【速報】ドイツ公安当局、10年以上前にネオナチの動向を把握 | Hidy der Grosseのブログ

【速報】ドイツ公安当局、10年以上前にネオナチの動向を把握

ドイツの3大ニュース雑誌の1つ『Der Spiegel』の記事(ドイツ時刻2011.12.31.配信)Untergetauchte Neonazis - Verfassungsschutz war detalliert über Zwickauer Zelle informiert 地下に潜伏したネオナチ - 憲法擁護庁はツヴィッカオ細胞ツヴィッカウグループについて詳細に情報を得ていた」

http://www.spiegel.de/panorama/justiz/0,1518,806365,00.html

の要旨を紹介します。 リクエストがあれば全文を翻訳しますが、しばらく仕事が立て込むので、松の内が過ぎてからになりそうです。

 

以下、記事の要旨。

 

○ 連邦憲法擁護庁の公式の秘密調査報告書をSPIEGEL誌がスクープ。

 

○ 遅くとも1999年までには、憲法擁護庁は、このネオナチ3人組がChemnitzケムニッツに潜伏しているという足取りをつかんでいた。 (9件の外国人連続殺人は20002006年。)

 

○ 20014月に、Vマン(スパイ・情報提供者)Tino Brandtティノ ブラントは連邦擁護庁に、NPD国民民主党、国家民主党のRalf Wohllebenラルフ ヴォールレーベンが潜伏者たちへの寄付を拒否し、その際に理由として「既に十分にSachsen/Aktionenザクセン・アクションを行ったのであるから」と述べている、ということを報告しており、この時点でWohllebenが この地下組織の犯罪履歴について情報を得ていたのだ、という前提を調査官は持っていた。

 

○ 後にNPDの青年組織「Junge Nationaldemokraten 青年国民民主主義者・青年国家民主主義者」の州副委員長(副代表)となるCarsten S. カーステン S.1999年に3人組との連絡役を務めていたこと、そして非合法生活を支援するためにSachsenへ送金を行ったことも、秘密報告書に記されている。

 

記事の要旨は以上。

 

ちなみに、2007年の女性警察官殺害について、私の以前の記事 http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11086354352.html では当該警察官を意図的に狙った犯行であったという捜査当局の見解を紹介しましたが、その後の捜査の進展により、現在では武器を奪うことが目的で、標的は誰でもよかったという見方となっています。

 

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1 この事件に関する記事の一覧

http://blog.hangame.co.jp/P096546547/article/37006890/

 

2 世論調査「DeutschlandTrend」12月度結果

「国家は右翼をあまりにも野放しにしている」81%、「警察や憲法擁護庁は右目が盲目である=右翼の活動を黙認している58%

http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-11115252700.html

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