の両親は、世の中のマイホームを購入する人たちはみんな宝くじが当たったんだと思い込んでいた人たちで、
実際、夫の実家は何度も土地が売れて大金が入ったので家を建て替えたくらいなので、
我が家が夫の収入だけで家を買うことがとても想像できなかったのだと思う。
そんなワケで、夫が居る前で義父が私に説教を始めたことがあった。
「近くに店がいっぱいあるからって、何でも買いに行って簡単に買ってきたもので(食事)済ませていたらお金がいくらあっても足りないんだぞ」
とか、色々と・・・
それを聞いていた夫が、
「はぁ?誰に向かってそんな口聞いとるんや?」
とブチ切れた。
「今までのこっぴー見てたらそんなことせんのはわかるやろが?
うちのばぁさん(義母)と一緒にするな!」
夫にしてみたら、
お金を使いたい放題で生きてきて、
自分の嫁(義母)の浪費に何も言えなかった義父が、
私に向かってえらそうなことを言っていることに我慢ならなかったのだろう。
夫は、おとなしく一見穏やかにみられるのだけど、
実はすぐにカッとなるし居丈高でね、
そんなところは義母によく似ている。
夫は私を庇ったつもりなのだろうけど、
私は内心、
「自分の嫁(義母)には言えなかったことを、
私には言いたかったんだろうから
気が済むまで言わせとけ!」ってな感じだったんだけどね。
結婚して十数年は、私を悪者にしてでもその陰に自分が隠れられればそれでいいと言っていた夫も、
ようやく、嫁を庇わないと自分の居場所がなくなると、
夫なりの計算ができるようになったのかもね、
それもズレてるけど(笑)
私は自分が言われてイヤだったことは人にも言わないようにと思って居るけれど、
どうやら、今は夫がおじいちゃんに説教しているようです。
子育てのことや、家計のやりくりも、
まるで夫自身がやってきたようにえらそーに
ちょっと気の毒なおじいちゃんです。