ドイツ世論調査DeutschlandTrend、最新(2011年12月度)の結果
ドイツの公共放送ARDが行っている月例世論調査Deutschland Trend(ドイツの傾向)の最新結果(2011.12.23.発表)。
http://www.tagesschau.de/multimedia/bilder/deutschlandtrend1424.html
12月24日追記 お詫びと訂正： ↑こちらは、12月1日発表の結果。 23日発表のURLは↓こちらです。
http://www.tagesschau.de/multimedia/bilder/crbilderstrecke304.html
このブログ記事で翻訳紹介したのは、1日発表の結果です。 政党支持率は、1日発表の数値と23日発表の数値とで、大差ありません。
個々の政治家に対する評価、論文登用で辞任に追い込まれたKarl-Theodor zu Guttenberg カール-テオドール ツグッテンベルク元防衛大臣の政界復帰に対する見方、ロシア観などは省略して、抜粋をお送りします。 全部訳してほしいというリクエストがあれば、コメントにどうぞ。 ただし、本業が忙しくなるので、要望があっても、それに応えられるのは年明けになるかも。
政党について： CDUキリスト教民主同盟、CSUキリスト教社会同盟(ともに保守)。FDP自由民主党(経済リベラル)。NPD国民民主党、あるいは国家民主党(ネオナチによる移民連続殺害テロとも関係のある極右政党)。
では、以下、12月度Deutschland Trendの抜粋翻訳です。 (数値の単位はすべて％)
今度の日曜に投票があったら、投票先は…
( )内は前月比。
全ドイツ
CDU/CSU 35 (1)
SPD 30 (-1)
FDP 3 (-1)
左翼党 7 (1)
緑の党 16 (1)
海賊党 6 (-1)
西
CDU/CSU 36 (2)
SPD 30 (-2)
FDP 3 (-1)
左翼党 4 (0)
緑の党 18 (2)
海賊党 6 (-1)
その他 3 (0)
東
CDU/CSU 30(-1)
SPD 28 (2)
FDP 2 (0)
左翼党 20 (3)
緑の党 10 (-1)
海賊党 7 (-1)
その他 3 (-2)
極右問題について
NPDは禁止されるべきか？
はい 74
いいえ 20
極右連続殺人： 解明作業はどうであるか？
非常に良好である 2
良好である 31
あまり良好でない 30
悪い 21
極右の嫌疑がある者に関して連邦ワイドのデータが蓄積されるべきである。
そのとおりだと思う 83
そのとおりだとは思わない 16
国家は極右主義者をあまりにもしばしば自由にさせている。
そのとおりだと思う 81
そのとおりだとは思わない 17
諸官庁による移民の扱いは概ね公正である。
そのとおりだと思う 76
そのとおりだとは思わない 17
連邦は憲法擁護庁の吏員すべてに責任を持つべきだ。
そのとおりだと思う 65
そのとおりだとは思わない 29
極右主義者たちが国家を変容させるかもしれないという懸念を持っている。
そのとおりだと思う 61
そのとおりだとは思わない 39
警察や憲法擁護庁は右翼に目をつぶっている。
そのとおりだと思う 58
そのとおりだとは思わない 38
ユーロ・債務危機について
機器の最悪の局面はまだ先である。
そのとおりだと思う 84
そのとおりだとは思わない 12
政府は先の見通しを失っている。
そのとおりだと思う 58
そのとおりだとは思わない 39
自分個人について言うと、危機の影響を受けていない。
そのとおりだと思う 55
そのとおりだとは思わない 44
集権的なEU財政管理の導入に
賛成 80
反対 18
危機を収束させるという信頼を政府に抱いている。
そのとおりだと思う 54
そのとおりだとは思わない 44
自分の将来の経済事情に不安がある。
そのとおりだと思う 53
そのとおりだとは思わない 46
Merkelメルケルは危機に対して適切かつ決然と対処している。
そのとおりだと思う 50
そのとおりだとは思わない 45
国民(州民)投票について
一般的に言って、もっとしばしば州民投票が行われるべきである。
そのとおりだと思う 74
そのとおりだとは思わない 26
どのようなテーマについて州民投票が有意義か？
有意義だ 有意義でない
建設・交通プロジェクト 70 28
EU・ユーロ問題 51 47
税法・社会福祉関連法 49 49
調査内容の抜粋翻訳は以上。
たとえば、「連邦は憲法擁護庁の吏員すべてに責任を持つべきだ」という質問について、「何を言っているんだ」と疑問に思う人もいるでしょう。こういう質問がなされる背景には、ドイツが連邦国家であって、日本の都道府県に比べて州の独立性が高いという事情があります。 ほかにも解説を加えたほうが良いところがいくつかありますが、今日はとりあえずここまで。
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2011年6月
http://blog.hangame.co.jp/P096546547/article/35430095/
または
http://ameblo.jp/konrad-nachtigall/entry-10919903743.html
2011年11月