PC88用ゲーム プラズマライン (テクノソフト)
PC88用ゲーム スターフリート/B (テクノソフト)
スターフリート/B の発売から2年後の1984年
(おそらく)日本初の3Dポリゴンゲームとして発売されたのが
今回紹介する「プラズマライン PLAZMA LINE / テクノソフト」です。
このようなメッセージが表示後、
New 3.Dimension のメッセージと共に
隕石が遠くへ向かって飛んでいきます。
PLAZMA LINE のタイトル文字が表示されると・・・
ゲームにも登場する宇宙船が画面の奥から向かって飛んできます。
スコアランキングの画面ではバックで隕石が回転を繰り返します。
今の時代からすると
「その程度の表示がどうしたの?」と思うレベルかもしれませんが、
30年ほど前にクロック数4Mhzの8ビットCPUのパソコンで
このような表現をゲームで実現した事は衝撃的なことでした。
ちなみに今でも憶えているのが、
当時TBSテレビで放送されていた音楽番組「ザ・ベストテン」で
TOM CAT が「ふられ気分でRock'n Roll」を歌っているバックに
プラズマラインのゲーム映像が使われたことです。
(もう憶えている人は殆どいないかな?)
ゲーム内容は各星系の宇宙船によるレースゲームです。
プレイヤーは太陽系チームの宇宙船を操作して優勝を目指します。
ゲームスタート!
これがゲーム画面です。
このように3Dでグリグリ動きます。
同じソフトをX1版も所有しておりX1版の方がスピードが速いですが、
実はこのゲーム、マニュアルには載っていませんが、
隠しアイテムとしてスピードアップアイテムもあります。
このアイテムを装備した場合、PC88版でも結構なスピードが出ます。
(X1版だとこのアイテムを装備すると移動が速すぎる気がします)
隠しアイテムは他にもあります。
(どんなアイテムがあったのかは忘れちゃいました)
X1版のマニュアルが取り出しやすい場所にありましたので紹介します。
こちらがプラズマラインのマニュアルです。
(各機種共通マニュアルなのでPC88版も同じマニュアルだと思います。)
ご覧の通りかなり分厚いです。
最終ページは40ページ。
(こんなに分厚いマニュアルだったのか・・・記憶から消えていました。)
キャラクター紹介
画面説明
「プラズマラインはリアルタイムゲームだけではなく
RPGの要素を含んでいます。そのため当ユーザーズマニュアルでは
ゲームの細かい所の説明までは行っておりません。
色々な困難に遭遇するかもしれませんが、根性で突破してください。」
このようにマニュアルには載っていない隠しアイテムも色々とあります。
当時としてはここまで技術力が高く作り込まれたゲームは他にはないと
言っても過言ではない作品です。
ある程度ゲームに慣れてくると「ゲームバランスも考えられているな」と
感じる部分もあります。
また、当時のゲームは1-2枚の紙だけのマニュアルが一般的で、
40ページもある冊子マニュアルは非常に珍しいものでした。
ゲームやマニュアルあらゆる部分において、
拘って作られた作品であることが伺えます。
ちなみにPC-8801mk2SR以降の機種では
PC-8801と同じV1Sモード以外に V1H , V2 モードがありますが、
V1Hモードでも動作します。
V1HモードはX1版と同じくらいのスピードです。
また、V2モードの場合、一応動作はしますが
このように画面の色がおかしくなります。
(先までプレイしていないのでちゃんと動作するのかも分かりません)
V2モードはV1Hモードより速いスピードです。
ちゃんとプレイせずゲームスピード等の紹介ばかりですみません。
でもね、このゲームが当時どれ程飛び抜けた作品だったのかが
伝わったかと思います。
ちなみにプラズマラインは数多くの機種(パソコン)に移植された為、
長期にわたりログインのソフト売上ランキングに
ランクインしていたことを今でも憶えています。
END